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「味芳斎支店」ラストデー

性懲りもなく「味芳斎支店」に最終日までフラフラ来てしまった。今日でラストということで、行列は今まで見たことがないほどの長さ。お店の界隈はお祭り騒ぎである。人のことは言えない。自分だってしばらくご無沙汰していたのに「閉店」のお知らせを知ってから、ここ半月で5回と足繁く通っている。『どうせ3月になれば新本店ができるのになあ』と思いつつ、メニューが変わらないか?、高くならないか?などと思うと、今日が一期一会かという気もする。

 待つこと30分。店内はギッシリ満席。厨房は火事場騒ぎ。オーダーは最もお気に入りだった「肉・野菜うま煮」。この料理はどう見ても回鍋肉だが、お店では「肉・野菜うま煮」。しかし茶色くはないので、私が「白い回鍋肉」と呼ぶ。おそらくは塩味仕立ての回鍋肉である。初めて食べた衝撃は忘れられない。『なんだこれは‼️』という美味しさだった。「肉・野菜うま煮」は味が濃くて、ニンニク🧄のスライスのパンチが効いている。旨い、あまりの旨さと惜別の情で泣きたくなる。そもそも「牛肉飯」など辛い料理が有名なお店だが、辛くない料理も並み外れて美味しい。私自身はここではむしろ辛くない料理の方に軍配を上げたい。

 とにもかくにもしばらくお別れ。今日はお一人様が多かった。やたらと並ぶので誘い合わせては来づらかったのだろうか。仕事納めかお酒を飲んでいる人も多かった。こんなにみんなに愛されて幸せなお店だ。新本店のオープンを楽しみに待ちたい。

https://s.tabelog.com/tokyo/A1314/A131401/13001509/

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