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ダメ男こぼれ ♯26 ~左手のホームポジションはCommand+S~

先日、某YouTubeで久しぶりにOS9を見てね、こりゃマジで懐かしいわと。
あ、OS9ったって6809用のヤツじゃないよ。←誰がわかるんだ

ここで言うOS9とはMac用OSの、まァ今のMacOSの前のOSのことでして、別にOS8でもいいんだけど、とにかくMac用OSのOS7.6からOS9.2.2のバージョンのことです。
もちろん古参のMacユーザーからすれば「なんだ、漢字Talkの話じゃないのか。この新参者め」と思われるかもしれないけど、いやいや、OS8も9も十分懐かしいから!

当時のOSなんて不安定なのが当たり前でね、WindowsだってWindowsMeまでは本当に不安定で。
もちろんMacだって同様で、いまだにサッドマックとか爆弾マークへの恐怖が消えない人はいっぱいいると思う。Windows使いの人だって常に「リソース不足」にビクビクだったはずだし。
今みたいに一週間、下手したら一ヶ月でもそれ以上でも、たいして不安定にならない現行のOSなんか天国で、それほど昔のOSの不安定さの恐怖が染み付いているのです。

さて、アタシは先日来より本職であるグラフィックデザインについて書き始めました。
上手い具合にハマれば参考のひとつになると思いますので、是非ご一読をば。



何しろアタシは20年以上にわたってグラフィックデザインをしているわけで、つまりかつてはOS8とか9とかの不安定なMacを使って作業していたのです。
んな不安定なOSで作業が出来るのか?いや、もちろんね、ソフトはあるんだから出来るのは出来るんですよ。
当時アタシはサラリーマンとしてデザインをやってたのですが、数時間置きに、あちこちのデスクから阿鼻叫喚が聞こえてくる。

「グワーッ!固まったァッ!!!」

当然、直前までの作業は消える。もちろん保存してたところまでは残ってるんだけど、保存した時間が前であればあるほど、同じだけやり直さなきゃいけなくなる。
土台、マシンを安定的に使うなんて不可能なんですよ。せいぜい「ブラウザを立ち上げたら、見終わった時点で終了させる」とか「フォトショ(Adobe Photoshop)とイラレ(Adobe Illustrator)は同時起動しない」とか、それくらい。ま、そんなことをしてたところで、結局固まるものは固まる。
じゃあどうするか。となるときわめて原始的な方法しかない。つまり

こまめに保存する

もう、それだけ。ひとつ、軽くね、たとえばフォトショで言えばフィルタをひとつかける毎に保存する。レイヤーを追加する毎に保存する。文字を打ち変える毎に保存する。そんな感じでした。
音楽で言えば「一曲毎に」じゃなくて「一小節毎に」なんだから、どれほど頻繁にやらなきゃいけないかわかるはずです。

もちろん、保存するのにいちいちメニューを開いて、なんて、やんない。キーボードショートカットでやる。
保存のショートカットはCommand+S(WindowsならControl+S)ですが、右手はマウスとして、左手は常に親指をCommandキーの位置に、中指をSキーのところに触れさせておく。これだけでぜんぜん安心感が違うのです。

アタシは何しろマイコン時代からパソコンを使っていた人間で、当時はタイピングソフトなんかなかったので、タイピングは全部我流でおぼえました。
当時から「タイピングの時の指のホームポジション」なんて解説があったけど、Macを使いだしてからこんな<基本>はどっかにすっ飛んでいった。
だいたいは「左手はAからFあたりに置く」ってなってるけど、冗談じゃない。そんな怖いことが出来るわけがない。

もうOSはそんなに不安定じゃない。それは最初に書いた通りです。だから本当はマニュアル通りの位置に指を置いた方が打ちやすいんだと思う。
でもさ、こちとら恐怖が消えないんだよ!?そんな怖いことが出来ますか!