見出し画像

ジェットコースターには飛び乗らない / 小学校の入学式はさてどうなる? / 放課後500円以内の楽しみを追求しよう~「東京黄昏買い食い部」を読む

【週刊ヤマサキシュンスケもくじ】
※購読は月ぎめだと1号当たり50円と超お得です

【ロシュツ】今週のメディア掲載情報

3/9 日本経済新聞電子版 Life is MONEY
目指せ「豊かな人生」 今こそお金について考えよう 人生の問題=お金の問題
3/27 Yahoo!ニュース個人
終末の過ごし方、もとい週末の自宅での楽しい過ごし方をインドア派FPが7つ考えてみた
3/18 ハピママ*
知ってた?「お金の問題」LINEで解決術【節約・貯蓄…お得で便利】

(無料)【ケイザイ】ジェットコースターには飛び乗らない

ここしばらくの株価の動きはなかなか激しい。最高値から大きく落ちたのもそうだが、過去トップクラスの大きな下げで終わる日があればその次の日は過去トップクラスの上げ相場となって終わったりする。

大きく下げて、もっと下がると思えば上がる。大きく上がったのでこれで下げ相場は終わりだと思うと次の日は下がる。連日続伸にはなかなかならない(ただし続落はあるけれど)。

チャートを見てみると分かるが、上に下にとまさにジェットコースター相場だ。私より10年以上長く投資の世界にいるベテランでさえ「見たことがない相場」と口をそろえる。

でも私は日中の株価の動きはほとんど気にしていない。普通の会社員は日中の株価の動きなんて気にしなくてもいいし、正直いって朝夕のニュースでも適当に追って気にしすぎないことをおすすめする。

よく「落ちているナイフをつかむな」という。株価が下がり続けているとき、いつ手を出すべきか、ということの例えだ。「ここが株価の底でナイフは止まりどころだ」と勝手に決めて手をつかむと、まだ床は下にあって、加速しているナイフの勢いは止まっていない。
そこでナイフをつかんで手を切ることになるのはよくない。つまり、一番安いところをつかまえようと無理をして手を出さなくてもいいということだ。

「明日は上がるだろう」と考えるのも「明日は下がるだろう」と考えるのも、正直いって「予想が当たればラッキーだ」と思うくらいがいい。今は特に、合理的な理由で株価が動くような状況にはないからだ。

もともと、株価は将来の予想も含むので、完全な合理性をもつことは難しい。そこに不安要因もあいまって相場は右往左往している。いいニュースがあれば上がるし、悪いニュースがあれば下がる。

さらにいいニュースがあっても「それはもう織り込み済みだったし、予想されたほどいいニュースではない」となるとむしろ下がることもある。

あなたがもしこれから投資をスタートするのなら色気はもたないほうがいい。ジェットコースター相場に乗って一儲け、とは考えないことだ。

しかし「5年、10年後には株価も戻っているだろう。だから今は安い時期にスタートするチャンス」と構えられるなら、あなたに投資のスタートを強くオススメする。

すでに何カ所かでコラムを書いているが、「ゼロからの投資」「iDeCoやつみたてNISAを使った積立投資」「世界中への分散投資(バランス型の投資信託で株式投資比率の高いものを一つ買えばいい)」で毎月1万円程度のスタートをきればいい。

毎日はアップダウンの激しいジェットコースターでも、10年スパンで考えることができれば「最初は下がって、その後はのぼっていくジェットコースター」になるだろう。日本の働く会社員は3600万人以上いるが、そうした普通の人は、楽して上がるジェットコースターにのんびり乗りたいものだ。


【コミック】放課後500円以内の楽しみを追求しよう~「東京黄昏買い食い部」を読む

ドラマ化もされた「ホクサイと飯さえあれば」の作者、鈴木小波氏は独特の線を描く漫画家だ。マンガは実写に近い線もあり、ピカソ的にデフォルメもあり、いろんな線画が楽しめるのも妙味のひとつ。もし気になっていていたら本作でデビューはどうだろうか。「東京黄昏買い食い部」である。

ここから先は

1,985字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?