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大雑把にわかるミックス,マスタリング用語解説

Mixには普段聞かない用語がたくさん出てきます。
辞書的な解説は避けニュアンス重視で解説しています。

ミキシング

個々の音源やトラックが明瞭に聴こえ、相互に干渉せずに調和することです。ミキシングとマスタリングは行ったり来たりを繰り返します。

マスタリング

音楽をさまざまな再生環境で最適な音質で聴かせることです。
スピーカーやヘッドホンで音の鳴り方が違うということは避けたいことです。

リファレンス(参考曲)

ミックスの参考とする楽曲です。歌ってみた。の場合は原曲に相当します。ボカロ曲の場合はその限りではないことが多いようです。
あくまで参考でありリファレンスに近づくことが目的ではありません。

音圧

音の力強さ、迫力です。
一般的に、音圧が高いと音は大きく、音圧が低いと音は小さくなります。
音量を上げれば音圧が単純に上がるというわけではありません。

周波数帯域

一般的な音楽の周波数帯域は、約20 Hzから20,000 Hz(または20 kHz)までの範囲とされています。これは人間の聴力範囲に合わせたものであり、低い周波数の音は低音域として感じられ、高い周波数の音は高音域として感じられます。

イコライザー(EQ)

イコライザーは、音声信号の周波数特性を変化させる機能を持つ音響機器です。イコライザーを使用することで、音楽や音声の特定の周波数帯域を強調したり、減衰させたりすることができます。イコライザーは、音声の明瞭性や臨場感を調整するために使用されます

低域、中域、高域(周波数帯域の分類名)

例として、低い周波数の音は「低域」と呼ばれます。
低域を大きくすると「ずんずん」とした音が強調されます。
ミキシングでは㏈だけでなく帯域ごとに音を管理し調整する作業があります。

ピッチ補正

ピッチ補正は、音声や楽曲のピッチ(音の高さ)を調整するプロセスです。通常、ピッチ補正は録音やパフォーマンスの際に生じた音程のズレや調子の不正確さを修正するために行われます。

ピッチ補正は、音楽制作や音声処理において非常に役立つツールですが、注意が必要です。過度にピッチを補正すると、自然な表現や演奏のニュアンスが失われることがあります。そのため、適切なバランスを保つためには、補正の程度やタイミングを慎重に調整する必要があります。

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