見出し画像

フィードバックのひとときは

アロマセラピストのお仕事はいらしてくださったお客様のこころとからだの状態をよくみつめ、少しでも体調のバランスが回復できるようにお客様とともにアプローチしていくそんな営みで、とりわけ施術においてはお客様のおからだの冷え、こわばり、かたさ、つまりなどをゆるめて、あたたかさと柔軟性をとりもどすことのできるようなアプローチをこころがけている。これでいい、これでよかったというような明答はなく、そこがおもしろいところでもあり、むつかしいところでもある。今回投稿させていただいたのは風に立つライオンという小説、音楽のモデルとなった柴田先生のエピソード、アロマセラピストは医師ではなく、お客様のこころとからだの治療はできませんというスタンスである。そうではあるけれどもセラピストとしてはやっぱりお客様がお帰りになったあと、身体感覚の余韻を感じながらその日の施術をかえりみて、お客様がどう感じられただろう、あれでよかっただろうかとひととおりのフィードバックを行う。フィードバックをしながら勝手にひとりで落ち込んでしまうこともあるし、まれにものすごくうまくできたような喜びの嵐のような思いが訪れることもある。過剰にからだが疲れてしまうこともあったり、いつも反省ばかりなので、反対にあまりまじめに熱心になりすぎないように、日々、楽しみながら歌をうたうような気持ちで、自分がもっともっとも~っとも~っと心地よくリラックスをしながらお仕事が続けられたらなと、やっぱりそのことをどうしてもどこかで願いつづけている自分がいる。それでも、私の思いとしては、申し訳なかったという心情をうかべながら従事させていただくことは必要であり、大切なことだと個人的にはそのように思っています。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?