【企画参加】 【よみがえる遺産】 「父が詩人にしてくれた」

リレー形式で、自分の投稿で一番ビュー数の多い記事を紹介する企画、「よみがえる遺産」への参加です。

私のは、夏の盛りに投稿した詩です。

スクショ



この詩を書いたのは、3行短文という定型詩に出会い、詩でもなんでも書くのが楽しくなって、言葉がとまらなくなる経験をした、この7月でした。父の誕生日に投稿しました。

私が詩を書き出したのは、20代後半です。「おとうさん」という詩を書いてから、詩人と自称するようになりました。でも、何年もたたないうちに、まったく書かなくなりました。また書き始めたのは、ほんの数年前です。

「おとうさん」で書いたのは、その頃の私の気持ち。フェミニズムという言葉がない頃に大きくなった私の抱える、父との葛藤。

この夏の「父が詩人にしてくれた」という詩は、あまり書いたことのない母を思って書き始めました。

題に、母という言葉を入れなかったのは、「おとうさん」という詩の、続きのような気がしたからです。

これを書きあげた時、詩が書けたことを、うれしく感慨深く思いました。

20代の私は、詩人になった気がしたのに、やめてしまった。それからずっと、書きたい気持ちはあっても、書かなかった。でも、その私が書けた。詩が出てきた。

書くことがあったから。それが一番大きい気がします。

書く題材をくれた父と母に、今は感謝しかありません。もちろん、読むことや書くことを、私の強みや財産、そして、あたりまえ、にしてくれたことにも。


今回のリレーバトンを渡してくれたのは、この方です。

連日投稿されていて、かつ、安定の4番打者。凡打なし。いわば花形満。明子さん級とお見受けするおくさまと連れ合う果報者。愛情深い、3人のお子の父。深い観察眼と思考で、味わいとおかしみのあるエッセイを書く、言葉の達人。

 Kojuro さん、こんなすてきなリレー走者に加えてくれてありがとう。うれしいです。光栄に思います。


では、次のバトンは、このお二人に。


ac  さんは、短編小説を書かれています。その頭の中をのぞいてみたいと、よく思います。脳内異世界に、ほんとは住んでいるんじゃないかと思います。引き出しが色々あって、ac さんを知った頃は、なんともいえないエロ路線でした。今は、トワイライトゾーン路線です。(古い言い方です。意味がわからなかったら、すみません。)acさんのサイトをのぞく時は、読むぞ〜と、楽しみに、勢いこんで行っています。(ac さん、note のおすすめに作品が選ばれたこと、これ書いてから知りました。イェイ!)

長尾瞳さんは、私がnote を始めた時、早くに声をかけてくれたセンパイです。note を大人の部活動みたいだと思うようになったのは、瞳さんのおかげです。サポートだったり、なにげない一言だったり、オドオドとnote 界に入った私に、絶妙な応援をくれました。瞳さんは、龍を描き、カウンセラーで、肝っ玉母ちゃんでもあります。描く抽象画、子育てのエッセイ、人生観のピリッとしたひと言、どれも私を力づけてくれます。「父が、、」の詩には、瞳さん提供の写真を選んで使いました。



そして、この企画の仕掛け人。

ここから、このリレーが始まったんですね。繋ごうとする企画を、思いつかれるのもですが、実行されたことに、感心も、感動も。機会をありがとうございました。



ac さん、瞳さん、よかったら、バトンを受け取ってください。
やりかた:5日以内に、自分の投稿で、一番ビューの多いものを紹介し、それぞれが二名ずつ選んだ、次の方に、バトンを渡す。断るのもアリ。(ほかの決まりごとは、チェーンナーさんの記事で。)

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