【スライドブラッシュアップ20】「女性活躍に向けた経済産業省の取組」説明スライド2
「スライド洗練30日間チャレンジ」19日目は、経済産業省の「女性活躍に向けた経済産業省の取組」から「3.取締役会における多様性の確保に向けて」のスライドをブラッシュアップしてみました。
元スライド
ブラッシュアップ後
主な修正内容とその意図
今回はメッセージの「取締役会が「監督機能」「意思決定機能」を発揮するためには、構成員のジェンダーや国際性の面を含む多様性を確保することが重要。」と「取締役・監査役の選定にあたっては、社外からの登用、社内からの登用の双方について、取締役会内での役割を戦略的に考え、企業戦略に沿って人選を行うことが重要」を軸にブラッシュアップしました。
内容の追加・変更
メッセージの上にある「基本的な考え方」という言葉をタイトルへ移動しました
メッセージ部分が長すぎるため、メッセージ1つ目を削除しました(スライド下の「参考」に含まれている内容のため)
「外部人材(弁護士等)」を「専門家(弁護士等)」と記載を変更しました(「外部人材=社外の人材」と受け取れてしまい、他社の人材との区別がわかりにくいため)
レイアウト
図解のレイアウトを調整しました(後述の「図(グラフ含む)」参照)
色
他の資料と同じく、経済産業省の濃い青をアクセントカラーとして採用し、他の系統の色はなくしました
アクセントカラーは取締役会と、取締役会へ入ってくる矢印の強調に使用しました
図(グラフ含む)・イラスト・写真
今回最も変更した部分です
この図解は横に「社内/社外からの登用(社外はさらに他社/専門家へ分割)」、縦に「取締役会/執行層(ただし専門家はこの区分外)という切り口で整理できます
元スライドも一応見出しはありますが、場所などがわかりにくかったため表のような形で縦横に整理しました。また「自社」「他社」「専門家」の言葉を「社内/社外からの登用」の下に移動しました
また「専門家(元の記載は「外部人材」)」が「取締役会/執行層」の区分から外れているのを表現するため、「取締役会と執行層を中カッコ(})から色面へ変更しました(元のレイアウトだと「外部人材(弁護士等)」も「取締役会」のグループに見えてしまう)
取締役会、人材プールなどの要素の大きさを統一しました
今回は図を中心としたブラッシュアップを行いました。
資料作成における図解で最も重要なことは「メッセージを表現する」ことです。言い換えればメッセージを軸にすることで、自然と図解の構造や強調部分は決まってきます。
今回は「取締役会の多様性」「取締役を社内外から登用する」が主なキーワードだったので、それを構造に反映し、また色や矢印の太さなどでそれを強調しています。
また、「専門家」の位置づけの表現や各要素のサイズを工夫し、ノイズ(読み手の気を散らせるもの)を極力減らしました。
資料のコンテンツ部分はしばしば情報量が多いため、それをすべて図解にしようとするとかなりの労力がかかりますし、また出来上がったものもやや「ぼんやり」としたものになりがちです。
メッセージを幹として図解を作成し、それ以外の部分は枝葉として簡潔にしてみましょう。そうすることでわかりやすい図解がスムーズに作成できますので、ぜひ意識してみてくださいね。
山田スライド工房では、スライド資料のブラッシュアップサービスを行っています。
「価値ある内容だからこそ、すっきり受け手に届けたい」という方はぜひご相談ください。
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●スライドの出所
経済産業省「女性活躍に向けた経済産業省の取組」
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