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【0224】映画『フェラーリ』を観ました

少し前、7月5日(金)のことです。映画『フェラーリ』を観ました。フェラーリの創始者エンツォ・フェラーリ(Enzo Anselmo Giuseppe Maria Ferrari)の後半生を描いた伝記映画です。

ネタバレ含みなので、改行を10行ほど入れておきます。










簡単に言ってしまうと、エンツォ・フェラーリ、それから近しい2人の女性、そして母親、息子を含めた家族の物語です。ヒューマンドラマの要素が大きいので、フェラーリゆえにレースものと思って観ると、ある意味で拍子抜けするかもしれません。

フェラーリはイタリアですが、ほぼ全編英語です。この辺りを含めて、少々辛口の批評もあります。フェラーリの歴史、エンツォ・フェラーリの前半生は確かに映画での言及は薄いです。

さて、映画評に戻ります。
もちろんイタリアを1000マイル(1600km)走ることから名付けられた「ミッレミリア(Mille Miglia)」の公道レースシーンは、それなりに迫力があります。モデナのテストコースでのタイムアタックシーンを含めて、細かなステアリング操作、シフトチェンジ、アクセルワークも、見応えがあります。ただ当時の小径タイヤでのドライブゆえ、最近のツーリングカーレースに比べると、それなりの迫力という表現にならざるを得ない気がします(あくまでも個人の印象です)。なお「ミッレミリア」は本映画の題材ともなっている大事故により、(当時の形式での)開催が1957年が最後となっています。

印象に残ったのは「ジャガーは車を売るために走る、私は走るために売るんだ」というエンツォ・フェラーリの台詞です。そして映画のエンディングでは、妻のラウラが「No condition」と言ってから言い添えた望みを受け入れます。現在のフェラーリの副会長のピエロ・ラルディ・フェラーリ(Piero Lardi Ferrari)と、その母に対する処遇、まさにファミリーヒストリーという感じでした。

2024年7月15日(月)公開


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