私がK-POPにはまるまで


はじめに

24歳。私はそれまでアイドルにはまったことはなかった。ジャニーズのアイドルや俳優を見てかっこいいと思うことはあっても、いわゆる”ヲタク”ではなかった。そんな私に転機が訪れたのは2019年の夏。ついにK-POPにはまってしまった。
好きなものは好き。好きに理由なんてないと思っていたし、好きな理由を言葉にするのも苦手だった。だけど”ヲタク”と呼ばれる人たちの記事を読んでいるうちに同じアイドルが好きでも様々なきっかけがあることを知り、私も何か残したいと思ったのがこの記事を書くきっかけになった。自己紹介代わりにもなるしね。

2019年、夏

私にとっては社会人2年目の夏だった。大学の友達と遊ぶ頻度が徐々に減り、特にこれといった趣味(*1)もなく、彼氏もいなかったので、たまに合コンをしてみたり、街コンに行ってみたり。そんな日々を過ごしていた。けれども、それにも少しずつ飽きてきて「私はこのままつまらない日々を過ごして、一人で死んでいくのかな」なんて悲観的になったりもしていた。「旅行にでも行けば少しは気晴らしにもなるかもしれない」、そう思って少し遅めの夏休みをとり、東京にいる友達に1年ぶりに会いに行くことにした。
浅草の花やしきに行こうと言っていたのに、約束のその日は雨だった。友達とは昼の12時ごろに落ち合ったが、東京に来た理由が”気晴らし”の私は他にやりたいことも思いつかず、花やしきは諦めてほかに決めてあった予定を済ませた。そうして宿となる彼女の家についたのは17時半頃だった。(夕飯も済ませてこの時間…)(その日は暑かったからね?)

PRODUCE X 101との出会い

彼女の家に着くや否や始まったのが、DVD鑑賞会。彼女がジャニーズや俳優、舞台などエンターテインメント全般に詳しいことは知っているつもりだったが、どうやら認識が甘かったようだ。私が思うより、それらに対する彼女の愛は深い。熱い解説とともに、ジャニーズや宝塚いろいろなDVDをみた。ジャニーズのグループに属するメンバーが1人でやるソロコンサートがあること、ライブコンセプトにも個性があること、そのコンセプトからアイドルの意識の変化を垣間見れること。すべてがはじめて知ることで新鮮で興味深かった。その中に、後に私をヲタクへと導く動画があった。
「観てほしい動画がある」そう言って彼女が流し始めたのが、PRODUCE X 101(簡単にいうと視聴者の投票でデビューメンバーが決まるオーディション番組)の映像だ。

何色が好き?そう聞かれながら観たLOVE SHOT。正直みんな顔が同じに見えた。キラーフレーズのようなところで控室の練習生が沸き立つ様子や、曲終わりに一人一人の決め顔が映ることが何だか違和感があって面白い。

曲がめっちゃいいんだけど、衣装があんまり合ってないんだよねっていう友達の言葉に、今までアイドルの衣装を意識したことがないこと、アイドルの曲を音楽的な視点で聴いたことがないことに気が付いた。
ぼーっと見ているうちに1人の子に目が行き、友達に「この子めちゃくちゃ綺麗な顔してるけど、なんだかダンスがぎこちないね?」と話しかけた。彼女は「この子はすごく素直で真面目なんだけど、ダンスがなかなか上達しなくて。それを本人も自覚していて苦しんでいて、ずっとデビューに近い位置にいたんだけど、結局この番組でのデビューは叶わなかったんだよね。」と教えてくれた。ダンスがぎこちないとは言ったが、それはレベルが高い周りの子と比べて、という意味だったし、ステージを見てすごい違和感を抱くほどのものでもなかった。こんなに踊れて歌えるのに、みんなデビューしていない子たち(*2)なんて。ちょっとしたカルチャーショック(?)だった。

↓私が気になった子のチッケム(個人カメラ)。

とまあ、こんな感じでPRODUCE X 101に関する動画は一通り見たんじゃないかという勢いで他の動画も見たのだが、正直この時点では特にこの子が好き!っていう子も見つけられなかった。「気が向いたら本編も見てみてね」そう友達に言われたが、2時間超が12話もある超ボリューミーなこの番組に自分がはまるなんてこの時は思ってもいなかった。

PRODUCE X 101にはまった理由

地元に帰った私は東京に行く前と変わらない日々を過ごしていた。やることがなくてどうしようもなく暇だった週末、ふとPRODUCE X 101のことを思い出した。結局誰がデビューしたのか気になるし、今なら無料だし面白くなかったら途中でやめればいいや。そう思って、本編を見始めた。
最初はハングルも読めないし、顔の区別もほとんどできなかったけど、あっという間に沼に落ちた。私が考えるに次のことが要因なのだと思う。

・韓国のアイドルは高身長が多い
・みんなイケメン
・番組に出た背景など、練習生1人1人にストーリーがある
・練習生同士の友情が熱い
・努力、挫折、成長していく過程が見られる
・常に全力のステージ
・好きな子をとことん追いかけられるチッケム(個人カメラ)
・練習生思いの国民プロデューサー代表 イ・ドンウク氏
・アイドル初心者でもステージの見どころが分かりやすい

ざっとこんな感じ。ひとつひとつ詳しく説明したいのだが、すでにこのnoteも2000字を超えて少し疲れてきたので、またの機会に記事にしようと思う。
そんなこんなでX1(*3)から始まり、いまやMAMAMOO、NCT、IU、ZICOなど様々なK-POPを聴くようになった。とはいえ、ヲタクとしてはまだまだひよっこなのでこれからもいろんな世界を知っていきたい。

最後に

終わりのような雰囲気を醸し出して、まだ続けるか!という感じなのだけど、どうしても書き残したいことをまだ書いていない。ヲタクになってよかったことだ。
私はこれまで好きなものを好きと言うことにすごくためらいがあった。否定されたらどうしよう。どう思われるんだろう。他人の反応ばっかり気にしていた。だけど純粋にアイドルを応援している人たちは、そのことを楽しんでいてキラキラしていて、自分の好きなものに自信を持っている。ニンジンが好きな人もいれば、嫌いな人もいる。好き嫌いなんて人それぞれで、否定されようがなんだろうが「好き」という気持ちは誰に邪魔されるものでもない。食べ物に例えてみれば、すぐに分かる当たり前のことに気付かせてくれたのだ。そうして自分の感性をもっと大切にしようと思ってからはなんだか気持ちが楽になった。
それにPRODUCE X 101の存在を教えてくれた友達の紹介で、新たな友達もできた。好きなものは人生を豊かにしてくれる。好きなものがあるって素晴らしい。好きなものを好きと言えることはもっと素晴らしい。今は自信をもって好きなものを好きと言える。

注釈

*1 音楽を聴いたり演奏したりするのは昔から好きだったけど、演奏を披露する機会もなければ、誰かとこの音楽について語り合いたい!というほどの熱量もなく、強いて言うなら音楽が趣味みたいな感じだった。
*2 厳密にいうとデビューを経験している子もいる。
*3 言いたくないけど実はいろいろあってすでに解散してしまった。

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備忘録です。好きなものを好きなときに。
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