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1時間×3回で、私は私を整理した #cotree

□プロローグ

私がオンラインコーチングを受けた理由は、実のことを言うとそんなにたいそうなものではありませんでした。noteをよく読むようになって頻繁に目に飛び込んでくる「ひらやまさん」という男性に心惹かれていた(恋とかそういう淡い気持ちではなく)ということ、1年半ほど前に仕事で目にしたcotree社の事業内容に共感していたこと、もうまもなく自分が法人化することなどがふんわりと偶然に重なり、「ん!今こそコーチングを受けるべきだ!」とひらめいた。我が心の電球がパッと光ったのです。

(※後にその行動パターンについても自分で納得できるようになるのですが、それはここから数百文字先に話すとして。)

私はこういうものについては、松竹梅と選択肢があるなら先方の薦めるままにコースを決めるタイプです。したがって、今回は3万5千円のスタンダートプランを選びました。

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cotree│アセスメントコーチング公式ページより)

性格診断と1時間×3回のコーチング。コーチングの「コ」の字も理解していない私は、「この3時間が終わると自分が激変しているのかしら」などと夢のようなことを思いながら約40分程度かかる特性アセスメントへの回答を終えました。

□特性アセスメントの結果と感想

ちなみに、この特性アセスメント、結構“迷う”質問が多い印象でした。というのも、こういう診断の類を無料のものであれば数々やってきた私は、「ああ、こういう回答するとこういう答え出るよね」と想像しながら回答を選んでしまう悪癖がついています。その私が迷うということは、すなわち、どういう結果が出るのかよくわからなかったのです。

さて、コーチングの前に、この特性アセスメントの結果が届きます。

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思ったよりも精密で、あらゆる角度から客観的に私を描いたシートが送られてきました。つぶさに見ていくと、うん、確かに私だな、とうなずけます。というか、私が隠したい私まで明るみに出てしまっていて、ちょっと怖いくらいです。

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もうこの時点で私は腹六分めくらいまではふくれてしまっていて、「わかったわかった、私ってこういう人間なんだよね」と、わかってもいないことをわかった気になって、上っ面の充実感を味わっていました。

しかし、あくまでこの特性アセスメントの結果はツールでしかありません。その意味を知るのは、コーチングが始まってからです。

□コーチング1回目―アセスメントから課題解決のヒントを探る

オンラインコーチング初回、もっとも驚いたのは、コーチの立ち位置でした。コーチは私が動かなければ、動かない。コーチとは、私の願い、私の目標を具現化するために的確な整理をしてくれる人です。整理する情報や想いがなければ、始まりません。

だからこそ、私自身が「何に悩んでいるのか」みずから向き合っていくことができるんだな、と実感しました。

ちなみに私は、「対人関係」と「法人化に向けた自分自身のコントロール方法」をテーマに相談しました。このふたつは、いずれも自分自身では解決できないとあきらめ後回しにして、もやもやしていた課題です。

担当の小川コーチはこのふたつの課題に「Why?」を投げかけながら、私の過去のエピソードや考え方をうまく引き出してくれました。この引き出し方が絶妙で、不思議なのですが、「……あれ。なんでだろう」とブラックボックスにしている部分をピンポイントで突いてきます(表現が難しいな、決して嫌な感覚ではなく、ダーツのブルに入る感覚に近い)。

だいたい私のブラックボックスの輪郭が見えたところで、「つまり、こういうことかもしれませんね」と整理してくれはじめると、みるみるうちにそのブラックボックスが光にさらされていきます。この爽快感といったら、ない。決してコーチに誘導されているわけではなく、私自身の経験や思考は、もうすでに答えを得ていたんだ、と気付かせてくれるんです。

そのときに役立つのが、事前に受けた特性アセスメントの結果です。私が語ったエピソードと結果を照らし合わせながら、行動や言動を導き出している私の特性を確認していきました。

小川コーチは繰り返し、「ある部分での数値が低いことや、波が大きいことは、決して悪いことではありません」と教えてくれました。

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たとえば、この部分、一見したらもう絶望しませんか。もしも私がクライアントなら、「気分や行動上のムラ」が「92(もうほぼ100、生きるムラ、ランダムの化身)」なんて絶対一緒に仕事したくないもん。

でも、そういうことではない、と。むしろその特性を生かせる環境を探したり、あるいはその特性をうまくカバーしてくれる人と働いたりと、この特性を理解していればこそ、行動の選択肢も広がるのだ、と。

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オリジナリティや事業創造のポイントが高い一方、ストレス適応が極めて低い私。一流志向はあるくせに、経済的成功志向が低い私……。

こうやって波と自分の行動パターンを重ねると、「なるほどね」とうなずけることがたくさんあります。そして自分が課題としていた「対人関係」の悩みも、「法人化して新しいことをしたいけれど自分のモチベーションのムラが……」という不安も、だんだんと言語化できてくるわけです。なぜ、そうなのか、と。

(そもそもコーチングを受けるきっかけも感情を伴う衝動だしね……。)

自分ってこういう人間なんじゃないかしら、という腹落ちが、ふんわりした腹落ちでなく、しっかり説明できる腹落ちとして消化されていく1時間。これが初回の感想でした。

終了後、コーチから振り返りのメールが来ており、これがまた自分がどんなことを考えたかを的確に伝えてくださっているので、たいへんうれしかったです。

ちょうどこのコーチングを体験したのが2019年12月23日だったのですが、その年末年始の晴れ晴れとした気持ちは、実に久々なもので、珍しく抱負なんてしたためちゃうくらいに脳内が整理された状態でした。

□コーチング2回目―深堀りし、自分のなかにある根幹の課題を知る

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え、もう、それでよくない?と感じるかもしれませんが、私は2回目、3回目も受けてこそコーチングは素晴らしいと個人的に感じました。その理由も含め、その後の展開を書きます。

初回のコーチングで私が無意識に何度も使った言葉が「申し訳なさ」でした。

「なんの目的もなくそこにいていいのだろうか、という申し訳なさ」
「誰かに何かの価値を提供していなければ、関係性を築いているのが申し訳ない」
「だから自分の存在意義を探りたくなるし、わからないと混乱する」

そういう考えが私と他人の関係性や認知を歪ませているのかも?ということで、2回目はこの「申し訳なさ」を掘り下げる回にしました。

初回に比べ、相手と自分の関係性にフォーカスした話が増えました。自分自身の理解だけでなく、私と対面した相手は実はこう考えているかも?と想像を膨らませることで、今まで自分が苦しかった、こんがらがった糸をほどいていくイメージです。

私はこの2回目で、救いの考え方をいただきました。

「これはまだ道半ば、プロセスの途中だから、無理に結論を出すために理由を掘り下げなくても良いタイミングかもしれない。あとで結論が見えてくるかもしれない。そう考えるオプションを持っておくと良いかもしれません」

私はあらゆることを結果として認識していて、その答え合わせによって次の結果を導こうとするから、結論を急いでしまう。そういう思考が、相手からの評価が低いという思い込みを生んだり、申し訳ないという感情を引き起こしたりするのだろう。

この発見は私のあらゆる悩みに万能薬のように効果を発揮するものであり、掛け違えたボタンのはじめのひとつだったような感覚をもたらしました。

このあたりで小川コーチに対し、こんなに自分を知ってくれた人はこれまでいただろうか、と思えるほどの信頼感が生まれていました。

今日気付いた思考パターンを仕事で役立てたいのですが、何か引っ掛かります。次は仕事にフォーカスして、自分の弱点について考えたいです」と、最後にコーチに伝え、2回目を終了しました。

はじめはふんわりした意識でコーチングを受け始めた私が、いつの間にか「こうしたいから、次はこれを話したい」と提案するようになっていたわけです。

□コーチング3回目―未来の私へ、エールを贈る

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3回目のコーチングでは、はじめのあいさつもおろそかに、私は「前回お話していた申し訳なさを感じるシチュエーションについて考えてみたんですが……」というような話を始めました。正直、限られた時間をフル活用したい、小川コーチにもっと自分を知ってほしいと願っていました。

私は、とても親しい間柄のひとにしか過去の話をしません。しかし、いまの自分を紐解くために、このコーチングで役立つ話はしたいと思ったからか、ずいぶんと詳しく話をしました。実際、「過去の話を事細かに覚えている」という事実をコーチに指摘されて、ハッとしました。そう、意外と覚えているんです。

私は、自分が認識している以上に、多くのことを恨み、怒り、一方で反省もし、自己嫌悪に陥っていたようです。その過去を消化することができず、受け入れられず、その経験の意味を解釈できずに、見て見ぬふりをしてきたのかもしれません。

「その過去は、アセスメントの結果から読み取ると、こういう解釈ができるかもしれません」と、小川コーチが私の代わりに、ある過去について解説してくれました。

それはまさしく、私の怨を成仏させるものでした。私が悪いんじゃなかった。いや、私にも悪いところがあったかもしれないが、特性の違いであったり相性であったりが、自分を責める結果を生んでいただけなのかもしれない、と。

一つひとつの結論を急ぐ割に、大切な過去に関しては置き去りにしていたのかもしれないな、と私はコーチングを通じて痛感しました。まるで部屋が少しずつルールを崩して汚くなっていくように、おざなりにしたことの積み重ねが混沌とした心を育てていったのでしょう。

私は3回のコーチングで、心のなかにあった要らない情報や感情を捨て、別の場所に置かれた感情の場所を戻し、我が心のなかに掃除機と雑巾をかけました。空気の入れ替えもしました。

自分だけではとてもじゃないけれど向き合えなかったゴミ屋敷のような心に、コーチがやってきて「順序を決めて整理しましょう」と、言ってくれたんだと思います。

最後、小川コーチは「きっと宿木さんなら、良い事業を育てられるはずです」と、私の特性を重ねながらエールをくださいました。その言葉は、私が私を知ってくれていると信頼できる相手からのエールだったから、心底信じられる一言でした。

整理された心は、未来へ向かって動き始めました。

□エピローグ

そんなふうに語って、すべてが順風満帆に進み始めたなら、人生はどんなにかしあわせでしょうか。

最後のコーチングが終わった2020年2月3日以降、爆発的にたくさんのお仕事をいただき、それに加えてプライベートのほうでたくさんの事件が重なります。さらには体調を崩す、コロナウイルスの諸々が始まる、と、渦に渦を足して渦で掛けるような混沌の1ヵ月を走りました。

法人化したくせに、いまだ何も新規事業の準備は進められず、税理士さんに「もう、全部やるから段ボールに領収書を詰めて送りなさい」と言わせてしまった確定申告も、結局自分で抱え込んでパンクする始末。

それに対してコーチングを終えた私が美しく整った心で向かえたかと言えば、まあ、そんなわけもなく、あたふたと慌てふためき、ときに泣きながら、睡眠不足で停滞した脳で必死に明日のことを考える日々です。

じゃあ、なんだ、3万5千円かけてなにも変わってないのか、と言われれば、違うんです。

私はきっと何も変わっていないけれど、あるいは毎日、毎秒変わっているけれど、そんな私を少しだけ理解できるようになった気がするんです。

気分にムラがあるから、SNSも集中力も続きません。新しいことがやりたいから、向こう見ずに挑戦します。みんなの違いを理解して、全部受け止めたい。けれどストレス耐性が低いからすぐパンクしちゃいます。

そんな自分を、一歩引いて見て、責めるのではなく「はいはい、そういうことね、私の心は正直ね」と受け流しつつ、じゃあどうする?と問う1ヵ月でした。少なくとも「このままの自分じゃいけない、変わらねば」とは思わなくなりました。

「また必要になったら話したい」と伝え、今回のコーチングを終了しました。きっと私の部屋は、またすぐ散らかる。散らかりやすいから。

でも、そのときは一緒に掃除してくれるコーチがいる。その安心感といったら、もう、言葉にはできません。言葉にするのは、ちょっと野暮な気がするんです。照れくさいっつうか。そう、そういう感情になるくらい、深く入った体験でした。

とても長い感想になりましたが、月に1度、3回のcotreeオンラインコーチングを受けたひとりの人の流れをできる限りこまかく伝えました。興味がわいた方はぜひ、ご自身の悩み、ご自身の特性でもって、その感動を味わってほしいです。

詳しくはこちら▶cotree アセスメント―コーチング

以上!

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答えのない考え事におぼれがちな人。お茶が大好き。◆noteの実績◆「消えない泡」(短編小説、2019年) キリン×note「あの夏に乾杯」特別賞受賞

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コメント (1)
宿木さんの心の中、整理できてよかった。出先で読んだらいけないnoteだった。顔ぐちゃぐちゃ。
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