ラブレター

ブランディングとマーケティングの違いを理解して伝わるラブレターをつくろう!

こんにちは、リブセンス採用広報をやっているやがわんです。

採用ブランディングという言葉を聞いたことがある方が多いかと思います。
どうしても採用広報活動を行うにあたり、気になってしまうのが採用ブランディングなのではないでしょうか。

私自身、その言葉を知りながらも、色々と間違った認識で進めてしまっていた過去があります。

今回は採用ブランディングを考えるにあたり、初歩的なことなんだけど間違ってほしくないことを書かせていただきます。

良い悪いは会社が定義するものじゃない

そもそも採用ブランディングって何でしょうか?
調べてみるとこのような結果が出てきました。

採用ブランディングとは、採用の際に自分の会社をブランド化する方法のことです。
ブランド化とは、価値のあるブランドを構築するための活動のことであり、ブランド化を行うことにより競合他者に対して優位に立つことができるようになります。

要するに、多くの方から「この会社めっちゃ良い!」と思ってもらうために、自分の会社価値・信頼感を高めてブランドを築いていくような活動のことを指します。

その会社のことを良い悪い判断するのは私たち企業ではなく、ターゲットやユーザであることを忘れてはいけません。

採用ブランディングにおける大切な2点

「この会社めっちゃ良い!」と思ってもらう為に行動をしなくてはなりませんが、その前提ですべき大切なことが大きく分けて2点あります。

1、目的とゴールを設定
採用ブランディングをする目的を「採用」と置いたとします。その目的を達成するために、どんな人を採用するためにやっているのか、採用ターゲットはしっかり設定しましょう。
ターゲットはかなり具体的に設定したほうが良いです。一番イメージしやすい社内のどなたかを候補に選んでみると、他の人とも共通認識が持てるはずです。
ブランディングを通じてどういう状態になっていればゴールと言えるのかもしっかり定義しておくと良いです。(各選考フェーズにおけるKPIといった定量的な数値で決める等)

 2、コンセプトを決める
企業における理念やビジョンを表現する共通言語を作る作業です。
気を付けて頂きたいのは1で説明した採用ターゲットを明確にして、その人に適切な言葉を選ぶこと。ターゲットはより具体的にしないと、コンセプトもぶれます。
アクティブに仕事が出来る環境を探している人と、長く働ける環境を重視している人では共感を生むメッセージは違ってくると思いませんか?

ブランディングの定義が出来ればあとは行動するだけですが、改めて忘れて頂きたくないのは、多くの人から「この会社めっちゃ良い!」と発信してもらうことがブランディングです。

意外と知らないブランディングとマーケティングの違い

「この会社めっちゃ良い!」と自発的に発言してもらうためには努力や行動が必要になってきます。

そこで出てくるのが、マーケティングです。
調べると以下の通り定義が出てきます。

マーケティングとは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。

要するに、認知を広げるために設計することがマーケティングと呼びます。
マーケティングとブランディングの違いは以下のようになります。
※男性はリブセンスの社員、女性は他社の社員という設定にします。

画像1

左側では男性が自社(リブセンス)のことを自ら発信しており、このことをマーケティングと呼びます。
一方で右側は何らかの理由で女性がリブセンスは良い会社だと思っている様子です。これは女性がリブセンスに対するなんらかの情報を通じて得たイメージとなります。

情報発信する側(男性)が直接伝えるメッセージと、メッセージを受け取った側(女性)が自主的に感じるイメージの差が、マーケティングとブランディングの違いということです。

そもそもマーケティングの役割は、選ばれる仕組みをつくり、企業の魅力をより多くのターゲット層に届けることです。

間違っても、企業の魅力を強引に売り込むことはしてはいけません。
多くの人が自ら「ここに行きたい!」と思ってもらえる環境を整えることにフォーカスするべきなのです。

企業が選ばれる時代だからこそ、主語に注意する

ブランディングが固まったらマーケティングに移りますが、マーケティングこそ丁寧に設計を行う必要があります。

改めて、マーケティングとは「企業が選ばれる仕組みづくり」のことを言います。

主語はお客様です。星の数ほどある企業の中から1社を選んでもらうプロセスを設計しなくてはなりません。

なので、対象となるお客様は『誰』になるのか、その人が『何故』選ぶのか、『どうすれば』競合他社よりも良いと感じてもらい、入社するための行動を起こしてもらうことができるのか?をしっかり考え、作戦・計画を立てて、実践していきましょう。

ここで気を付けて頂きたいのは、マーケティングの本質をはき違えないこと。

お客様が選びたくなる仕組みを作ること」を前提として置いていることを忘れないで頂きたいです。
どうしても「企業の魅力を売り込んで選んでもらう」と置きそうになってしまうかと思いますが、これでは販売促進になってしまいます。

販売促進もマーケティングの一部として存在するものですが、これを本質にしてしまうと主語が商品(=企業)になってしまいます。
お客様が求めているか否かは関係なく、『どの商品を』『いかに』 売り込むかが重視点となってしまいますし、効果も薄まってしまうはずです。

効果をしっかり出すためには、お客様に最適なアプローチをすることが必要不可欠といえます。
採用においては、企業が人を選ぶ時代から選ばれる時代になっているので、よりお客様から選んでもらう為の設計をしなくてはいけません。

適切な使い分けで、企業と候補者をハッピーに

ブランディングもマーケティングも簡単には出来ないことばかりですが、しっかり時間をかけてやることで、お客様と企業の両者にとって、以下のようなとってもハッピーになるメリットが生まれてきます!

1.(企業)自社にマッチした人を採用しやすくなる
企業として何を大事にしている定義して発信しているので、その内容に共感した人が応募してもらえるようになります。
2.(お客様)入社前と後のミスマッチが減る
会社や入社後のイメージが掴めないまま入社してしまうと、入社後に思い描いていた理想と現実にギャップが生じてしまい、そのギャップによる早期離職に繋がるってしまうことがありますが、その最悪な状態も発生しないことに繋がります。

時間がかかることはめんどくさく感じてしまうかもしれません。
今回書かせていただいた内容もいざやるとなると、時間がかかることなのでかなり億劫になるかもしれませんが、しっかり向き合えば向き合っただけ、お客様にしっかり伝わるはずです。

個人的にはラブレターをつくるような気持ちでやっていますが、そんなラブレター溢れる採用をしている企業様が更に増えると嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました^^

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