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ツナと3種のキノコのビアンコ

【休日キッチン】:24節季72候

今日は、ツナと3種類のキノコのビアンコを作りました。
これも、グランメゾンシェフのファビオさんが、Youtube動画で紹介していた、ボスカイオーラビアンコのオマージュです。

キノコは、近くのスーパーで手に入る、マイタケ、ブナシメジ、エリンギを準備しました。
手持ちの調理器具をうまく工夫して、料理してみます。

材料は、3種類のキノコ、ツナ缶、イタリアンパセリ、太麺パスタ、ニンニク、ペペチ、魚醤、白ワインです。
太麺パスタは、2.2ミリの太さで、12分茹でのものです。
普段は、1.8ミリですので、ずいぶん太く感じます。


先ず、トレイにキノコを手で細かく裂いて、山盛りにします。
キノコは、量があっても、火を入れると縮むので、多くても問題ありません。

トレイのキノコは、本当ならオーブンで100度設定にし、5分ほどかけて乾燥させるのですが、我が家にはオーブンが無いため、オーブントースターで5分刻みで熱を加え、キノコの表情を見ることにしました。
オーブントースターの性能でも、10分前後で、意外といい感じで、程よくキノコに熱が入ることがわかりました。
後は、アイデア。
これはイケル。

家には、フライパンが一つしかないので、雪平なべにオリーブオイルを引き、ツナ缶を入れ、カリカリになるまで炒めます。
水分が無くなり、パラパラの状態になったところで、乾燥させてキノコを加え、軽く炒め、白ワインを振り掛けてアルコールを飛ばし、取り置いておきます。

2.2ミリのパスタは、12分の茹で時間なので、この段階でお湯に投入します。茹で上げは、11分。

いつも通り、フライパンにオリーブオイルを入れ、ニンニクでアーリオオーリオを作り、ペペチを振り掛けて香りを出します。
程よく香りが出たところで、キノコを入れ、煽ります。

茹で汁に小麦粉が溶け出してきているので、この茹で汁を400CCほどフライパンに入れます。
多めでも、煮詰めていくので、問題ありません。
キノコとツナからたっぷり出汁をだすように煮ながら、魚醤を少々加えて味見しておきます。
この時、びっくりしたのですが、オーブントースターで熱を加え乾燥させたキノコから、驚くほどの旨味が出ていること。

11分でパスタを茹で上げたら、フライパンの汁で残り時間を茹でるように味をしみこませます。
最後に、イタリアンパセリを刻んで加え、完成です。

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これ、正直に言って、自分が作ったと思えませんでした。
太麺にも関わらず、キノコとツナの旨味が染みていて、めちゃくちゃ旨い。

キノコは、やはり3種類あると味わいが複雑になってよい加減ですし、細く裂くことで、短い時間の火入れでも乾燥できるので、旨味がギュッと凝縮します。
魚醤を少し振ったものの、基本的な味付けは茹で汁の塩分だけなので、コクのある濃い旨味は全てキノコとツナからです。

味が伝わらないのは、凄く残念ですが、これは市販のキノコのパスタソースと比べ物にならない程、おいしい。

今日は、娘も息子も、何も言わずむさぼり食べていました。

これ、簡単だし激ウマなので、絶対にレパートリーに加えます。

ご馳走様でした。


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