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漆喰が楽しい!ー塗装編ー

Podcast「ヤイヤイラジオ」を夫婦で配信しているいっぷくです。

引っ越した先の古民家、母屋の壁に初めて漆喰を塗ることにしました!前回は漆喰の特徴や下処理剤を紹介しましたが、いよいよ漆喰を塗る段階です。

まずは漆喰を練るところから

漆喰にはいろいろな種類があり、すでに練り終わっている簡単な製品も販売されています。私たちが選んだのは「大和しっくい」

こちら、近くのホームセンターで20kg、1980円という激安価格でした。ホームセンター、ありがたい!

大和しっくいには消石灰にすさ、ふすまなどが混ざっています。昔、運動場にラインを引いた、石灰の粉とそっくり!この大和しっくいに分量の水を混ぜて寝れば、漆喰の完成です。

ただし、漆喰は練り上げてから1日寝かせることが大切。塗るまでの工程が、なかなか大変です。

練るには大きなごみ袋が便利

漆喰を練るための道具には、これまたいろいろなものがあります。DIY初心者がよく使うのは大きなバケツに棒を使って混ぜる方法でしょうか。専用の電動撹拌機などもありますが、私たちは大きなごみ袋を使います。

厚手の大きなごみ袋を、2枚重ねてたらいの中にセッティング。ごみ袋の中に分量の漆喰と水を加えます。ごみ袋は大きなたらいに入れたまま、中身が出てこないようにぎゅっと絞ります。

この状態で、ごみ袋の上からしばらく揉んだら…

足で練る!!

ギュウギュウ踏みながら、うどんをこねるようなイメージで(やったことないけど)足でしっかりこねて、漆喰と水をなじませます。だまがあるところを重点的に…うまやんと交代しながら、足で練り上げる作業、意外と全身運動です。

全体的にだまがなくなり、均一になったな、と感じたら、そのまま漆喰は1日寝かせて、翌日いよいよ漆喰塗りです!

漆喰を塗ってみた!

漆喰を寝かせている間に、うまやんが作ってくれたのは即席の道具。余っていたベニヤ板に廃材を組み合わせてコテと一緒に使える専用の漆喰パレットを作ってもらいました。

漆喰が乗ると重くなるので、私は少し小さめです。さらに、左官ごては数種類。百均でも手に入るものがありました!便利ですね~。

アクドメールを塗ったときのマスカーフィルムもそのままにしてあったので、マスキングは問題なし。ごみ袋をあけてみると、なんだか昨日よりもまとまった感じに見えます。こてでパレットに取り出したら、思い切って、壁にエイっと塗っていきます。

意外と硬さや粘着力があり、落ちてくるようなことも垂れるようなこともありません。こてを動かせば、次第に薄く平らになって広がります。この漆喰塗り、めっちゃ楽しい!

無心になって、きれいにきれいに引き延ばしていく感じ…次第に言葉も少なくなり、最後はうまやんが手で仕上げを担当します。漆喰は直接触るとかぶれることがあるので、必ずゴム手袋をして作業します。




こんなにきれいになりました



仏間の3面、すべて塗り終えたのがこちら

マスキングテープも外して、乾かすとこうなりました。

実は隣の床の間が黒いので、両方合わせると白黒の対比が美しい壁になっています。写真は…ない!(笑)またいつか。

漆喰は準備が大変ですが、塗った後の達成感がすごい!真っ白な壁に生まれ変わる瞬間は、本当にうれしいです。

その後、細かいところをきれいに塗るコツなども教えていただいたので、いつかほかの壁にも漆喰塗りをしたいと思っています。

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