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この英語聴き取れますか?⑧:あぃむぱりがなてぃくあばどぅらわぃん

ネイティブの発音って、音がくっついたり脱落したりして、聴き取るのが難しいですよね。でも、どんな音かわかっていれば聴き取れる音もけっこうあります。型で覚えておくことは大事です。
このブログでは、カタカナ母音を使って発音記号を「カタカナで見える化」し、英語を紹介しています。カタカナ母音は、身近なカタカナ表記なので直観的、また英語の音を「見る」という新感覚が刺激になり、曖昧だった音の整理が進むことで印象に残りやすく、記憶定着も促進されます。

ということで、今日はニック先生の動画を紹介しながら、よくある脱落や連結の型についてカタカナ母音で解説していきたいと思います。ニック先生の動画はとてもわかりやすくて、実際ネイティブがどう発音するか解説されているので、とてもありがたい動画です。それでは見ていきましょう。

ではさっそく聴いてみましょう。なんと言っているか聴き取れますか。

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正解は[ I probably going to take a bottle of wine ]でした。聴き取れましたか。これは、「たぶんワインを持っていくよ」という意味です。[ I probably going to ~ ]は「たぶん~する」という表現で、映画や日常会話でよく出てきます。この表現もよく連結したり脱落しますが、どんな音かわかっていれば案外聴き取れるものです。それではカタカナ母音で音の変化について解説したいと思います。

going toでガナ、want toでワナ
going toは中学校で習う定番のフレーズですよね。学校ではゴーイングトゥーって習ったかもしれませんが、、、ネイティブは/ gənə /と短縮することがほとんどです。同様にwant to・ウォントトゥーも/ wɑnə /になります。発音のしやすさから短縮されているので、そのまま覚えるのが手っ取り早いです。それではカタカナ母音を見ながらニック先生と練習してみましょう。
(まずはガナの型から)

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(続いてワナ)

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(2:53~、再生ボタンを押せばすぐ始まります)

probablyにも短縮形がある
「たぶん~」という表現のprobably、学校では3音節で覚えましたよね。辞書でも/ ˈprɑ_bə_bli /となっています。しかし日常会話では2音節目の曖昧母音が脱落し、3音節の/ b /の音も発音しないことが多いんです。こんな感じですね。
/ prɑ_bə_bli / → / prɑ_bli / → / prɑ_li /
友達とのメールやメモなどではprollyと短縮して書くこともあります。それではカタカナ母音で音の変化を見てみましょう。

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3音節のリズムで覚えている人にとって聴き取りづらくなってしまうのは無理もないですね。それでは先ほどのgoing toの例文にprobablyを入れて練習してみましょう。

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a bottle of:連結、音の弱形、フラップT
学校英語風に書くとア・ボトル・オブという感じですが、いろいろ音の変化が起きています。
- 発音記号:/ə_bɑtl_əv /
- フラップT化:/ bɑtl /の/ t /が母音に挟まれて弱い/ d /の音になります。/ l /は子音ですが、語末では母音よりの音になり、/ t /の音がフラップTの音になります。
- 子音・母音の連結:/ l /が次の/ ə /と手をつなぐ形で/ lə /になります。
- 弱形化:ofなどの機能語と言われる言葉は、強調されない場合、音が弱くなったり発音されなくなったりします。このことを弱形化といいます。ここでは/ v /の音がスキップされています。
それでは音の変化をカタカナ母音で見てみましょう。

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それでは似たような音の変化が起きている他の表現も練習しておきましょう。

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それでは[ I probably going to take a bottle of wine ]を全部合わせて言ってみましょう。a couple ofとa lot ofを使った例文も合わせて練習してみてください。

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(7:18~、再生ボタンを押せばすぐ始まります)

では最後にもう一つ動画を見てみましょう。この動画では[ ...instead of a little over $1 billion in property tax relief you're getting every biennium, it's probably going to be $1 billion. ]と言っています。聴き取れるかトライしてみてくだい。(*) biennium:2年間( baiˈeniəm )

(4:03~、再生ボタンを押せばすぐ始まります)

いかがだったでしょうか。ある程度型で覚えていけば、音がつながっていたり脱落していてもリスニングはかなり楽になると思います。発音記号では覚えられないし(書くとこうなります→ aimprɑligənəteikəbɑtləwain)、カタカナで書くと細かな音の違いが曖昧になり、結局音が再現できないという人は、カタカナ母音で直観的に覚えていくことをおススメします。

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