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【SDGs】いすみ市で田植え体験をしてきました(前編)

当社の取扱い食材に、千葉県いすみ市の「いすみっこ」という有機栽培米があります。昨年8月に産地訪問させていただいたのですが、先日「田植え体験イベント」を再開するとの連絡をいただき、有志たちで参加しました。
前回訪問の記事はこちら↓

いすみ市は「いのちあふれる豊かな自然と、子どもたちの未来を支えるために」というスローガンを掲げ、有機・無農薬無化学栽培での農業を推進しており、学校給食ではすべていすみ市でとれた無農薬・無化学肥料米を採用しています。年々作付量を増やしていく中で、農業体験するイベントをいすみ市の学校児童や田んぼのオーナー制度として一般向けに開催していました。コロナ禍前には毎年開催されていたのですが2020年から休止しており、この度2年ぶりの開催です。

『田舎暮らしの本 2022年版 住みたい田舎ベストランキング』 (宝島社)で首都圏1位を獲得した人気の町でもあるいすみ市は、自然いっぱいの魅力あふれる地域。楽しみですね!

●いざ、いすみ市へ

5月1日、総勢7名でいすみ市へ。上総一ノ宮駅に集合し、いすみ市の農林課の方とともに現地に入ります。横浜方面から千葉方面の終点駅という果てにあるイメージだったのですが、今回初めて降り立ちました。思っていたよりは近かった……。早朝だからか、全員テンション高め。

やる気に溢れたメンバーたち。この日のために農業用足袋を用意したメンバーも!
今回、スタッフ含めて約60名程集まりました。開会式でのいすみ市長のご挨拶。


●はじめての田植え

実はメンバー全員、田植えは初めて。あまりに無知なため、YouTubeで事前に予習したメンバーも。(最近はこんなニッチなHowTo動画もYouTubeにがあるのですね……)もちろん田んぼに入るのすら、初めてです。

想像以上に泥はやわらかく、足がずぶずぶと沈みます。まるで沼のよう……!
水田に張られた縄には結び目が

あらかじめ田んぼ内に投げられている苗を拾い、それを植えていきます。水面には縄が張られており、青色と白色の結び目が3つずつ、均等に並んでいます。これが自分の担当となるエリアです。
この3つの結び目を目安にして、一人3本ずつ苗を植えていきます。
縄は植えるたびにスタッフの方によって移動させていきます。

●想像以上に体を使う田植え作業

横一列に並んで、足並み揃えて一斉に植えていきます

苗を植える深さですが
・倒れない程度の深さで
・深すぎて埋もれてしまわない程度に

と、加減も難しい。現在は田植え機で一気に植え込んでいきますが、昔ながらの手作業だと本当に大変です。
おのおの、自分が思う「ベスト」な深さで丁寧に、でも他に遅れずスピードもある程度つけた状態でとなると、普段体を使う営業メンバーですらも悲鳴をあげてしまいました。昔の農家さんは本当にすごい。

慣れない作業
この姿勢は本当につらい!

植えていくと手持ちの苗も足りなくなるので、あらかじめ自分の植えるところに予備の苗を投げておきます。だんだん腰がつらくなってきました。膝を曲げずに腰だけ屈伸するので負担が大きい。皆、重石をつけたような、ぎこちない動きに。

20分ほどかけて、ようやく端が見えてきました。ようやく終わりです!

終わって、戻るメンバーたち。あぜ道の足元の悪さも相まって、転びそうになりました。疲れが見えています……。

今回植えた田んぼですが、米俵で7〜8俵ほどがとれるの量とのことです。
楽しみです!

●生物多様性ではぐくむ米作り

アメンボ久しぶりに見ました……!

田植えを終えて、改めて水面を見るとアメンボが。この写真では見えないですが、小さなオタマジャクシもいたそうです。アメンボは稲を枯らす害虫ウンカを退治してくれる益虫で、カエルも同様に害虫を食べてくれるありがたい生き物。農薬を使わずとも自然の力で駆除できるのです。
生物多様性がもたらす恵みで循環型農業を営むという事は、未来へ繋がっていきますね!

田植え『1回目』が終了しました。実は今回の田んぼのすべてを植えられたわけではなく、空いたスペースに2回目の田植えをすることに。そちらは後編に……。

記事作成/薬糧note編集部 赤尾

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