精子の凍結について
精子の凍結。
これ、スタッフ側からすると、う~んと思う背景と、
是非やりましょう。と思う背景の二種類あります。
前向きになるのはがん治療などの将来のため。
これは本当にお手伝いさせていただきたいし、時々がん治療当日に凍結希望の方がいらっしゃり、緊張と不安で出せず、結局凍結をあきらめてがん治療に向かうって方もいるので、もし余裕があるなら早めに凍結しにクリニックに来ていただきたいなと思います。
ちょっとう~んと思ってしまう背景は旦那さんが消極的で、奥さんの当日射精したくないとかで凍結してくって人がごくたまに見受けられます。
いや、それは勘弁してよって思います。
仕事で忙しいかもしれないけど、採卵当日、クリニックに来なくても、朝早く起きて、自宅で射精したものをクリニックに持ってくるという方法もあります。
凍結技術も上がっているとはいえ、凍結自体に影響がないわけではありません。
もう少し協力的になってよて思います。
あとはAIHを希望で凍結しておく人もたまにいらっしゃいますが、AIHの妊娠率ってすごく低いんです。
うちのクリニックでも全年齢合わせて5~6%ほど、35以下などの条件を絞ってやっと10%を超える程度。
そこに凍結精子を使ってとなるとより低い妊娠率になってしまします。
正直な話、顕微授精であれば我々がいい精子を頑張って見つけます。
しかしAIHになるとそうはいきません。
なので、世の中の不妊治療に臨んでいる旦那さん、採卵当日、AIH当日にはぜひとも時間を作ってほしいです。
我々スタッフを助けるという意味でも…お願いします。
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