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【東京都】高校授業料無償化など

こんにちは!
ワーママ会計士のyamaです。
新年度も始まり、子供たちも進級しました✨

今日は、将来の家計に影響しそうな高等学校無償化についてまとめてみました!


① 無償化の対象

結論、都内在住者なら誰でも。

授業料無償化の政策は大きく2つあります。
1、国の無償化政策(就学支援金制度)
2、東京都の無償化政策(私立高校授業料軽減助成事業)

東京都の無償化は、昨年末ニュースになりましたが、今年度から世帯所得制限が撤廃です。このため、都内に住所を有している方は誰でも受けられます。都外の学校に通っていても、住所が都内であれば対象です

なお、気をつけたいのは無償化の対象は「授業料」であるところ。
多くの学校が徴収している施設設備費や教材費、さらに学校によっては出てくる寄付金は対象外です。とはいえ、学納金に占める授業料の割合は大きいので、やはり家計へのインパクトは相当だと思います。

②無償化の金額

結論、所得によって補助に差なし。

東京都私学財団HPより、助成額は下の図の通りです。
所得が多いほど助成額が多く見えますが、BやCの方は国の就学支援金制度で補助される額がありますので、国と都を合計すると所得で補助額に差は出ません。

都内在住の方は、通学される学校の授業料を上限に皆さん年間484,000円の助成です。

なお、私立中学に通われる方は授業料の無償化はありませんが、所得制限なしで皆さん年間10万円の助成が受けられます(私立中学校等授業料軽減助成金事業)

ちなみに、余談。
所得制限の話になると、それは年収で言うといくらなの?という話がよく出てきます。
税務を生業としている立場から申し上げれば、

所得☓☓円って年収で言うといくらですか?という質問は、
体重☓☓キロって身長で言うと何センチ?って言う質問と同じ。
個人差あるので、分かりませーーん!笑

③ あなたが通う学校の経営状況は?

ここからは少し会計士っぽい話題。
お子さんが通う学校の経営状況、ご存知ですか?

関心ある方には、朗報です✨
令和7年4月に私立学校法が改正されます。これまでは学校法人全体の財務情報は一部で公開されていましたが、学校ごとの財務情報は公開されていませんでした。

これが、令和7年4月の私立学校法改正で変わります💡
令和8年3月期からはセグメント情報として、学校ごとの財務情報が公開されるようになります。


以上、新年度になって気になっていた高校無償化についてまとめてみました✨
誰かのお役に立ちますように☺️

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