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公民連携するならおもしろく|Memo

この文は、以前書いた某寄稿文が、たしかに読みにいものの、今なお自分のスタンスがまとまっている感もあるため、あらためて少しずつアップデートしてみようという試みです。

公民連携によるまちづくりが広がっている

地方自治体の財政は厳しく、人口も減少していく局面です。この中で、これまでの官と民との関係にとらわれていては、都市や地域の課題の多くは対応できない。これは現場的にもだいぶ見えてきたのではないかと思います。

それもあってか、官と民とがそれぞれの特性を活かし、課題を解決するために最も有効と考えられる連携を実践する取り組みが増えています。今後も、地域それぞれに独自の連携のカタチが増えていくでしょう。

まちづくりという言葉が含む要素も広がっている

これはむしろ本来そうだった、と言うべきなのかもしれません。まちはまちだけで構成されておらず、都市部のみならず中山間地域も含めた国土計画からの視点で見直されています。言われてみれば当然です。

都市部においても、老朽化した都市インフラの更新・撤去や災害対策という要素もありますが、新産業、新交通、情報、教育、文化、医療、福祉などなど、多くの分野がまちへの視点を持ち直しています。

現場では新しい人たちとの関わりが広がっている

これまでまちづくりという言葉とは縁がないと思われてきた分野からの民間プレーヤーの参入が相次いでいます。新たな分野、産業、技術などへ視点を広げ、まちづくりを再構築することができる状況です。

以前感じていた閉塞感は薄れ、不確実ながらもだいぶ見通しが立つことも増えてきたように思います。ときおり見られる変化への適応障害も、いずれなくなるでしょう。

公民連携するなら面白く

公民連携はただの手段であり、考え方によっては手段ですらありません。ただ自分は、この観点から見て考えて動くことに最もフィット感を持つことができ、面白いと感じられます。これは正直、マニアックな面白さ。

そうではなく、これまで接点のなかった人たちと会うことができる面白さ、出会った面白い人たちと取り組む面白さ、見たい景色を実現するための面白さなどが、今の自分の原動力になっています。やるなら面白くやる。

以上、現場からでした。
(200215)

「まちづくり」という言葉は、その指す場所も主体もあいまいなまま使われる言葉ですが、ここでは「地域再生などの一定の政策目的を達成するために行われる、行政の施策や民間の活動」を指すものとします。

「公民連携」という言葉も、出来るだけ使わない方がいいと思っています。ただ「PFI」や「PPP」よりは、まだイメージできる気もします。これはおいおい整理していきたいところです。


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