焼肉ふぃくしょん 1.京の仮想女
コロナでみんな何かを始めたり始めなかったり。
自分は先輩と飲みをしている中でネットでの会話を始めた。
自分はさっちゃんという女性に出会った。同い年で漫画とお笑いが好きでギターを弾いておりボーカルもしているらしい。いわゆるギターボーカルだ。後に知ったがめっちゃ賢い大学の理学部。スペックたけぇよ
さっちゃんはお笑いが好きだそうで特に好きな芸人の「和牛」だそうだ。
正直、自分はお笑いにあまり興味がない。
たまたまテレビに映っていてお笑いがやっていれば見る、笑う。だが見ようとして見ることはまずない。まずテレビを見ないからな。さらに言えばお笑いが好きだという女性があんまり好きじゃない。言葉を修正しよう。お笑い芸人をアイドル扱いしている女が嫌い。この話はまた今度な
そして僕はごはんを食べるときはYouTube派だ。じゃあなNHK
話は戻りそんな自分はさっちゃんと共通の話で盛り上げるためにしたこと。それは気持ち悪いかもしれないが好きでもねぇ芸人を話を合わせるために和牛を見たこと。元々和牛という芸人を知っていたので抵抗はなかった。普通に面白かった。だけどもう十分。やはり自分はお笑いに興味がないのだろう。なんで!?大阪出身なのに!
和牛のおかげで話が盛り上がりlineを交換しさらに仲良くなった。さらにその後通話をしようということになり、通話をすることになった。
自分は通話をすることがあんまり好きではない。
ていうより電話が苦手。昔先生に毎日電話をかけられるという意味の分からん地獄をされてから実家の電話の着信をがするたびどきどきしてしまう。それから電話をかける時は色々頭の中で考えてしまい緊張してうまく喋ることができなくなる。
そんな電話嫌いな自分だが、色々あって少し慣れているときにさっちゃんと通話をすることになった。同い年ということもあり流暢に喋ることができ、冗談や相手を褒めたり相手についてどうゆう人か聞き出せることができた。
今思い出すとさっちゃんが喋るのがうまかったのかもしれない。よく笑ってくれるしさっちゃんからも冗談まじりの話をしてくれたりで本当に楽しい通話だった。1時間ちょっと喋り相手からインスタの交換を申し出てくれた。
正直くそ嬉しかった。ネットで知り合った人なのにここまで心を開いてくれて嬉しかった。インスタの交換を終え、夜だったのもありこれにて終了。
二日後...
また通話したいと思い朝(昼)連絡をとった。
その後寝起きでインスタを見ていてふと気づいた。
ストーリーにさっちゃんいなくね?と
さっちゃんは結構ストーリーをあげる子だったので怖くなったのでアカウントを見に行った。非公開になっていた。つまりブロックということだ。一応と思いlineでもブロックされているかの確認をしてみたが、ビンゴ。
この時点でおもくそ萎えた。あまりのショックでめまいがするくらい。
だが唯一の会話手段が一つ残されていた。lineを交換する前のネットのほうだ。ブロックされた後に連絡をとるのは正直気持ち悪いかもしれないがそちらで連絡をとってみた。さっちゃんは返信を返してくれた。嬉しかった。
が、さっちゃんはもうネットでの友達との連絡を切るそうだ。例外なく。
そう言われると仕方がなかった。
ネットで知り合った人だからだろう。怖いし信用は少ない。あまりにもその理由は仕方がなかった。
でもなんかやるせなかった。ネットで仲良くなった人だろうと、通話もして、冗談言い合ったりで楽しかったじゃん。下心は確かにあった。でも友達だったじゃん。短い期間だったけど。それをさ、いきなり何も言わずに切るのかよ。やめてよ。悲しくなる。でもさぁ。でもさぁ。いい友達になれると思ったんだけどなぁ。
やるせなかったが最後に返信を返してくれた。
自分との通話や会話は楽しかったけどごめんね
と文面で送ってくれた。いい子だった。普通の子なんだなって。
ネットじゃなくてリアルで普通に出会いたかった人でした。
さっちゃんと恋してみたかったなー
じゃあ次の子行ってみよーーーーーーーうwwwwwwww
追伸
ネットでの出会いとはこういうものだろう。
気分しだいですぐに切れる糸で繋がっている。そんなもんだ。
たくさんの糸で繋がれる利点の代わりの欠点。いや人によればそれも利点。
自分を探さないでね。
焼肉ふぃくしょんとは99,9%のフィクションと0.1%の筆者の実話でなりったてるよ。まじで信じて
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