見出し画像

プラントベースフードを給食に活用! 新しい食育プログラム「食べて学ぶSDGs」!

こんにちは!note編集部の遊佐です。
皆さん「プラントベースフード」という言葉を聞いたことはありますか?
当社ではプラントベースフードに注目し、学生向けに「食べて学ぶSDGs」という新しいスタイルの食育プログラムの開発・提供を行っています。学校給食や調理実習でプラントベースフードを”食べて”、プラントベースフードが登場した背景を起点に、SDGsに代表される環境問題や社会課題を”学ぶ”という内容です。
今回は、こちらの取り組みについて紹介します!

プラントベースフードとは?

すべて(または大部分が)植物由来原料から作られた食品のことです。ベジタリアンの人だけでなく、健康のために食事の一部に取り入れる人や、地球環境への配慮からプラントベースフードを選択する人が増えており、世界中で注目されています。
特に、プラントベースフードの代名詞である大豆ミートは、ここ数年、日本でも様々な商品が登場し、スーパーやコンビニでも気軽に購入できるようになりました。

開発担当者

池田さんプロフィール

実施の背景 -きっかけは中学校の先生からの相談-

当社は長年、国内のインフラ整備事業や海外途上国への開発支援事業にコンサルタントとして携わり、社会課題解決の最前線で仕事をしてきました。これまでに蓄積した様々な国や地域での知識や経験を日本社会に還元できないかと考えていたところ、とある中学校の先生から、
「生徒に環境問題や社会課題を自分事として考えてもらうための良い方法はないか?」
という相談を受け、考案したのが「食べて学ぶSDGs」でした。学生にとって、なかなか自分事として捉えることができない環境問題や社会課題に対して、実際に食べるという行為を加えることで、より身近に感じてもらうというのが狙いです。
「食べて学ぶSDGs」を通じて、子供たちが環境問題や社会課題に少しでも興味を持って頂き、SDGsへのアクションを考えるきっかけになればという想いで実施しています。

プラントベースフードを採用した理由

一番の理由は、プラントベースフードにはストーリー性があるからです。プラントベースフードの登場の背景には、人口問題、温室効果ガス問題、水問題など、SDGsの項目に関連する様々なストーリーがあり、学習効果が高いと判断しました。
また、大豆ミートに代表される植物性の代替肉を実際に食べたことがない学生は多いため、興味を持って食べて学んでもらえる良い食材と考えました。

食育プログラム「食べて学ぶSDGs」の特徴

プログラムの特徴は、主に3つです。
 1.子供たちに美味しく食べてもらえるプラントベースの商品や
   レシピの提案
 2.学校の授業に合わせてカスタマイズ可能なプログラムの提供
 3.授業を行う講師は、世界を舞台に長年活躍してきた各分野の専門家

食育プログラム「食べて学ぶSDGs」の概要

「食べて学ぶSDGs」は名前の通り、食べるパート、学ぶパートの2つで構成されています。

食べるパートでは、給食や調理実習の献立の一部にプラントベースフードを採用し、実際に学生に食べて頂きます。現在は各メーカーさんの企業努力により、味や見た目が飛躍的に向上しており、子どもたちでも美味しく食べてもらえる商品やレシピがあります。

給食(2年)

学ぶパートでは、各学校のカリキュラムやこれまでの食育の取組み等を参考にしながらその学校に合致したプログラムを提供します。また、講師は管理栄養士の方を中心に様々な分野の専門家で行います。長年、国内のインフラ整備事業や途上国への支援事業にコンサルタントして携わり、社会課題解決の最前線で仕事をしてきた八千代エンジニヤリングだからこそ実体験を交えた生き生きとした授業が可能です。

画像5

この取り組みを通して伝えたいこと

まず1点目は、学生たちに伝えたいことです。
普段私たちが食べている食事の背景にどういった社会課題が潜んでいて、今のままの食生活を続けていくとどんな課題が出てくるのか。
知っているのと、知っていないのでは大きな違いがあると思います。
プラントベースフードはきっかけの入り口に過ぎません。
「持続可能性」という言葉が広く使われるようになりましたが、食という身近な存在をきっかけに、生徒一人ひとりがSDGsに対してアクションを考えるきっかけとなれば幸いです。

そして2点目は、学校の先生に伝えたいことです。
日本は先生の業務量が世界で一番多い国と言われておりますが、今回の取組みを通じて、先生方には企業を教育現場でもっと活用してほしいとお伝えしております。
学校と企業の連携は日本の教育の質の底上げに貢献できるため、日本社会全体で取り組むべきことだと考えています。

実際に行っている取り組みの一部をご紹介!

三重県の中学校で、あづまフーズ株式会社と共催で授業を行いました。
授業では、普段食べている食材の生産が、社会や環境問題とつながっていることなどを講義しました。終了後の学生のアンケートでは、「世界や日本での環境問題と食料問題について知れて考えることができた」、「今後のSDGsの研究の参考にできて嬉しい」、「私たちの食を守るためにも、自分たちの食に対する考え方を考えていかなければいけないと感じた」といった意見が出ました。
給食では、あづまフーズ株式会社のプラントベースフード「べジミート」を使ったキーマカレーを提供しました。学生からは、「違和感なく食べることが出来ました。美味しかったです」や「最初、大豆ミートということを忘れて普通にお肉だと思って食べていた」など、プラントベースフードでも十分に美味しく食べてもらったようです。

給食全体

<食べて学ぶ「SDGs」の詳細>

画像6

画像7

当社では建設コンサルタント事業だけではなく、あらゆる面から社会課題の解決にむけて、取り組んでいます!
この取り組みでは、普段食べている食材の生産が社会・環境問題とつながっていることや、世界的な人口増加による食料不足が懸念されていることを知
る機会となるだけでなく、フードロスの課題や現在の取り組みについて学び、普段の生活の中で自分たちにできることを考えるきっかけとなればと思っています。

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!