山と道場にいる憧れの人
公園にいる
久しぶりに、天気と私の気持ちが一致して、裏山にお散歩に出かけました。
公園には様々な人がいます。
素敵なアウトドアのウエアに身を包んだダンディなおじさまは手を後ろに組んで優雅に歩いています。
上品な犬のお散歩の奥様はシュッとした外国の犬に何やら言ってます。聞き耳をたてると、「そんなに急いで行かなくても行くってば、だからもう少し落ち着いてちょうだい」。
クスッと笑ってしまいます。
ヘルメットをかぶった小さな女の子は枯れ木の枝で地面に夢中で何か書いてます。横でお母さんが優しい笑顔で黙って見守っています。
山にいる
今日は、ゴジュウカラの鳴き声がよく聞こえました。
写真に入ってくれたのはヤマガラくんですが。
サントリーの愛鳥活動のサイトへのリンクを貼りました。鳴き声が聴けるのでお気に入りのページです。
そして、息を切らして登っていくと、大先輩たちがゆっくりと登っているのに出逢います。片手や両手にストックを握って、腰が曲がっている人もいます。
「若い人は元気ねー」
(山に行くと若い人と呼んでもらえます。)
「それに比べて私なんかがっかりしちゃう…」
(いえいえ、私は久しぶりに外に出たのです。寒いだの曇りだのと家から出られないでいるのに、平地ではなくあえて登ってくることを日課にしている貴女のような方を尊敬し、そうなりたいのです。)
知らない人に、そんなこと言って気持ち悪がられても嫌なので、「いえいえ、息は上がってしまって…」などと、どうでもいい返事しかできない自分にこそがっかりです。
お世辞なんかじゃなくて、そうなりたい、尊敬していますってすれ違いざまに短い言葉で表現するのにはなんて言ったらいいのでしょうか。
久しぶりに山に行って思い出しました。
私の尊敬する憧れの人は山にいます。
道場にいる
尊敬する人は、山ばかりではなく道場にもいます。
股関節が痛いって言ってるのに、治すには四股が良いだの、スクワットのやり方が悪いだのと、どれみてやるからやってみろと近寄ってきて許してくれません。
諸先輩方は元気です。
尊敬してます。
ですから、痛たいときは「来ないで…」って心の中で叫ぶことをお許しください。
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