NAIST受験記2022①<対策編>
本記事は、NAIST博士前期課程2022年度春学期入学・第1回目入試の受験記その1です。
当記事は実際にやった受験対策についてまとめました。
その②<受験当日編>はこちら↓
忙しい人向け
・対策:3月研究室選び、4月+5月下旬小論文、6月マセマと過去問2週
・試験内容:数学は大幅に易化、面接は小論文の内容についてが主
・結果:数学0完、面接つまりまくりで謎の合格(謎)
受験時のスペック
・デザインが好きでポスター作ったり名刺作ったりしていた
・機械工学科なので情報関連の知識はゼロ
・CHI研究に興味あり
・英語も数学もべつに得意ではない
・プログラミングはライントレースロボットのコード組んだくらい
あれ、なんで受かったんだろう...?
やったこと
・研究室に2週間インターン
・小論文を本気で書く
・英語は対策なし
・数学はマセマと過去問を2週
・面接は友達と模擬面接を数回
これ以外はほとんどしていません。
・研究室に2週間インターン
これは本当にやってよかったです。
研究室にインターンするといってもピンと来ないかもしれませんが、要するに仮配属的なものをさせてもらえます。
オフラインで参加すると宿泊施設やら生活費やらが支給されるそうですが、私の場合はコロナのせいでオンライン参加でした。残念。
インターン期間中は論文読んでまとめたり、アイデアソン(実装なしのハッカソンみたいなもの)に参加したり、面白そうな研究で使われているシステムを実装しようとしたりしていました。
インターン開始すぐに先輩や先生との面談もあり、たくさんコミュニケーションをとることもできます。
かなりしんどかったですが、非常に濃い2週間でした。おすすめです。
・小論文を本気で書く
これまでまとまった文章を書いた経験がなかったので苦労しました。
特に新規性と需要のあるアイデアを考えるのがつらかった...
アイデアさえ出てくればすんなりかけると思います。
1.サーベイ
ろくに知識がなかったので、最初の1か月はひたすら論文を読み漁っていました。
英語論文を大量に読み込む経験がなかったのでしんどかったですが、DeepL様のお力を賜りつつ、なんとか1日2本くらいのペースで読んでいました。
面白そうな研究は、
1. おもしろそうな学会に目星をつける
2. その学会が出している研究紹介の動画をYoutubeで一気見し、気になった研究をメモ
3. 気になった研究の関連研究をチェック
というフローで見つけていました。
数は、ざっくりななめ読みしたものが約90本、頭から最後までしっかり読み込んでまとめまでやったのが約30本といった感じです。
論文のサーベイをするにあたっては、落合先生のフォーマットを参考にしました。
読んだ論文はNotionを使って概要をまとめていました。
Notionで読んだ論文をまとめておくと、タグで管理できるのでカテゴリ別、発表年別、学会別などでソートできるので便利です。
自作のNotionテンプレを貼っておきますので、ご自由にお使いください。
そんなこんなで小論文のアイデアを絞り出して骨子にするまで1か月強かかりました。
2.本文執筆
骨子ができてからは2週間ほどで第一稿が完成しました。
図にやたらとこだわったので時間がかかりましたが、本文は1週間もかからず完成しました。
本文はOverleafをつかってTeXで書きました。ダブルカラム(二段組)です。適当に落ちていたテンプレを改造して使いました。
第一稿が上がったら、友人や研究室の先輩や教授に送り、大量のFBをもらいました。(本当にありがとうございました)
そこから1週間で第二稿を完成させ、さらに1週間で4回ほど推敲して提出しました。大変だった...
参考になるかは不明ですが、実際に提出した小論文はTwitterでDMをいただければお送りします。お気軽に連絡ください。
Twitterリンクはこちら↓
・英語は対策なし
英語はTOEIC IP Onlineが使えたのでそのスコアを提出しました。760程度だったと思います。
・数学はマセマと過去問を2週
マセマ
NAISTの指定教科書を購入してぱらぱら見ましたが、問題の答えがちょくちょくなかったり、和訳の問題か本文が読みにくかったのでマセマでひたすら演習する方式に切り替えました。
当然ながら、参考書は図書館で借りました。
マセマの解析は逆関数多いですが、そこまでやらなくていいと思います。高校の範囲がしっかりできれば問題なさそう。
過去問
ネットでひたすら過去問を漁って解きました。
このほかにも、公開されている問題はたくさんありますので、探してみてください。
今年出題された問題は<試験当日編>に記載しています。
結論から言うと、試験問題が超絶易化したため過去問レベルの問題は出ませんでした()
・面接は友達と模擬面接を数回
想定される質問集を作り、お互いに質問しあって練習しました。
本番で聞かれたことの8割はカバーできていたと思います。
想定質問集も公開しておくので、ご自由にどうぞ。
気心の知れた友人同士だと緊張感がないため、教授などにお願いをして面接練習に付き合ってもらうといいと思います。
おわりに
NAIST受験に際して実際にやった受験勉強をまとめました。改めてみると当たり前のことしかしてないですね。当たり前のことをすれば受かるNAISTは最高です。
特に力を入れてほしいのは、小論文と面接です。配点が最も大きいので、ここでこけると普通に落ちます。
自分は試験本番で盛大にやらかしましたが、小論文に救われました。小論文はいくらでも時間かけられるので、しっかり書くことをおすすめします。
なにか質問等ございましたら、noteのコメントやTwitterのDMなどでお気軽にご連絡ください。
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