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トレーナーが考える筋トレについて

仕事をやめてから、半年間ハローワーク職業訓練校に入学してトレーニングをのべ1000時間以上学んできました。

結論から言うと、アスリートや、競技力向上が目的の人以外は筋トレは必要ないと感じました。


最近は筋トレブームもあり、筋トレに関する書籍やブログ、Instagramなどたくさん筋肉に関する情報が溢れるようになってきました。

運動不足に悩んでいる方や、カラダを変えたい人など需要は多くあるみたいで、私が通っていた職業訓練校にも筋トレ大好きな人たちがたくさんいました。


かつては、自分自身も筋肉を大きくしてかっこいいカラダになりたいとやっきになって、プロテインを買ってみたり、筋トレに励んでみたり、ご飯をもりもり食べてみたり。

そのおかげで、体重は7キロ増えて

他の人から、筋肉を触られるキャラクターになりました。がしかし、

トレーニングの方法を間違っていたので、自分自身は競技のパフォーマンスが落ちてしまいました。

登山、トレイルランニング、クライミング、ロードバイクなどなど。

大会などには参加せずに、個人の楽しみとしてやっていたのですが、きついおもいして、なんとなく、悲しい気持ちになりました。

今思えば、競技に適したトレーニングではなく、筋トレといえば王道の

ベンチプレス、デッドリフト、スクワットでは筋肉は大きくなっても、競技に使う形でのトレーニングをしないと、ただ、カラダに重りをつけている作業のようなものでした。


もちろん、トレーニングをすることによって身体は見違えるように見た目は変わります。体重や脂肪などの数値も明らかに変わってきます。

最近ではメンタルの改善にも効果があるとのことで、筋トレでメンタルが強くなったって言うことも多く書かれています。

メンタル、改善します。そして、自信もつきますが、

きついことをしなくても、メンタルも自信も改善することができると思うんです。


学校に通って、トレーニングに励んでいる人を間近でみてきましたが、自分を追い込んでいて、頑張っている姿は尊敬できます。

けどなんか、それって楽しいのかな?って正直に思ってしまいました。

自分の体が嫌いなんですよね。理想のカラダになるために、今の体を否定しながら、追い求めていく。


写真のような美しいカラダになろうと、毎日必死にトレーニングに励む姿は、自分を追い込んですごいねーってなるんでしょうが、

なんか、美しくないなーって正直に思ってしまうのは、なんなんでしょうか。


カラダもきれい?になっているのかもしれないけど、いや、そもそも汚い体とかってなくて、

大きくなったのには、それなりの理由があるし、

ほっそいのも、それなりの理由があるし、

それを否定して、変化することもいいけど、そのまま受け入れて、自分のカラダに優しくしてあげることの方が、ずっと大切だと思う。


筋トレ自体は否定しないし、改善することもたくさんあるけど、

カラダを上手く使うこと、何かの型にはまってすることもいいけど、自分のカラダをいろんな方法で動かしてみること。

遊び感覚で、こんな動きしてみたらどうなるかなとか、

日常生活でも、立つ、座る、歩くの動作の中で、ちょっとどんなふうに動かしているかを考えてみる。

今は、鬼滅の刃が流行っているので、その中でやっている「全集中の呼吸」

呼吸に意識をおいて、何気なくやっている動作をひとつひとつ確認しながらやってみる。


それだけでも、カラダには新しい刺激になる。

生きているだけど、カラダはたくさん使っているから、それをどうやってつなげていくか。どうやったら、楽に快適に日常の動作をすることができるか、自分の身体で実験してみる。


今の、状態が素敵な身体であって、わざわざ筋トレしなくても、

美しい状態になることはいつだってできる。


ほんのちょっと、自分のカラダを気にかけてあげるだけ。

スーパーフードも食べなくていい、プロテインも飲まなくていい。


美味しいご飯を自分のために、誰かのために作って一緒に食べるだけでもいい。

カラダは、その時に必要な状態にしかならないから。


筋トレする時間があったら、身近にいる大切な誰かを笑顔にできる方法を考えてみてください^^

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