写真_2019-02-14_20_11_48

【hint.309】それが積み重なることで

 昨日は、その前日が織り込みずみの夜更かしだった上に、朝も早くから外出する予定を組んでいたので、つぶやきを活用させてもらったのでした。


 「らいキチカフェ|読書会」の第3弾の4回目となった、おととい。

 今回、活用させてもらっている平野啓一郎さんのこちらの本の、第4章を、一部割愛しつつ、参加者全員で読み進めていきました。


 月一回のペースでこれまでに3回、この本を通じて「分人」という概念に触れてきており、その復習の意図も込めて、最初にこんな質問を投げかけてみました。

「これまでのところで、印象に残っているところはどこですか?それはなぜだと思いますか?」

「第3弾の読書会、これまで参加してみて、なにか日常に変化はありましたか?」


 するとこのような回答が各々から返ってきました。

「分人という考え方を知って、勇気づけられた」
→ 自分にOKが出しやすくなった。他者とのコミュニケーションを振り返る時の言葉や考えが身についた。

「楽になった」
→ 今の自分にとって大事ではない分人で悩まなくなった。俯瞰して自分を見れるようになった。

「自分を責めすぎなくなった」
→ なにかやっちゃっても、必ずしも自分ひとりのせいではないと考えられるようになったから。「大切にしたい分人は何?」という視点が身についた(自分自身に問いかける言葉ができた)。


 このような感想や意見をいただけたことで、僕自身、この本を使った読書会をやって本当によかったなと、嬉しくなりました。

 そしてまた、ファシリテートをするためにこの本をあらためて何度も読みなおすことができるのも、ありがたいことだなぁと。


 今回の第4章には、僕がこの本でいちばん好きな箇所が入っていて、皆さんはどんな反応をされるのかなぁ・・・と楽しみにしていたのですが、結果として、じんわ〜りと響いた方が多かったようでした。

「こういう表現の仕方、言葉のつかい方をこれまで知らなかったからできなかったけど、確かにこういうことある!かゆいところに手が届く感じ!なるほど〜、こういうふうに言えばいいのか」と、そんな声が聞かれる箇所がたくさんあったように思います。


 目の前で起こっていることをうまく言葉にすることができると、その出来事をより深く味わうことにも繋がります。

 そしてそれが積み重なることで、今よりもまた少し、幸せを感じられるようになるのではないかと思います。


 来月は、第3弾の最終回。

 また、楽しみたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?