見出し画像

(12月1日)イベントやります

 2019年7月15日に行われた北海道警「ヤジ排除」事件。この出来事から、4ヶ月以上経った今も、道警は排除の法的根拠などを説明していません。おそらく、時間が過ぎて、世間の関心が薄れるのをひたすら待っているのでしょうけれど、それってあまりになめた話です。全く「ふてえ輩」です。

 さて、「ヤジ排除」から間もない9月にも、この出来事をめぐって「戦前回帰? 「ヤジ排除」から考えるニッポンの今とこれから」と題したイベントをやりましたが、来たる12月1日に第二弾を行いますので、ここでも告知いたします。

戦前回帰? 「ヤジ排除」から考えるニッポンの今とこれから2(メディア編)

法的根拠のない警察によるヤジ排除。脅しに屈した名古屋トリエンナーレ2019「表現の不自由展・その後」の中止事件などなど、子供のころ、「歴史」「過去」として見ていた戦前のドラマを、まるで現実の中で追体験させられているかのような今日この頃。今私たちの身近で何が起きているのでしょう? 粛々と様々な形で「不自由」がすすむニッポンの現状について、考えたいと思います。ぜひ、ご参加ください。

◎日時:2019年12月1日(日)14:00~17:00
会場:札幌市教育文化会館 4階 講堂(札幌市中央区北1西13)
参加費:予約・前売り1000円(当日1500円)
     学生(U25):500円
◯主催・お申込・お問合せ:what’s whats.everything@gmail.com
             http://whats-everything.jimdo.com

~ 登壇者 ~

◎韓永學(ハン ヨンハク)さん

1971年 韓国生まれ。2003年 上智大学大学院新聞学専攻博士課程修了
現在 北海学園大学法学部教授。主著:『報道被害と反論権』(明石書店、2005年)、『日本言論法研究』(ハンウル、2012年)、『メディアの自由は基本権である』(訳書、コミュニケーションブックス、2017年)、
『権力vs市民的自由―表現の自由とメディアを問う』(花伝社、2018年)

◎報道関係の方

 ・高田正基さん(元北海道新聞記者)
 ・山田寿彦さん(元毎日新聞記者)
 ・テレビ局の方
 ・影山あさ子さん(ドキュメンタリー映画監督)

◎桐島さと子さん(ヤジポイデモ実行委員会、排除された当事者の一人


~ プログラム ~

オープニング このシンポを企画した理由 

   ・カメラの前で行われた「ヤジ排除」

第一部 「メディア」と権力

   ・ヤジ排除をめぐる報道検証
   ・「記者クラブ制度」、放送法から読み解く日本のメディア状況

第二部 「メディア」と市民

   ・メディア取材の問題ーメディアスクラム、厚真町の事例等
   ・市民によるメディアへの働きかけ
   ・市民がメディアに? 市民アクセスチャンネル

第三部 パネルディスカッション&質疑応答

ー ー ー ー ー ー

補足

 これだけだとあまりに情報が不十分なので、ヤジポイからちょっと補足しましょう。今回の「ヤジ排除」事件についての報道は、朝日新聞の7月17日の記事によって口火を切られました。その前日に北海道新聞に載った記事では、プラカードを掲げるのが阻止される場面などについては軽く触れられていたものの、あくまで首相による選挙演説があった事実を伝える記事の中で、さりげなく触れられている程度。表現の自由が直接に「弾圧」された出来事の報道としては、少しさみしいものがあります。

 しかし、朝日新聞が17日朝刊の全国記事で報じたことによって、各社が一斉に報道に踏み切ります。逆に言えば、朝日の報道がなければ、この件は一切報道されずに黙殺されていた可能性が高い。この朝日の第一報の価値は重いです。

 しかも、これは他社が排除についての情報(映像や写真)を持っていなかった、ということを意味しません。あとから出てきた各社の報道を見ると、実際かなり「良い」排除の画が撮れていたりするからです。実際、「朝日が報道しなかったら、うちは報道できなかった」と口にするメディア関係者が複数いるわけです。

 ではなぜ、各社が現場で目撃し、そしてカメラにおさめていた出来事は、ヤジ排除の直後に報道されなかったのか。

社内圧力?
警察への配慮?
政権への忖度?
選挙期間中だから?
そもそも排除を問題だと思わなかったから?

「権力の監視」を存在意義とするメディアは、今どのような状況の中にあるのか。「ヤジ排除」事件を通して、それを考えることが、今回のテーマと言えます。当日、会場で会いましょう。

ヤジポイの会はカンパ(寄付)を集めております。いただいたカンパは、この「ヤジ排除」の問題に取り組む際に使わせていただきます。民主主義を守るための闘いを支える、あたたかいご支援お待ちしております。