4コマの『くすっ』と『ほのぼの』について考える。
前回投稿した『今日のくまちゃん』は、2度、最終コマとその直前の2コマを修正して投稿しなおしました。
そこで変更前の方がよかった、という声もいただき自分でも悩んだのでその理由と、最終的な決定にいたるまでを考察し、まとめてみました。
まず最初に投稿したくまちゃんですが
くまちゃんはあっけなく、エスカレーターに乗れます。
ここで書きたかったのは『やってみるとなんでもないこと』です。怖がっていたくまちゃんはなんてことなくエスカレーターに乗れるようになります。
そして、最終コマではまだ少し怯えつつも保護者たる橘さんに手を振るという『かわいさ』をみせます。
ですが、これでは楽しんでもらうには『くすっ』となるものが足りないのではないか、と感じました。
そこで次にオチを変更し、
くまちゃんが転び、お尻がみえるというわかりやすい『失敗』をつくり、乗れた、といっていいのかわからないようなポーズでエスカレーターをあがっていきます。
ただ、これでは最初の投稿の持っていた『微笑ましさ』がなくなってしまったように感じ、最終的に両方のいいところをとり、(最初のもよかった、というご意見もありました)
転ぶという『失敗』を見せながらも最後の微笑ましさを残す、ということにしました。
ここで、感じたのは『くすっ』を狙った4コマと『ほのぼの』を目指す4コマでは落とし方が違う、ということです。
『ほのぼの』を目指した4コマでは無理に『くすっ』ポイントを作らなくてもいいのかな、と感じました。
両方兼ね備えたものが一番いいのでしょうが、ちょっとずつしかよくならないので、毎日みなさんに☆やご意見をいただいていいものを作りたいです。
読んでくださった方、ありがとうございました!
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