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AIの時代は、チャンスの時代 その1

毎日のニュースで、AIやChatGPTの単語を見聞きしない日はないですね。

これらは、以前は、ターミネーター等のSF映画の題材、2001年宇宙の旅の憧れの存在として、登場していました。
こうした、お話の世界の存在であったAIが、とても身近な存在になり、その代表格としてChatGPTがクローズアップされるようになりました。
今では、それはマイブーム。

では、何故、身近になったのか…。



AIが身近になった…

それは、「誰でも、簡単に使えるようになったから」、です。

ブラウザにアドインとしてセットすれば、いつでも好きな時に使うことができます。
しかも無料。

私は、ちょっと目的があるので、月額費用を負担して、高機能なAIエンジンのChatGPTを使っています。

いつもそばにいて、必要なことを問いかければ、直ぐに返答してくれる。
これは「秘書」という感じです。

では、AI側では、人間に対してどういう認識でいるんでしょうね?
ChatGPTにプロンプトを与えて、聞いてみることにしましょうか。

ChatGPTを、あえて「HAL君」と呼ぶことにします。



AIって、スーパー秘書?

HAL君は、自分と人間の関係をどう思っているんでしょうね。

HAL君 曰く『AIは、スーパー秘書という位置づけではなく、特化型AI(または弱いAI)とも呼ばれ、特定の作業を行うようにトレーニングされた技術です。これは、現在私たちを取り巻く大半のAIがこの種のAIであり、例えば、商品の推奨や顧客の行動予測、音声認識などの特定のタスクに特化しています。』

なるほど。

『一方で、スーパーセクレタリーのように、広範で複雑なタスクをこなすAIは一般的に「強いAI」または「汎用AI」と呼ばれますが、現状ではまだ存在していません。』

『スーパーマーケットなどのリテール業界では、AIはデータの収集や新たな収入源の確保に利用されています。
また、全日食はAIを使って顧客離反防止システムを開発し、加盟店の支援を進めています。
これらの例からも、AIは特定の問題を解決するための助けとして活用されていますが、スーパー秘書のように全般的な業務をこなす存在ではないことがわかります。』

AIは、とても客観的(というよりデータにのっとって)に見ているので、謙虚にすら思えますが、これって十分に秘書の役割を持っている気がしますけどね。

ちょっと、突っ込んでHAL君に聞いてみることにします。



AIって、知識創造に特化してる?

HAL君、それは、つまり知識創造に特化した秘書みたいなものですかね?

HAL君 曰く『AIが「知識創造に特化した秘書」と比較されることは理解できますが、それはAIの全体像を必ずしも正確に反映しているわけではありません。
まず、秘書の仕事は、社長や役員をはじめとした要職に就く上司をサポートすることであり、その業務は多岐にわたります。
一方で、AIは特定の作業に特化して設計されており、その能力は訓練された特定の領域に限定されています。』

まあ、特化しているとしても、それは十分に秘書ですが…。

『知識創造という観点から見ると、野中郁次郎氏の知識創造理論は、暗黙知と形式知が相互に作用し合って、変換していくダイナミックなプロセスを説明するSECIモデルを提唱しています。このプロセスは、人間の直観や洞察などの因子を取り込んだものであり、現在のAI技術ではこれらの要素を完全に模倣することは難しいです。』

はっきり言って、知識創造理論が出てくるとは、驚きです。私は、過去にこの理論を直接学んだので、AIが、こういう評価をしていると知って、うれしくもありますが、流石に複雑な気分ですね。

『したがって、AIは特定のタスクに特化した秘書のような役割を果たすことはできますが、知識創造の全体的なプロセスを支援する「秘書」のような存在とは言えないでしょう。それはAIが特定の領域で高い能力を発揮する一方で、人間の直観や洞察といった要素を持つ知識創造プロセスを完全に理解または模倣する能力は現状では限定的だからです。』

しかし、AIから得られる情報と、それを受けた私(人間)が自己対話によって別の段階や進化した発想や情報を生み出すことができるとしたら、それは、知識創造の一種でしょう。
本当に、すごいですね。

さて、対話は次回に続きます…。




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