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幸せを分散させることは、幸せの循環をつくること。

複業で収入源を分けるように、幸せに関してもいくつも収入源を持っていいんじゃないか。

最近そんなことを考えています。

そもそも、幸せには色んな種類がありますよね。家族だったり、仕事だったり、友達だったり、趣味だったり。

でもそれだけ色んな形があるのに、自分も含め、その比重が仕事と家族という2カ所に偏っているケースが多いなと感じます。

先日、読んだ落合陽一さんの日本再興戦略に、日本の高度経済成長期に形成された色んな仕組みがまだそのまま残っていて、今の時代に合わなくなってきているという話がありました。 

幸せについても同じで、家庭を持つ=家を建てる、稼ぐ=仕事に人生注ぐ、ということから来る、家族と仕事の充実が幸せであるという像が、どこかまだ心の中にこびりついているのではないかと思います。

家を持つ、稼ぐことが悪いと言ってるわけではなく、色んなものが新しく出ては古いものが崩れ去っていく世の中で、幸せに対する姿勢もアップデートしなきゃいけないのでは、ということです。

じゃ、どうアップデートするのか。

これまた日本再興戦略にヒントがあったので引用させていただきます。

これからの日本に大事なのは、色んなコミュニティがあって、複数のコミュニティに所属しつつ、そのコミュニティを自由に変えられることです。どのコミュニティを選ぶかは本当に人それぞれです。家族を基盤にしてもいいし、会社を基盤にしてもいいし、地域コミュニティを基盤にしてもいいし、趣味を基盤にしてもいい。一つのコミュニティに依存するのではなく、色んなコミュニティに依存すればいい、そういうふうになれば、日本の生活や仕事はもっと楽しくなるはずです。(日本再興戦略 - 落合陽一)


つまり、一つの回答として考えられるのは、幸せを色んな場所に分散させておくこと、です。

分散させるというのは、もともと持っていた大きさの幸せを分配するわけではなく、色んなところに色んなサイズの幸せを作るという考え方です。だから総じて見れば幸せのサイズは大きくなっている、そんなイメージです。

では、幸せを分散させるってどういうことなのか。具体的に考えてみると、ポイントとしては3つあると思います。

①自分の帰属を増やすこと

②自分の幸せとみんなの幸せの両方を考えること

③自分と同じ幸せに共感する人を見つけること

帰属を増やすということは、例えば、家族・仕事・友達・趣味・コミュニティ・部活・ご近所さんなど、自分が顔を出す場所をたくさん作ることです。もちろんリアルだけじゃなくて、インターネット上・バーチャルな世界でもアリです。

とにかく心地が良いなと思えるつながりを増やすこと、幸せの収入源を増やすことです。

自分の幸せとみんなの幸せの両方を考えるというのは、自分以外の人の幸せを考えることで視野を狭くせずにいられるからです。

自分の幸せってなんだ...と考え出すと自分探しで沼に陥っているのと同じ状況になるので、そういう時に家族の幸せ、職場の幸せ、友達の幸せ、コミュニティの幸せなど、俯瞰して考えてみると、沼に引き込まれずに考えられるのではないかと思います。

幸せは重たいものだけじゃなく、気軽なものであってもいいはずです。

最後は、自分と同じ幸せに共感する人を見つけること。それは誰か1人でも幸せを共有してくれる人がいれば、その幸せは自走すると思うからです。

もし何かのはずみで自分が一時的に脱落してしまうことがあっても、他の人がその幸せを掴んでいてくれるので、また戻って幸せを享受できます。

幸せを長く保つことにつながります。


なので、「自分がどう生きるか」だけに陥らず、「他人とどう関わりを持ちながら生きていくか」を考えることが周り巡って、たくさん幸せを得ることができる近道なのではないでしょうか。

つまり、幸せを分散させること=幸せの循環をつくることができる。どうでしょう?

僕自身もコミュニティに所属して新しい仲間ができて、ようやく実感するようになったところ。もっともっとタネをまいて水をやり、大切にこの意識を育てていこうと思います。

ではでは。

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