NAIST受験記2022②<試験当日編>
本記事は、NAIST博士前期課程2022年度春学期入学・第1回目入試の受験記その2です。
当記事は受験当日の流れと実際の試問内容についてまとめました。
その1<対策編>はこちら↓
忙しい人向け
・対策:3月研究室選び、4月+5月下旬小論文、6月マセマと過去問2週
・試験内容:数学は大幅に易化、面接は小論文の内容についてが主
・結果:数学0完、面接つまりまくりで謎の合格(謎)
はじめに
私の志望は情報科学領域です。
なお、本年度は試験はオンラインで実施されたため、コロナが終息した未来では参考にならない部分が多分にあると思われます。ご注意を。
受付
試験はWebexで行われました。
試験当日、Webexに入室すると受験番号と名前を確認されたあと志望研究室を第5志望(?)くらいまで聞かれました。事前に配られていた研究室のコード表を見ながらたどたどしく受け答えし、その後受験上の注意がさらっと説明されます。緊張していたのであまり覚えていません。
その後、15分ほど待機時間があり、数学の口頭試問に移ります。
数学
数学の口頭試問では、画面共有を通じて問題を見せられ、その場で解き方を説明します。
制限時間は解析と線形代数の2問で10分。
難しそうですが、問題の難易度はたいして高くありません。
解き方を説明する際にマーカーとスケッチブックを用意するように言われていましたが、恐ろしくやりにくかったので壁掛けのホワイトボードを使いました。
実際に出題された問題はこんな感じです。
線形代数
ある行列Aのうち、1つの行がv=(1,0,-1)であるとき、Aの零空間にvが含まれないことを証明せよ。
解析
y=tanxのx=π/6における接線の方程式を求めよ。
線形代数は「零空間」というワードにピンとこなくてしばらく立ち尽くしていましたが、KerAのことかな?とあたりをつけて解きました。
解析はパニくって
「tan(π/6)がでてこない....?え、まじ?」
状態になって、完答できませんでした。(!?)
この時は本気で落ちたと思いました.....
面接
面接では、小論文と志望理由がメインの質問でした。
・NAISTを志望する理由は?
・〇〇研究室を志望する理由は?
・小論文の内容について簡単に説明して?
・新規性はなに?
・精度を上げるにはどうしたらいいと思う?
・プログラムはどれくらいできる?何行くらいのコード書いたことある?
だいたい自作の想定質問集にあった質問でしたが、てんぱってうまく答えられませんでした。もうちょい面接練習しておくんだった...
想定質問集はNotionで公開しているので、参考にしてみてください。
おわりに
試験が終わったあとは、絶望でした。絶対落ちた...という無力感に支配されて、受験終わりに食べたステーキは味がしませんでした。
しかし、ふたを開けてみると合格。いまだに謎です。
合格通知が来てようやく実感が出てきましたが、おそらくギリギリだったはずです。
みなさんはぜひ余裕の合格を果たしてください!応援しています!
なにか質問等ございましたら、noteのコメントやTwitterのDMなどでお気軽にご連絡ください。
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