
介護保険のリハビリ系事業所として生き残るために考えていること
介護保険でリハビリテーションサービスを提供している事業所としては
訪問リハビリテーション事業所
訪問看護ステーション
通所リハビリ
通所介護
老人保健施設
ってところかな。
現在はフリーランスで非常勤掛け持ちで働いていますが、今のメインは訪問看護ステーションでのお仕事。
過去には老人保健施設で7年ほど働いた経験もあります。老健では入所も通所も関わっていました。
そんな地域リハビリテーションにどっぷりとはまっている、大阪の作業療法士が今後10年くらい先までのことを考えながら、リハビリ系の事業所として生き抜いていくにはどうすればいいのかってことを、考えてみました。個人レベルではなくて事業所レベルのことね。
1991年に作業療法士になったので、臨床経験としては25年くらいかな。
1月と2月に、セラピスト個人として生き残っていくために必要な事としてこんなことを書いています。
上記のnoteには個人的にすべきことと、「事業所のウリを作った方がいいよ」みたいなことを書いています。
もう1つセラピスト全般に向けて2018年の同時改定向けに書いたnoteがこれ。
上記の記事では、情報をしっかり読み取ることとか、病院にいても退院後のリハビリのことを知る努力のこととかを書いていました。
今回のnoteでは、個人的に何かをすべきかということではなくて、もう少し事業所的視点っていうのかな、事業所全体として生き残るためにすべきことを考えてみました。
10年後のイメージ
10年後っていうと真っ先に思い浮かぶのは2025年問題に突入しているってこと。
そうして、2018年の同時改定どころか、その先にある同時改定も終わっているってことですよね。
診療報酬によるリハビリテーションの枠組みも、介護報酬によるリハビリテーションの枠組みも大きく変わっているだろうと感じています。
僕の予測としては、
診療報酬によるリハビリテーションは
入院期間が短縮される、提供するマンツーマンのリハビリテーションも4単位~6単位程度になる。
外来リハビリは廃止され退院後のリハビリテーションは介護保険に完全移行する。
介護報酬によるリハビリテーションは
訪問看護ステーションからのリハビリは縮小される。
訪問リハビリは病院・診療所・老健からの訪問が中心となる。
老人保健施設は地域のリハビリ拠点としての役割がさらに拡大される。
通所リハと通所介護は統合される。通所でのリハ専門職の役割は縮小される。(リハは加算方式になる)
こんな風な展開を予想しています。