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No.015〜No.027

4月から自身のHPArtStickerで発表・販売をはじめた、ドローイングシリーズ『I don’t need anything, but I want to go there』
5月に制作した、13点の新作 No.015〜No.027 を公開しました。
本作品『I don’t need anything, but I want to go there』はタイトルにあるように「何もいらないからここに行きたい」という一心で描き出すドローイングシリーズ。
(詳しいコンセプトはこちらのnoteをどうぞ)

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今回はSMサイズから6号サイズまで、大小5種類ありますが、いずれもスクエアのパネル。
個人的には、長方形よりもスクエアの方が、描いている最中に絵の構図や天地を固定しにくく、絵がのびていきたい方へと、その時の流れにまかせて描いていきやすいので、このシリーズには向いているように感じる。
わりと早い段階で絵の天地が決まることもあれば、完成の直前までパネルをくるくるまわし、最後のさいごにぴしっと決まることも。

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描いていておもしろいのが、絵に表れてくる景色が変化していくこと。
「何もいらないからここに行きたい」真っ白な画面の前で願うことはいつも同じはずなのに、“ここ”の景色が移り変わっていく。
描き出されたもの自体は、それぞれ違う形や動きをしているけれど、どれもやはり同じ空間の中の景色に思える。いったい“ここ”はどこなんだろう…

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うまく言葉で表現できないけれど、これらのドローイングは、カメラのシャッターをきる感覚に近い。
画面を前にするとこの世界にいける。その行った瞬間に、目の前にあるものを写しとる。いや、それだと写真というより写生に近いのかな。
とにかくそこにその瞬間あるものを、ただただ描き出している。

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画材は、パネルに目が細かい紙をはり、白い下地材を二度塗りしてヤスリをかけた画面に描くことで、表面が滑らかな質感になり、グラデーションがきれいに出てくれる。黒と白のチャコールのみで描いているが、チャコールのノリも良くなった。
このシリーズを始める前にいろいろと紙や下地材や画材を試して、今はこのやり方が定着しているが、またいろいろ試していきたいです。

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写真じゃ質感までなかなか伝わらないので、本当は生で観てもらえる機会があれば…と考えてもいますが、今しばらくは引き続きオンラインでの発表になるかと。また展示など決まりましたら告知します。

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また最近は、zoomを活用した生配信番組『アダムとイブ』にて、長野県大町で知り合ったアーティストたちと共に「オンライン芸術祭」を企画し、新作ドローイングの制作のようすをライブ配信したりしています。
『アダムとイブ』はあらゆる人が参加し、毎日22:00〜22:40に何かしら実験的な放送がされています、、!(くわしくはこちら)そのコンテンツの一つとして「オンライン芸術祭」もさせていただきました。

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↓「オンライン芸術祭」で描いているようす。絵に没頭していました。笑

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そして今週土曜日6月6日にも開催予定!また新作つくるのでぜひご覧ください。

ZOOMチャンネル【アダムとイブ】参加リンクはこちら

https://us04web.zoom.us/j/3105724071?pwd=QStPZkFhUzBnRGVORzJ0NEU5aTA0QT09

※このリンクで毎日視聴できます。22時前に繋いで待機していただくと、放送が開始すると自動的に繋がります。
※スマホの種類によっては、パスワードの入力が必要です。 8zFVPq を入力してください。
※キャリアの古いスマホでは、事前に無料のZOOMアプリをダウンロードする必要があります。
※ZOOMチャンネルは、設定で顔出し(ビデオ機能)や音声(マイク機能)をOFFにして、視聴のみの参加も可能です。また、設定で名前を変更したり背景のみを合成する機能もあるので、プライバシーを守って参加することも可能です。

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