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【スライドブラッシュアップ28】「第1回新事業創出WG」説明スライド3

「スライド洗練30日間チャレンジ」24日目は、経済産業省の「第1回新事業創出WG」から「1. サービス品質確保の仕組みづくり」のスライドをブラッシュアップしてみました。

このシリーズはあくまでブラッシュアップの題材として国の資料を取り上げており、内容や表現をおとしめる意図はありません。また、資料の内容が古いものもありますので、あくまでブラッシュアップイメージの参考としてご覧ください



元スライド


ブラッシュアップ後


主な修正内容とその意図

今回はメッセージを参考に「業界自主ガイドラインによるサービス品質確保効果と自主ガイドライン等の具体例」を軸にブラッシュアップしました。

  • 内容の追加・変更

    • 左の図解部分に「業界自主ガイドラインの策定による品質確保」という見出しを追加しました

    • 「サービスの利用者」という要素はサービス利用者も品質を提供しているように見え、また選定の線もややわかりにくいため削除しました

    • その代わりに「低品質な事業者はサービス利用者に選ばれなくなる」という吹き出しを追加しました

    • 「ヘルスケア事業者」は「事業者」へ変更し、意味合いを注釈へ移動しました(スペースの都合)

実際の制作時は全体の流れや意図などのすり合わせを行った上で内容の追加・変更を決定します

  • レイアウト、図(グラフ含む)・イラスト・写真

    • 「自主ガイドライン策定の例」を見出しへ変更しました

    • 「最低限確保すべき品質」の文章を1行にして点線上へ配置しました(文字配置がまぎらわしく、一見すると2軸マップに見えてしまう)

    • スライド右上の「「あり方」を元に業界で~」という囲みを左下へ移動しました

    • 他の資料と同じく、経済産業省の濃い青をアクセントカラーとして採用し、他の系統の色はなくしました

    • 「サービス品質確保」がメインテーマのスライドのため、最低限確保すべき品質」にアクセントカラーを使いました


今回は内容変更と図を中心としたブラッシュアップを行いました。

このブラッシュアップシリーズでは原則として内容はあまり手を加えないのですが、今回は珍しく図の部分を中心に多めの内容変更を行いました。

元スライドの図解は一見すると「ヘルスケア事業者(高品質側)とサービスの利用者(低品質側)という対立(両極の)構造」があるように見えますが、よく見るとサービスの利用者は「ユーザーとしてサービスを選ぶ」という意味合いで配置されています。

この図解の趣旨は「最低限確保すべき品質を下回った事業者はサービス利用者に選ばれなくなる」なので、「サービス利用者」という図解の要素は実は必須ではありません。

そこで、ブラッシュアップ後では低品質の事業者に点線で囲うことで「なくなる」を視覚的に表現し、「低品質な利用者はサービス利用者に選ばれなくなる」と吹き出しで意味を補足しました。

図解は便利な半面、要素が配置してあるとそれだけで「それっぽく」見えてしまうという副作用もあります。

理想的には他の人に見てもらうことですが、それが難しいときも数時間後~翌日に見返すと自分で違和感に気づけることもあります。

様々な工夫をしながら、より良い図解とスライドを作っていきましょう。


山田スライド工房では、スライド資料のブラッシュアップサービスを行っています。
「価値ある内容だからこそ、すっきり受け手に届けたい」という方はぜひご相談ください。


スライド洗練30日間チャレンジで投稿したnoteは下のマガジンにまとめています。興味がある方はこちらもぜひご覧ください。


●スライドの出所
第1回新事業創出WG 事務局説明資料


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