【図解問題集3(解答編)・図解1479~1483】上戸に餅(もち)下戸に酒
お題を使って図解を描く練習をする「図解問題集」の第3回、解答編です(今回は試験的に分割投稿しています)。
お題編はこちら。まだお題編を読んでいない方はまずそちらをさっと読んで、「自分ならどう図解するかな?」と考えてからこのnoteを読むとより楽しめますので、ぜひご覧ください!(ヒントもあります)
お題(再掲)
私の図解例
私の図解例です。
このことわざのポイントを「あげる相手(欲しい物)×あげる物のミスマッチによるありがた迷惑」ととらえ、横軸に「あげる相手(欲しい物)」、縦軸に「あげるもの」をとったマトリックス型の構図で表現しました。
ことわざの内容、説明文部分の意味ともにバランスよく入れ込むことができたので、これを解答例として採用しました。
他の表現例として、以下のベン図、表、交換の3パターンも検討しました。
抽象度を高め、「欲しいもの」と「あげたもの」という2つの円を使ったベン図で表現したもの。
「欲しいものとあげたもののミスマッチ」という点では、マトリックス型よりこちらの方がむしろわかりやすい面もあります。
ただ、元のことわざの「上戸に餅下戸に酒」という部分が図解からは直接読み取れず、タイトルや説明文部分との行き来をしながらの多少の読み解きが必要になるため次点としました
横に「上戸と下戸」という人、縦に「欲しいもの、もらったもの、気持ち」という要素を並べ、表の形で整理したもの。
文字だけだと無味乾燥になりがちですが、最後の「気持ち」を「ありがた迷惑」でそろえ、さらにアイコンを追加することでメッセージを強調しました。
これも理解するのに順番に見ていく必要があるため次点としましたが、情報量の割に全体にスッキリまとまったので割と気に入っています。
「あげたもの」と「気持ち」を交換型の構図で表現したもの。1枚目だと上戸からも下戸からも「ありがた迷惑」としか思われていません。
ただ、ここに「相手を知り、それに合わせたものをあげる」という要素を加えた2枚目では、上戸からも下戸からも感謝されるようになりました(この2つは2枚で1組の図解です)。
ことわざの内容を一部超えている変化球の内容なので次点としましたが、これはこれで意味のある図解にまとめられたと思っています。
以上、私の図解例でした。
いつも書いている通り図解に「唯一の正解」はないので、私の図解もあくまで一例としてとらえてくださいね。
ご参加いただいた方の図解
今回のお題を
がそれぞれの切り口で図解してくださいました。ありがとうございます!
一覧しやすいように図解のみ引用させていただきましたが、ぜひリンク先の作成背景や意図なども読んでくださいね!(ご参加いただいた方も、ぜひ他の方の図解も見てみてください!)
ためさん
りあこさん
おわりに
今回の図解問題集、いかがでしたか?
今回はややマイナーなことわざだったのもあり、少し難しかったかもしれませんね。
この問題集は、様々な表現の検討をしたりタイトルと説明文をどこまで図解に入れ込むかなど、私自身にとってもいい頭の体操になっています。
まずは10問を目標にこれからも続けていきたいと思っていますので、これからもおつきあい頂ければ幸いです。
今回もお読みいただきありがとうございました。
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