インド神話1

「インド神話物語 マハーバーラタ」デーヴァダッタ・パトナーヤク著 、「インド神話ーマハーバーラタの神々ー」上村勝彦著 参照     あと世界史の教科書

*ほぼ自分のためのメモ帳みたいなもんです。間違ってるところあるかもしれません。

前書き。(読み飛ばしていただいて結構です)

神話って聞いた時に、皆さんは何をイメージするでしょう。様々なゲームにもなるほど最近では神話は私たちの身近なものになりつつありますね。
で、神話ってひとくちに言っても沢山あって、その中でここではインドの持つ神話について、その中のマハーバーラタについて私の齧ったような知識で書いていくものです。

*史実よりも書と言い伝え重視です。

なんでインドか…前のnoteでも書いたけど、 最近インドにハマって行きたいと思ったから。以上。決して宗教勧誘とかいったものでも御座いませんし、これといった宗教の贔屓等も御座いません。(神様は好きですよ。信じてますし)

元々私大学で神話とか宗教文化やるつもりだったんですよね。でもまあ学校も始まらんし、少なくとも一年次にそういう専門的なことはカリキュラムがない!
…だったら自分でやったろうやないかい!てなことですね。はい。次行きます。

○「マハーバーラタ」とは一体なんぞ?

これはインド二大叙事詩のうちの一つです。

ちなみに
。マハーバーラタ
。ラーマーヤナ

このふたつが所謂古代インドの代表的な叙事詩に当たるのです。

「ラーマーヤナ」の方は割とよく聞きませんか?インドネシアの伝統的な劇にもなっている、あれ一回見てみたいんですよ。

ラーマーヤナはここでは取り上げませんが、ざっくり言うと

「法(ダルマ)が乱れた現世にヴィシュヌ神がラーマ王子の姿で現れた!そのラーマ王子の生涯!!」

みたいな感じですね。物語にも入り込みやすくて、全体に取っ付きやすいです。インドのヒンドゥー家庭でよく話されるのもこっちなんだとか。

はい、マハーバーラタに戻ります。
まずこの「マハーバーラタ」。
バラタ族の物語っていう意味らしいです。マハーは偉大な、という意味です。
で、このバラタ族とは?

世界史がほぼ赤点だった私ですのでネットで調べさせていただきました。

古代インドアーリア族の部族のひとつ
Wikipedia様より

この古代インドにおけるアーリア族っていうのは、BC1500年くらいに中央アジアからインダス川を超えて侵入してきた人々です。元々はヨーロッパの牧畜民です。
この人たちがだいたいガンジス川を挟んだ北側を支配しておりました。

画像1

私のきったない手書きですがこんな感じ
(あっ…スリランカ)

どこでも似たようなものだとは思いますが、先住民と南北で分かれます。

その彼らが持ち込んだ新しい文化。これが花開いてインド独自の世界観を作り出していきます。

アーリア人文化
・部族的社会で富や地位の差は無し
→日本の縄文時代みたいなもんです
・自然神崇拝
(火や雷を神格化して崇拝)
→これが「ヴェーダ」と呼ばれる聖典に書かれている

さてこのアーリア人の文化、「ヴェーダ」という謎の聖典が出て参りました。
「ヴェーダ」は早い話が、宗教文書です。

BC1200年頃 「リグ・ヴェーダ」成立
                                   ↳veda=vid=知る/知識

つまり、この「リグ・ヴェーダ」は古代インドの知識が総動員された宗教文書=聖典です。

○ヴェーダの話
ここからちょっと謎めいてくるのですが、
この「リグ・ヴェーダ」、天啓聖典(シュルティ)って言われてるんですね。
聖典は聖典でもなんで天啓か。何とこれ永遠の過去から存在しているらしいんです。
誰が作ったわけでもなく、遥かなる過去から齎された詩。まるで平沢進さんの世界のようですね。(すみません、私平沢師匠のファンでして)

古代インドには聖仙と呼ばれる方々がおりました。彼らは修行を積んだすごい人たちです。色んな力を持っています。神に近い存在であり、詩人です。
ちなみに、今の詩人を想像してはなりません。当時詩が作れるってほぼ奇跡みたいなもんなんです。で、聖仙が神からの啓示を受けて言語化、人々にも伝わるように表現化したものが「リグ・ヴェーダ」天啓聖典てなわけです。
いや、ほんとに規模が大きくてねえ。ちょっと理解が及ばないというかなんというか。
インド人の想像力壮大すぎませんかね。すぐ宇宙とか言うんだから。(褒めてる褒めてる)

マハーバーラタの話するって言ったのにヴェーダの話になってきましたね。でもなったついでにもう少しだけ。

ここ大分ややこしいんですが、ヴェーダ聖典は4つありまして

①リグ・ヴェーダ
→神々に対する讃歌
②サーマ・ヴェーダ
→歌詠
③ヤジュル・ヴェーダ
→祭詞
④アタルヴァ・ヴェーダ
→呪句

このそれぞれが更に4つの内容から成っていて、

1、本集(サンヒター)
2、祭儀書(ブラーフマナ)
3、森林書(アーラニヤカ)
4、奥義書(ウパニシャッド)

このうち最も重視される主要部は1の本集です。ここにはマントラ(真言)が集録されているのです。

このようになんかすごいこと書いてありそうないかにも聖典って感じのヴェーダですが、誰かが天秤にかけたんですって(なんでだよ)
何とかけたかってあのマハーバーラタです。
そうしたらマハーバーラタの方に天秤が傾いた。これはもう「おおー」ってなりますよね? 偉大だ、って。前述したように、偉大な=マハーです。
元々はバーラタ、と呼ばれていたマハーバーラタ。ここに来てついに真にマハーバーラタになりました!
長かった…(前置きが長いから)


長いので、一回ここで締めましょうか。続きはまた次書きます。
お立ち寄り頂きありがとうございましたー!

*間違ってるところとかあったら教えて下さると幸いです*

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