6.09 本とか損とかについて

最近本を読む。幼いころから読書が好きで、なんでも読んだ。

 文字であればなんでも好んで読んだ。父の本棚の自己啓発本なんかもよく読んだ。授業中は常に読書をしていた。授業は聞かなくても点数が取れた、みたいなことは無く、国語以外の成績は普通に悪かった。

 児童書ならはやみねかおるをよく読んだ。今でも趣味のベースにははやみねかおるが居る。青い鳥文庫の「夢水清志郎シリーズ」とか「怪盗クイーン」、YAエンターテインメントの「都会のトム&ソーヤ」(今調べたら最新刊16,5が出ている。今の小学生も都会トムを読むのだな)とか。

西尾維新もよく図書館で借りていた。とっつきやすく読みやすい。今日読んだのも西尾維新作品だ。

 西尾維新の回想で話が進んでいくような形式の作品なのだが、文章に筆者の執筆速度が現れているかのような勢いがあって、読むことにストレスがない。話が本筋と関係のないあっちこっちに脱線して、煙に巻く感じというか、真意を悟られたくないのだな、というか、エピソードに連想される筆者の自己紹介のようなものが盛りだくさん。ドキュメンタリー風と言うか、エッセイっぽいかもしれない。

そういえば私は、小説を読むのは好きだが、純エッセイを読むのが苦手だ。何故苦手だと思ったのか、その記憶も定かではないが、ほとんど全くと言っていいほど手に取ったことがない(今本棚を探したら、某芸人のエッセイがあった。筆者の人となりをよく知ってから読むエッセイは好きだ。エピソードの面白さより、それを通じて見られる(筆者が見せようとしている)人となりが好き。知っている人の日記を読むのは楽しいだろうし、それが安全にできる)。

 今日読んだ作品は、いろんな話題にジャンプして、エピソードを反響版に自意識を語るという点で、普段の思考回路に近いテンポで話が進む。例えば家からコンビニに行くまでにいろんなことを考える。その「いろんなことを考える」感じが文章で、そのままのペースと密度で現れているのが良い。

本を読むことで頭が整理される効果がある。自分の問題をいったん横において、他人の作ったペースに乗っかることができるのが好きだ。そしてやはりプロの書く小説は上手いと感じる。乗っかって面白がるだけでいい強度がある。

 小学生のころ、純文学(というか、文庫サイズの文字の小さい本)は大人の人が読むものだと思っていたが、初めて手を出したときは、こんなに毎ページ毎ページ面白いことあるのかと驚いた。また、難しくて読めないと思っていたことも、しっかり読み砕けば共感して楽しめるということが分かった(今は、所謂名作を読んだら、書いてあることが全部ツイートに見える。一万RTくらいいきそうなフレーズやパンチラインがずらずら書かれていて驚く)。


 フェードアウトの話を二日前に書いてから、どうしても、なにかもっと良いやり方があったのではないか、つまり、最も嫌な言い方を選ぶとしたら、「私は損をしているのではないか」、と思う自分がいる。手に入らなかったものを勝手に想像し無暗に理想化して哀れぶるのはよくないと思う。考えれば損をしていない、それは当然理解する。去る者は去って、来るものは来るという事実に私ができることは無い。私は無碍にされるべきでない、のにされた、と理不尽を感じているのか?

在るべき得が奪われたと無意識に思っている自分に遭遇し、そこそこ虫唾が走るし、「損 意味」で検索し上から下まで見回し自分の気持ち悪さを舐め尽くそうとしている。

【損】そくな・う ‥なふ そこない そこなひ そこ・ぬ そこ・ねる そんじ そん・じる そん・す そん・する そん・ず そん・ずる そ・ず ぞん

[名・形動]
1 利益を失うこと。また、そのさま。不利益。「損を出す」「損な取引」⇔得。
2 努力をしても報われないこと。また、そのさま。「正直者が損をする」「損な性分」⇔得。
3 そこなうこと。こわすこと。
「一命を―にすべきなり」〈曽我・一〉

コトバンクより。


特に「2」。「努力しても報われないこと」。眉を限界までしかめてしまうし鳥肌も立つ。ぞっとする。自分の良くないところを大衆の前で指摘されたみたいな、取り返しのつかなさに似た何かを感じる。寂しさや辛さを人を使って埋めるべきではない、と思う。私はより良くありたいと思う。でも頑張ったからと言って、誰かが何かの勲章を与えてくれるわけでは、もちろんないのだ。「私が妥当だと思う判断を重ねた結果最終手に入っていないもの」に己で納得と、調節ができること。一つの大きい目標だ。

Aセク交際チャレンジで色々と知らないことを知ることができたし、イベント的に、自分の全く知らない範囲について調べたり実験を繰り返すのは、私のように内向的な人間において、意味があると思う。今後とも日記は日記として続ける。


【最近あったいいこと】

昼まで寝て、晴れていると嬉しい。



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