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節約、品質管理、問題解決の科学〜パレートの法則〜

パレートの法則を知っていますか?
1848年生まれの経済学者 パレートが発見した法則です。所得の分布についての研究から導きだされたものです。統計学や品質工学などで科学的に役にたっています。

パレートの法則(パレートのほうそく)
イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した冪乗則。経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているとした。80:20の法則、ばらつきの法則とも呼ばれる。
経済社会における富の偏在(所得分布の不均衡)を明らかにした。これはパレートの法則とよばれている。この法則は、2割の高額所得者のもとに社会全体の8割の富が集中し、残りの2割の富が8割の低所得者に配分されるというものである。 Wikipedia

良くある説明としては、

・全体売上の8割は、2割の顧客からの売上であるとか、2割の社員が稼いでいるという、2割の要素が大きな効果をもたらしていると言うような話です。
・10人くらいの組織でメチャクチャ頑張っているのは2、3人くらいでその人たちが重要な成果をあげている
・工場での不良品8割は、2項目の不良モードで生み出されている

この法則から、いろいろな日々の生活から仕事まで使える考え方、問題解決の手法について書いてみたいと思います。品質管理の手法でも『パレートの図』としてQC7つ道具として挙げられています。

例えば、お金の節約、コスト管理についてどこから実行していくか?というのがとても大切です。

全体の支出の中で占める大きな支出は、およそ2割の要素で占められているので、大きく寄与している要素に手をつけられれば、一番効果的に節約できるということです。

家計で言えば、食費や家賃やスマホなどの通信費、保険料といったところを節約できれば、効果はデカいという話です。
額が大きい固定費をカットしましょう!実際のところいきなり、家賃を削減するのは難しいので、食費や通信費、保険料の見直しをすることをお勧めします。真剣に見直せば、月2万円削減できる可能性があると思います。
逆に、電気代や消耗品などで、ケチケチ頑張っても3000円くらいが良いところではないでしょうか?

食費の節約も、1円や10円安いもの選んでをコツコツ積み重ねることも大事ですが、特売で100円になった商品を買わないほうが、効果は大きいと思います。1円の努力を100回、10円の努力を10回するより、1回で100円削減できます!

一番は、不要なものをついつい買わないようにするべきです。

私も気を付けているのが、「缶コーヒー」を買わない事です。手軽な自動販売機で休憩の時についつい、130円するコーヒーやジュースを毎日のように、多い日は2回も買っていました.....
今、話題のひろゆきさんや厚切りジェイソンも缶コーヒーを買うやつはダメだと言っていて、今では私も納得しています。

あとは、通信料も格安スマホ変えたり、プランを見直しすると5000~7000円の削減になります。最近だと、ahamoの大盛りで100ギガで4950円!なんというプランもあり、ネットの使用状況によっては、光回線やモバイルWiFiの契約すらいらない状況になるかもしれません。

保険料(生命保険、学資保険)も基本的に国の年金や健康保険を払っているので、最低限は保証されています。
なので、民間の生命保険に入る必要はないという話もあます。保険会社もビジネスで利益がないとなりたちません。その利益は、みんなが保険料して払っているところからきています。月の保険料は何も病気とかしなければほぼ、何のサービスもなく掛け捨てです。つまり、保険会社の社員の給料を月々払っているようなものです。
その保険料を自己投資の費用にあてたり、健康で過ごせるようにお金をつかったほうが理にかなっていると思いませんか?

万が一のためってなんなのか?
セールストークに騙されずに冷静に考えてみてください。

いろいろとツラツラと書いていきましたが、実際にどこにどれくらいお金がかかっているかを分析・把握してから、科学的、論理的に対策をとる必要があります。

本当に必要なところに必要な経費を払っているのか、固定費を見直してみれば、大きな節約効果を期待できます。

身近な生活にも科学的な考え方が役に立つので、日々学習して、いろいろ調べてみることが大切ですね。

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