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そうだ、ディズニーランドにいこう。

っていう顔です。嘘。
前日のホテルのベッドと枕が合わず30分しか寝れなくて眠かっただけ。

去年の終わり、わたしは壊れていた。
大切な人を失った。

もうすぐ30歳。
それなりに経験してきたけれど、久しぶりに喰らったなと思った。
それくらい何も手につかなかった。

バラードを聞けば泣き、明るい曲なんて聞くきにもならず、なんなら明るい曲でも泣いて、とにかく泣いて、怒って、親友たちと酒を死ぬほど飲みながら心はここにあらず。

どうもわたしは昔から、自分を大切にするとか自分を信じるとかそういった類いのことが苦手なようで、わからなくもないんだけどわからない、どうすることが自分にとってよくて、簡単なようで難しい問題とずっと付き合ってきた気がする。

いまとなっては悲惨な思い出も血肉に変えられてるけれど。
誠実に向き合ってくれていた人を失ったせいで軸がぶれまくっていた。

だけどあるとき悟った。
自分を大切にできないと他人からも大切にされないことを。(遅い)

理解してくれたり愛してくれたり信頼できる友達が多い自負はある。
こんなに周りに恵まれているのに、どうしてこんなに自分自身のことを信じられないのだろう。

おそらく幼少期の環境と経験をきっかけに自分で自分に呪いをかけていた。
そこから抜け出すためにずっと闘ってきた。

敵はいつだって自分のなかにいた。

去年の終わりのどん底から這い上がるまでたくさんの人の力を借りた。
少なくとも、大切な周りの人たちへ自分のできる限りを尽くすことはわたしのなかで当たり前のことだったけれど、同じくらいの熱量を持ってくれている人たちが周りにいたことにとても感謝をしたい。

「ない」ものより「ある」ものに目を向けたい。
こんな時代だからこそ。特に。

馬鹿馬鹿しいと思われても自己暗示は武器になる。
かわいいと思い込めばかわいくなっていくし、しあわせだと思えばしあわせなことにどんどん気付く。

自分を信じる力の弱いわたしは、そんなシンプルなことすら忘れていた。

そんな今日、20代に別れを告げて30代を新たにスタートする。
(誕生日前から下書きしまくってたのがこれでバレた)

先日、誕生日だからと母親が連れていってくれたディズニーランド。
久しぶりの夢の国。みんなが友達になる場所。

誕生日だとキャストの人がシールに名前とおめでとうを書いてくれて貼ってくれるのよね。(誕生日月ならばいつでももらえる)(そして知ってる人は多いはず)

すれ違いざま、1度も会ったことのない人たちがおめでとう、と声をかけてくれる。
もちろんキャストの人たちも。

やさしさに触れた。

夢の国じゃなくても、些細なやさしさは見つけようとすればどこにでも転がっている。
懐疑心や恐れは捨てて、シンプルに受け取ることがようやく出来るようになった気がした日だった。

受け取ることを自分に許可できた。
これからも、ゆっくりでいいから、呪いをといていこう。

愛する人たちと、共に。
2020.11.13.

#やさしさにふれて

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