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2年前、南米のアマゾンで

2年前の今日は南米ペルー・アマゾン手前の町にいたらしい。

Amazon prime photoが2年前はアマゾン(物理的)にいたで〜と教えてくれた。せっかくだから写真を見返して、ついでに日記も読んでみる。

この日はアマゾン川を船で下っていく準備をするため、プカルパという町にいた。この町に着くまでに違法の?乗合タクシーを使ってしまい、とても疲れてるのもあってか日記の内容が暗い。

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久しぶりに明るく彩やかな場所に来たのに、空はこんなに青くて広いのに気分は沈んでいたっけな。

ちょうど旅を始めて1ヶ月くらいで、どんな旅を”するべきか”に囚われていて、でも多くの人の正解となるような旅が出来ない自分に嫌気が差していた。だけど、正解を求めようとしてしまう自分が嫌で嫌で仕方ない時期だったのかな。

自己肯定感の低さ、他人の目を過剰に気にしてしまう自分に日本の裏側で悩んでいた。なんか、そんな言い方をするとちょっと壮大に格好良くなるかも。


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せっかくの旅で全部めちゃくちゃに楽しめていない自分、楽しむ”べき”旅に来てるのになりふり構わず楽しめない自分が当時は嫌だった。日記や旅ブログみたいので「サイコー!!超楽しい!!!」と言う人になれない自分を認められなかった。

常に正解を求めて、他人と比較ばかりしていたな。旅でも、人生でも。


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暗い気分で見ていたアマゾン川上流の町だったけど、当時の自分が写真に残して、言葉に残していたから振り返ることが出来る。今の自分は、この瞬間の自分から一つの線としてつながっているんだな。


そして暗い気分の僕を乗せた船が出港する。7日間のアマゾン川を下る旅が始まった。

「この船旅で考え方が・人生が変わった!!」とか「傷を癒してくれた」みたいな、意識高い本やブログのタイトルみたいなことは言わないけど、日本の裏側で広い川を見ながら思考に沈んでる時間は心地良かった。

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この光景を、この視界を見ていた瞬間の自分から今の自分が出来上がっている。この後に起きた出来事とか思考の変遷を振り返ると、途方もないくらい長くて重い旅をしていたんだなと思ったりもする。

そんな変遷を振り返るのが楽しいんだよね。
当時の自分には残しておいてくれてありがとう、と伝えたい。


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