明石に行ったのが結構楽しかった日記
兵庫県の中でも、一番時間にうるさい人がいるという街、明石。
(うそです。標準時子午線の地点が明石なだけです。笑)
先日、妻とデートで明石公園に遊びに行きました。
この日はハンドメイドの商品を露店販売しているイベントがあり、コロナうんたらを恐れない暴虎馮河の勇たちが黒山の人だかりを形成しておりました。
その中でも、私の情緒を揺さぶられる人を見かけたので報告いたします。
悔やむ少年
エア遊具という、常に大きなエアポンプを稼働させてその中で年端も行かぬ少年少女が飛び跳ねて戯れる遊びがありました。
そこは1回3分とかその辺りなのですが、30~40人の行列が常にできております。最後尾に並べばディズニーランドにも負けない待ち時間になることでしょう。
そこの行列からはみ出して、膝を付いている少年を見かけました。
どうやら、彼は途中まで列に並んでいたのですが何らかの理由で列からはみ出たのでしょう(親御さんに「時間がないから諦めろ」と言われたのだと踏んでます)。
その子は、泣きながら叫びました。
「ぼぐ、あれ並びだいのっ!」
その瞬間、わたしはハッとさせられました。
ここ1年、ここまで俺は悔やんだことがあっただろうか?自分の意志を、声を大にして、四つん這いになってまで叫んだことがあっただろうか?
子供だからとか大人だからとか、そんな話はナンセンスです。
半沢直樹でも、感情の昂りを表現するパフォーマーが我々を圧倒していたように、人間は幾つになっても、自分の主張を大切にしたほうがいいのです。
強くなれ、少年。
お前はふわふわ遊具の中でふわふわして満足する人間じゃない。
人生で最後のロングヘアのマダム
我々が歩いていると、ママ友なる淑女たちが久闊を叙しているような光景を見かけました。
その中の会話で、
「うわ久しぶりやんなぁ!髪長いから全然気づかへんかったわ!」
「いやいやもう歳やから、人生で最後のロングヘアにしようと思ててん!」
というのが聞こえました。
幸いなのかどうか分かりませんが、私は人が死ぬ瞬間に立ち会ったことは一度もありません。
しかし、人生の最後のけじめを決意した人を見かけました。
ただならぬ覚悟の賜物なのでしょう。それだけに、その方の一言は今だに私の心を捕らえて離しません。
私はマスターベーションを嗜むのですが、例え「あなたは精子の数が人より少ないです」と医師に診断されようが、
「いやいやもう病気やから、人生で最後のオナニーにしようと思ててん!」
とは絶対に言えません。そんな覚悟は持ってない。
おまけ:ロデオボーイ乗り捨て
夕方、なぜか乗馬マシンが乗り捨ててあるのを見つけました。
西部劇などではよく「この地域は俺の庭だぜ」というカウボーイが出てきますが、それを意識されているのでしょうか。
西部劇よろしくちょっとかっこよくさせてみました。
哀愁があっていいですね。
こちらからは以上です。
(人物写真は「ぱくたそ」より拝借しました。多謝!)
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