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【スライドブラッシュアップ30】「観光戦略実行推進タスクフォース(第12回)」説明スライド

「スライド洗練30日間チャレンジ」30日目(最終回)は、経済産業省の「観光戦略実行推進タスクフォース(第12回)」から「訪日外国人に対する観光資源情報の提供の充実① | 観光予報プラットフォーム」のスライドをブラッシュアップしてみました。

このシリーズはあくまでブラッシュアップの題材として国の資料を取り上げており、内容や表現をおとしめる意図はありません。また、資料の内容が古いものもありますので、あくまでブラッシュアップイメージの参考としてご覧ください



元スライド


ブラッシュアップ後


主な修正内容とその意図

今回はメッセージの「全国各地(市区町村単位)の宿泊予約・実績データや、宿泊客の属性(国籍や性別等)を視覚的に提供するなど、「宿泊」と「観光情報」に特化したデータプラットフォーム。」を軸に観光予報プラットフォームの全体像がわかりやすいようにブラッシュアップしました。

  • 内容の追加・変更

    • 「宿泊・観光データ」「観光予報プラットフォーム」「利用者」の見出しを追加し、情報のかたまりが大きく3つあることがひと目でわかるようにしました

実際の制作時は全体の流れや意図などのすり合わせを行った上で内容の追加・変更を決定します

  • レイアウト

    • 宿泊や観光情報関係のデータを左から上へ移動し、全体のレイアウトを「上→下」へ視線が動く形へ変更しました

    • 他の資料と同じく、経済産業省の濃い青をアクセントカラーとして採用し、他の系統の色はなくしました

    • 詳細情報の部分は主役である「観光予報プラットフォーム」のかたまりだけ塗りつぶしにし、他は線のみにして主役に視線誘導しました

  • 図(グラフ含む)・イラスト・写真

    • 図解を重なりを表現する「ベン図型」から独立した重要な要素を表現する「サテライト型」へ変更しました

厳密には「宿泊予報」と「宿泊実績」の2つは関係がありますが、今回は「宿泊予報・宿泊実績・地域情報を包括的に扱っている」というニュアンスを優先してサテライト型にしました(ベン図型を活かすなら、3つの要素の重なり部分を色付けしてそこに「観光予報プラットフォーム」という文字を入れるのがいいでしょう)



今回はレイアウト、色、図など総合的なブラッシュアップを行いました。

スライド全体の構造として、視線の流れは「上→下」か「左→右」へ流れるのが望ましいですが、今回のスライドでは「左と下から右上へ集まる」という変則的な形になっていたため、「上と下から中央へ集まる」形へ変更して自然な視線の流れに近づけました。

また濃い塗りつぶしの見出しを追加することで情報のかたまりが大きく3つあることがひと目で分かるようにし、その上でスライドのメインテーマである「観光予報プラットフォーム」部分を中心に色を使い、主役を目立たせました。

また、ベン図は使い勝手の良い図解ですが、基本的には「重なった部分の希少性」のニュアンスが強くなります。

メッセージから、今回は「宿泊予報・宿泊実績・地域情報を包括的に扱っている」という「扱いの広さ」を前面に出したほうがよいと判断し、サテライト型に変更しました。

メッセージを軸に、レイアウトや図解、色などを工夫することで、より価値の届くスライドにすることができました。


5/29から行ってきた「スライド洗練30日間チャレンジ」ですが、本日が最終日となります。

諸事情で投稿できなかった日があり「連続投稿」は逃しましたが、スキや閲覧で応援頂いたおかげで無事30日分を完走することができました。本当にありがとうございました。

今回の企画では様々なスライドをブラッシュアップした作業量と解説での言語化を通して、資料作成のスピードと質の両面でさらなるスキルアップができたと感じています。

ブラッシュアップしたスライドを見て興味を持った方は、ぜひ下のサービス紹介ページからご相談下さい。

スライドブラッシュアップの投稿はこれからは不定期で続けていこうと思います。ご覧いただきありがとうございました!


スライド洗練30日間チャレンジで投稿したnoteは下のマガジンにまとめています。興味がある方はバックナンバーもぜひご覧ください。


●スライドの出所
観光戦略実行推進タスクフォース(第12回)

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