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【無料記事・レシピ有り】雪道ピカゼクがフュージョンアーツで強化されていた件。【11/6シティリーグS4広島準優勝、11月8日追記】

はじめに

はじめまして。ヤスタカ(@ya_su_ta_ka_927)です。
広島でポケモンカードをしています。最近はコロナの影響でそれほどプレイできていませんが、新弾が出るたびにカードリストを眺め、強いカードはないかなとポケカについては考えています。

CL京都の開催が近いということで、自分は参加しませんが、自分だったらどんなデッキを持ち込むか、色々と考えた結果、そろそろCレギュレーションのカードが使えなくなりそうだと思ったので、出た当初からずっと使ってるピカチュウ&ゼクロムGXが採用できるデッキについて考えてみました。非常に人気のあるカードだと思うので、もしかしたらCL京都で使う人もいるのかもしれません。参考にしていただければ嬉しい限りです。

※カード名や技名、デッキタイプについて略称を用いる場合があります。

ピカチュウ&ゼクロムGXについて

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ピカチュウ&ゼクロムGXは2018年12月7日に発売された「タッグボルト」の看板ポケモンで、原初のタッグチームGXです。発売当時は高HPのたねポケモンかつ強力なエネルギー加速で猛威を振るっていました。幾度も強化をもらいながら環境に残り続けました。しかし、剣盾環境においては心許ないHPと、エレキパワーやサンダーマウンテン◇、カプ・コケコ◇などの主要カードがレギュレーション変更で使えなくなって、雷タイプは環境から追いやられました。さらに連撃ウーラオスが猛威を奮い、弱点をつかれることもさらなる使用者の減少に繋がりました。

そんな中、生まれたのが雪道ピカゼクコケコです。
パルスワンVの送電→ピカチュウ&ゼクロムGXのフルドライブ→雪道+リセットスタンプ+カプ・コケコVmaxのダイショックで終盤に捲るようなデッキタイプです。ウィークガードエネルギーを採用し、コケコVmaxがマオ&スイレンを絡めてウーラオスをいなすことで苦手な闘タイプにもある程度勝てるようになりました。

そしてフュージョンアーツの発売によってさらなる強化をもらいました。本題に入る前に、フュージョンアーツの登場による環境の変化について触れていきたいと思います。

9月24日フュージョンアーツ発売

フュージョンアーツの目玉はなんといってもミュウVmaxです。新しい"フュージョン"というバトルスタイルを引っ提げて登場しました。コスパの良い2エネから駆り出されるさまざまな技はとても強力で、火力を底上げするパワータブレット、ゲノセクトVのドロー性能も相まって今後の環境の中心になるデッキタイプの1つとなることでしょう。

ミュウVmaxが環境に与える影響

今までの蒼空・摩天環境にミュウVmaxの与える影響でもっとも顕著なものは連撃ウーラオスの減少であると考えました。超弱点であることはもちろんですが、特性(クイックシューター)防止のフュージョンエネルギー、ダメージ減のオドリドリなども考慮すると今までのウーラオスがとても太刀打ちできるとは考えにくいです。(強者の中ではもしかしたらそれを克服したウーラオスが出来上がり、CL京都で大暴れするかもしれませんね。)

連撃ウーラオスの減少の他にも、ゲノセクトVのフュージョンシステムを封じるために頂への雪道の採用が増加や、ミュウVmax側がウィークガードエネルギーを採用するとはいえ弱点の悪タイプをアタッカーとするデッキタイプの増加が容易に想像できます。

次の環境の中心となり得るデッキタイプ

以上のことを踏まえて、フュージョンアーツ環境で対戦する上で考慮するべきデッキタイプは5つであると考えました。
(以下は私個人のイメージ)

①ミュウVmax
上記の説明通り、テキストに書いてあることが強く、デッキパワーは申し分ない。さまざまな対策が存在するがある程度はカバーできる。

②アルセウス&ディアルガ&パルキアGX+ガラルファイヤーV(三神ファイヤー)
オルタージェネシスGX直後に始動しやすいファイヤーをアタッカーとした最近主流のデッキタイプの1つ。悪タイプでミュウVmaxの弱点をつけるだけでなく、Vを2体倒してゲームエンドできる強さがある。ザシアンVの採用は最近ではあまり見なくなった印象。
(ゲッコウガ&ゾロアークGXやゲンガー&ミミッキュGXなどを採用したパーフェクション型についてはあまり理解が深くないので割愛します。)

③白馬バドレックスVmax+スイクンV(白馬スイクン)
Vポケモンでありながら良い塩梅の中打点とタフネスマントを羽織るとタッグチーム並みの耐久になるスイクンVと白馬を合わせたもので、弱点を突かれにくく、裏工作と合わせて安定感のあるデッキタイプ。

④ムゲンダイナVmax
2エネ270のコスパの良さ、ドローのクロバットV、ベンチ呼びのブラッキーVmaxなどカードパワーが非常に高く、先行でぶん回ると手のつけようがない。ウーラオスの減少は追い風。ミュウVmaxの影響で雪道の採用が増えると、恐怖の呪文"スタンプ雪道"で、火力も下がりドローも止まる可能性があるのが怖い。マーシャドー(リセットホール)の採用が難しいので混沌のうねりでなんとかカバーしたいところ…。

⑤黒馬バドレックスVmax+頂への雪道(雪道黒馬)
冥界の扉でエネ加速2ドローはとても強力で、霧の水晶などの恩恵もあり序盤の安定感もある。一見相性の悪そうな雪道だが、マーシャドーへのアクセスのしやすさから自分のターンだけ特性を使うなんてこともできる。ミュウVmaxに対して後攻を取らされても雪道シャドーミストで時間稼ぎできる可能性もある。しかし、悪タイプの増加でやや向かい風ではある。

これらの他に、一撃ゲンガーVmaxはかなり強いデッキタイプですが、一撃スタイルのデッキは進化ラインが多く安定感に欠ける印象がある(個人の見解)ので、今回は省きました。対ゲンガーはパニックフィアーに注意して並べるポケモンを考える必要があるので、練習は必要であるが…。

本題:雪道ピカゼクの強化

さて、長々と話してきましたが、ここからが本題です。雪道ピカゼクコケコが強化された点は主に2点です。1つずつ説明していきたいと思います。

①パルスワンVmaxの追加

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ダイボルト230がとても強力で、今まで倒せなかったVポケモンをワンパンすることができるようになりました。

このカードは主に三神を主体とするデッキに対して使います。送電後のパルスワンを進化することでオルターを撃たれた後のサイド4-4を押し付けるプレイが可能になりました。

②タイプ相性問題の解消
前述した通り、ミュウの登場で連撃ウーラオスが数を減らすことにより、雷タイプは相対的に立ち位置が良くなりました。ウィークガードエネルギーの採用がなくなり、枠が増えることもブルーの探索型のデッキを強くする要因です。
また、白馬スイクンのような雷弱点をもつスイクンVを主体としたデッキが環境に存在することも追い風です。

その他にも雷タイプはそこまで注目されていないので、練習や対策が疎かになりがちで、大型大会では相手のミスを誘うこともできるかと思います。(上位プレイヤーには通用しないと思いますが…。)

デッキレシピと採用カード説明
(9月29日追記)

自分が使っているデッキレシピを紹介させていただきます。

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(9月28日現在)

※公式のデッキリスト画像をタッチしていただくとトレーナーズウェブサイトのデッキ編集画面に移るようにリンクを埋め込んでありますのでご活用ください。

このデッキの特徴は再現性の高さだと思っています。常に同じ動きをすることができる点が非常に強力で、長丁場の大型大会では重要です。逆に、いわゆるブルーの探索型は上振れが存在しにくいデッキタイプであると考えられます。後述の採用カード説明にもありますが、マチスの作戦を採用することで上振れ要素を追加してより強いデッキになりました。

以下採用カード説明です。

☆ポケモン(10)

ピカチュウ&ゼクロムGX(2)
この記事のコンセプトカード。パルスワンのそうでんからバトンをもらい次のアタッカーに繋げる動きが強力。サイドプランとして2-3-3を押しつけられるのでスタンプ、雪道と相性がいい。一応タッグボルトで200出るのも頭の片隅に入れておく。

カプ・コケコVライン(2-2)
メインアタッカー。バトンパスからの雪道スタンプダイショックで逆転を狙う。どんなデッキに対してもワンチャンを作れるのがこのポケモン。

パルスワンVライン(1-3)
このデッキの核となるポケモン。後1そうでんでピカゼクにエネルギーを加速することがこのポケモンの役割。スタートしたいので本当はVを4枚にしたいが枠の都合上3枚。Vmaxについては前述の通り。

☆グッズ(19)

タッグコール(4)
ピカゼク以外でスタートしたときにこのカードがあると、ピカゼクとグズハラを持ってきてやりたいことができるので最大枚数の採用。中盤終盤にもシロカトに化けるので無駄がない。

クイックボール(1)
ブルーの探索からたねポケモンに触るカード。

しんかのおこう(1)
ブルーの探索からVmaxに触るカード。

リーリエのピッピ人形(1)
デッキの性質上、相手のあなぬけの紐が実質ボスになりかねないので採用されている。ブルーの探索使用時に余裕がある際はベンチに置きたい。また、いれかえと合わせてダイボルトのデメリット解消のために使う。他に、スタンプと合わせて1ターンもらうこともできる。

エネルギー転送(1)
ブルーの探索からエネルギーに触るカード。

ポケギア3.0(3)
どのサポートにも化ける可能性のあるカード。最大枚数採用したいが枠の都合上3枚。後1サポートに触れないと困るので採用している。中盤終盤にマチスが当たるとブルーの探索型なのに上振れられる。

ポケモンいれかえ(2)
出しゃばったピカゼクを後ろに下げるカード。ピカゼクスタートすると入れ替えが必須になるのがこのデッキの懸念点であるが増やすほどではない。

ふうせん(1)
グズハラから触れる入れ替えカード。

大きなおまもり(1)
主にピカゼクに持たせて、ミュウVmaxや白馬バドレックス、ムゲンダイナ、オルター後のザシアンVからのワンパンを防ぐカード。

ツールスクラッパー(1)
ブルーで確定サーチできるスクラッパーは強いって偉い人が言ってた。Vにはられたお守りを剥がしてダイボルト、ふうせんを剥がしてダイショックを通りやすくする。

リセットスタンプ(3)
サイド2-3-3を押しつけて手札を1枚にできる最強カード。雪道と合わせて相手の事故を誘う。

☆サポート(15)

ブルーの探索(4)
このカードによってこのデッキは存在してると言っても過言ではなく、後1の再現性の高さを保証しているカード。好きなトレーナーズを2枚持ってきて、やりたいことがいつでもできる。

マリィ(2)
手札にたくさん来てしまった基本エネルギーを山に戻すことができるカード。また、手札干渉兼ドローサポートであるが、雑に打つと自分が事故るので使う時は考える必要がある。

グズマ&ハラ(2)
タッグサポート最強筆頭のカード。後1に使うと山脈スピード雷お守りで盤面を作りができる。中盤終盤は手札コストが重いので考えて使う必要がある。もう使わないポケモンなどをトラッシュに送ることで手札干渉後の強い山を作れる。

シロナ&カトレア(2)
トラッシュのサポートを使い回すことができる。手札干渉に対して強い山も作ることにも貢献する。後述のマチスの作戦と合わせて使うことで回収したサポートをそのまま使う流れも強い。

ボスの指令(2)
ダイショックで縛るポケモンを呼んだり、最後の締めで使う。3枚目が欲しいことがあるが、マチスシロカトができるので、許容範囲内と考えている。

マチスの作戦(2)
このデッキの特徴である上振れ要素がこのカード。マチスを絡めてサポートを2枚使うのは強力で、デッキの性質上基本的にサイドは先行され、相性がいいので採用している。マチスブルー(シロカト)で足りないパーツを集めながら相手が嫌なことができる。

アスナ(1)
あまり見慣れないカードであるが、特殊エネルギーとスタジアムを壊せる。特殊エネルギーが採用されるデッキも多く、うねりを剥がしながら雪道を貼れたりと今が旬のカード。
マチスを絡めてアスナスタンプ雪道ができれば、ミュウVmaxにも勝ちやすくなる。

☆スタジアム(4)

頂への雪道(3)

序盤中盤終盤、常に場に出しておきたいカード。マーシャドーやうねりの採用が増えそうなので本当は4枚にしたい。前述の通り、リセットスタンプと合わせて使いたい。

嵐の山脈(1)
グズハラから触れるボール。これにカードによって後1にブルーの探索がなくても展開できるようになった。

☆エネルギー(12)

基本雷エネルギー(8)
そうでんで2枚、フルドライブで3枚は確実に欲しい。サイド落ちや手札に来ることを考慮してこの枚数。
三神相手にフルドライブを2回言えるとパルスワンVmaxがライトニングストームで240出せるかもしれない。

スピード雷エネルギー(4)
ブルーの探索型はドローが弱いので、少しでもドローできるように最大枚数の採用。


※基本的に全てのカードが必要と考えてデッキを作成しています。そのため不採用カードは不要と考えて、採用していません。もし私のデッキを参考にしてくださる際は、読者様自ら思想錯誤し、そのカードに意味を見出せたのなら採用してください。それもポケモンカードの楽しみだと思います。

(9月29日追記)
バトルVIPパスの採用についてコメントをいただきましたので追記させていただきます。


結論から言いますと、完全に頭から抜けてました。ごめんなさい。クイックボールよりバトルVIPパスの方がいいんじゃないかという意見の方がいると思いますのでそれぞれのカードについて対比し、特徴を提示した上で、自分の考えをまとめようと思います。

☆クイックボール
・手札を1枚トラッシュする必要がある。
・ポケモンを手札に加えられる。
・最初の自分の番以外でも使える。

☆バトルVIPパス
・最初の自分の番しか使えない。
・コストがない。
・たねポケモンを2枚まで出せる。
・ベンチに直接出す。

ブルーの探索型のデッキにおいて、手札を切るという行為はかなり慎重に行い、対面において必要なカードを判断して取捨選択をします。そのため、ポケモンが2体で展開できることも考慮すると、後攻1ターン目にプレイしたいカードはバトルVIPパスであると思います。逆にクイックボールに活路を見出すならば、コストを利点と捉え、手札干渉に多少は強い山が作れる点でしょうか。自分はクイックボールで今まで困ったことはないのですが、最終的な結論としては"バトルVIPパスに変えてもいいかも"としておきます。

上述しましたが、試行錯誤することがポケモンカードの楽しみでもあると考えていますので、新たな知見をくださった方ありがとうございました。読者様もどちらを採用するべきなのか考えてみてください。

各対面について(9月29日追記)

ほぼ一人回しでしか調整できていませんので、理論上の話ではありますが、意識する点や注意する点などを説明をさせていただきます。前述の環境の中心になり得る5つのデッキタイプについてのみでご容赦ください。

基本的な動きとして、まず後攻を選択し、後攻1ターン目にパルスワンでそうでんをしてピカゼクにエネ加速、後攻2ターン目にフルドライブでコケコにエネ加速をして、2-3でサイドを取らせた後に雪道スタンプダイショックで相手を止めて捲ることを念頭に置きましょう。

①対ミュウVmax
ミュウVmaxを3-3でとるプラン、もしくはミュウVと非ルールを合わせた3-2-1プランで考えます。基本的プラン通りに進めます。攻撃の際はオドリドリのダメージ減に注意を忘れずに。雪道は早めに貼ってほぼ1枚積みマーシャドーを使わせることが大切です。うねりで安心しているところをアスナと合わせて破壊しましょう。


(9月29日追記)
ミュウVmax相手に先行2ターン目に進化+パワータブレット2枚(1枚ツールジャマーでも可)+ボスの指令(場合によってはあなぬけのひもでも可)をされ、後ろのお守り付きピカゼクが倒された場合どうするのか、と意見をいただきましたので、自分の考えを述べさせていただきます。


ミュウVmaxが毎回上記のようなプレイが安定して可能であるならば、正直に言うと厳しいと考えています。しかしミュウVmaxの構築にもよるとは思いますが、そんな簡単にできるようなことではないと考えています。ムゲンダイナVmaxが先2ドレッドエンド270+ダークシグナル(ボスでも可)をするのと同等であると体感では思っています。

厳しいとは答えましたが、相手のスタートポケモンがミュウ以外場合は入れ替えが必要で、さらにはフュージョンシステムのドロー枚数を増やすために入れ替えを無駄に使う(コケコ相手にこれは愚策ですが)ようなことがあれば、もしピカゼクを倒されたとしてもコケコVmaxが強く使えるので必ずしも勝てないとは言い切れません。雪道スタンプ麻痺でワンチャンス作れるのがこのデッキの強みなので諦めずに最後までプレイしましょう。(もしそのまま一方的に負けたら今日は自分の日ではなかったと悟りましょう…。)

②対三神ファイヤー
三神+V+システムポケの3-2-2プランを目指します。この対面は他とは違い、パルスワンとピカゼクの2体だけで戦うのがいいと思っています。そうでん後オルターの返しにパルスワンを進化させ、お守りをつけたピカゼクでフルドライブすることを心がけましょう。ザシアンの少ない今の三神ではピカゼクが倒れないと思うので、もう一度フルドライブで三神倒しながら、パルスワンにエネを集めます。あとはダイボルトとライトニングストームで2体倒して勝ちです。2回のフルドライブで5枚つけられれば手張り合わせてライトニングストームが240出せるのでHPの低いシステムポケモン以外も倒せるようになります。

③対白馬スイクン
他のデッキだとタフネスマントのスイクンVに苦戦するが、このデッキだと弱点をつけるのでそこが1番嬉しいかもしれません。ベンチも並べないのでスイクンの打点は伸びず(それでも2パンされるかも)、白馬中心のプランを取ることが想像できます。基本プラン通りにやれば勝てると思っているのでそこまで考察していません、ごめんなさい。3-2-3プランを押し付けられるのが嫌なので、どこかでメッソンラインを倒せるといいのかなと思います。

④対ムゲンダイナ
先2でピカゼクが倒されないようにお守りと雪道の準備ができるといい(グズハラ最強かよ)。やることは対ミュウVmaxの時と同様です。マーシャドーがないのでうねりをアスナで割りながらの雪道スタンプが通りやすい。ムゲンダイナの体力が150+180で倒せないのが厄介です。フルドライブの際に雪道を貼ってピカゼクが生き残ることを祈りましょう。

⑤対雪道黒馬
自分から雪道を張るタイプの黒馬はマーシャドーが複数枚採用されていて、釣竿もあるので、雪道が聞きにくいのが難点です。しかし序盤パルスワン(HP200)ですら倒されないこともあるので、ライトニングストームを上手く混ぜて打点を稼ぎ、最終的に2-3-3を押しつけられるといいでしょう。ブルー型はトレーナーズが多いので、ホラーハウスからのポルターガイストには気をつけましょう。

全体を通して、どの対面でもそれほど不利ではないと考えていますが、有利であるとも一概には言えません。自分の考えているプレイが正しく、みなさんがどのように考えるのかもわからないので、机上の空論ではありますが、雪道ピカゼクは"そこそこやれる"立ち位置であると思っています。

CL京都後の環境について(10月14日追記)

CL京都に参加された方お疲れ様でした。残念ながらピカゼクの活躍はみられませんでしたね…。気を取り直して、今回のCLで注目を集めたデッキとその後のシティリーグの環境変化について触れていきたいと思います。

CL京都で最も注目されたデッキはやはりエレキブラスターのクワガノンでしょうか。バッテリーのデンヂムシをレスキューキャリーで回収して使い回す動きは非常に強力で、自分もフュージョンアーツのリストの中でかなり注目していましたが、インテレオンラインやトレーナーズの構成がうまく60枚に納められずに諦めました…。非ルールのデッキタイプ以外には3〜4回技を打てば勝てるので、CLで安定感が証明されて、その後の環境に大きな影響を与えました。
(余談ですが、オルタージェネシスの環境でエネ0ヤーコンクワガノンを使っていたのでバッテリーの強さは十分理解できていただけにレシピとしてまとめられなくて、悔しかったですね(笑))

CL京都後のシティリーグの環境変化については、言わずもがなクワガタ大量発生ですね。クワガノンの母数が多いのか、勝率がいいのか、どちらかわかりませんが、先日広島で行われた福山シティ(10/10)では60人中4人がクワガノンでそのうち3人がベスト4入りということで、非常に環境にマッチしたデッキであることが分かります。CL京都では連撃テンタクルが準優勝していたので、連撃ウーラオスの減少が非ルールのデッキの台頭に大きく影響したことがうかがえます。逆に言えば、来週以降のシティリーグでは非ルール主体のデッキに比較的有利を取れる三神、連撃ウーラオスの増加が予想できます。ポケカの環境は週ごとに目紛しく変化するので、アンテナを張って情報収集をしましょう。(すでにこれが遅れている情報である可能性もありますが…。)

以上のことを踏まえて、再考したリストをサンプルとして載せておきますので参考にしてください。

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(10月14日現在)

※公式のデッキリスト画像をタッチしていただくとトレーナーズウェブサイトのデッキ編集画面に移るようにリンクを埋め込んでありますのでご活用ください。

変更点について軽く説明させていただきます。

《OUT》

クイックボール
(上記の9月29日追記内容を確認してください。)

ポケギア3.0(3枚目)
サポート枚数の嵩増しとして採用しているカードなので、他に枠が必要で有れば減らすのは仕方ないので、しぶしぶ。ブルー型はマリィに弱いと言われているので本当は4投したい。

マリィ×2
手札にきた基本エネルギーを山札に戻せるカードで、手札干渉兼ドローサポートとして採用していたが、無くても問題はなく、ほかに優先すべきカードが存在したため、抜きました。

《IN》

バトルVIPパス
(上記の9月29日追記内容を確認してください。)

リーリエのピッピ人形(2枚目)
あなぬけのひもが実質ボスの指令になる場合がやはり多々あるため、ベンチに出しておきやすくするために増やした。また、下記のマオ&スイレンを強く使うために必要なカードでもある。終盤単騎にした後の入れ替え要因として使う。

マオ&スイレン
連撃ウーラオスが少し増え始めているので、少しでも抗えるように回復手段を採用した。シロカトで使い回せるので1枚の採用。マチスと合わせると2ターン連続の使用も可能になる。

ウィークガードエネルギー
連撃ウーラオスに弱点で飛ばされるため、最後のアタッカーをマオスイで延命するためには必須カード。

☆対クワガノンについて
基本的に攻撃してきたクワガノンを倒しましょう。クワガノンに5回技宣言させるイメージで戦うとやりやすいと思います。クイックシューターのインテレオンと合わせてピカゼクを取られるのはかなりきついので、エレキブラスターは耐えられなくてもマオスイを使いましょう。1回分の技をピカゼクに打ってくれます。エネルギーの採用は比較的少ないデッキタイプですがインテレオンやベンチバリアのミュウが攻撃してくることも念頭におきましょう。
(クワガノン側の構築次第ですが、比較的有利だと思います。あるカードが入っていると少し厳しくなると考えています。読者様も考えてみてください。)

☆対連撃ウーラオスについて
弱点なので2-3で取られるのは一瞬だと思います。最後の1匹になったらスタンプして、ウィークガードを張ってピッピ人形マオスイでひたすら耐えて殴りましょう。あとは祈ります。私から言えることはほとんどありません。ごめんなさい。Twitterでは同系統のデッキが勝っている報告もあるので、勝てる要素はあると思います。そちらの方に聞いてみてはいかがでしょうか(丸投げ)。

CL京都後の環境でもある程度は戦っていけると思いますので、興味がありましたら、ぜひピカゼクを使ってみてください。

シティリーグS4に参加してきました(11月8日追記)

シティリーグに参加するにあたり、直前のCL福岡の結果を参考に環境を予想しました。といっても皆さんの予想通りだと思いますが。

 tier1:ミュウVmax、白馬スイクン、三神
 tier2:黒馬、クワガノン
 tier3:その他

上記の5つのデッキタイプにプラスして、配信卓で話題となったハピナスV+チルタリス、ベスト4のゲンガーVmax+ガラルマタドガス、も現れるかもしれないと思いましたが、数は少ないことが予想され、そこまで考慮はしない方向で考えました。(ハピナスVの記事がシティ当日の夕方にアップされたようなので今後は増えるかもしれませんが。)

使用デッキについて

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以前までと大幅にリストを変更いたしました。世間に出回ってるデッキリストとほぼ同じような内容になってしまいましたが、安定感は上がったと思います。

きっかけは、とあるポケカYoutuberの動画を見ていたら、成功体験による思考の歪みが発生していると思わされたからです。マチスの作戦は使うことができれば非常に強く作用するカードであることは想像に難くないと思いますが、本当に使いたい場面で使えているのかを考えながら、一人回し(主に2つのデッキで戦わせる)を行った結果が今のリストです。

その過程で、tier上位特定のデッキを対策するようなカードはあまり採用しないようにして自分のしたいことをできるようにすることだけを考えてリストを再構築しています。(現在の環境は本当にたくさんのデッキタイプが存在するので特定のデッキに対する対策カードは絶対に勝てるようになるもの以外は採用することは躊躇われました。)

今回は、変更点ではなく、このデッキの特徴的な採用カードに焦点を当てて少しだけ補足説明させていただきます。

☆ピカチュウ&ゼクロムGX2枚目
ライライと1枚ずつの採用がよくみられると思います。ライライの採用理由は逃げエネが2、サイド枚数に関係なく麻痺をさせられる、hpが260、の3点であると自分は考えています。しかしピカゼクを1枚にしてしまうと、サイド落ちした時、もしくはライライでスタートした時(ピカゼクとライライを同時に場に出したくない)にエネルギー加速が追いつかず、押し切られることを嫌い強気の2枚採用です。
ライライを採用する場合はクロススイッチャーなども採用してタンデムショックを強く使えるようにするなど工夫ができると思いますので、そちらにも強みはあると思います。

☆パルスワンV4枚目
安定感を上げることを目標にデッキを再考していたので、前日までポケギア4枚目と悩んでいましたが、絶対にパルスワンでスタートしたい!という意志表明のため4枚の採用にしました。上記の通りピカゼクが2枚採用してありますので、他の方のデッキよりピカゼクスタート率が高いのでそれを補うためにもここは増やした方がいいと思いました。実際シティでは8戦中1回だけピカゼクスタートしてしまいましたが、他はほとんどパルスワンだったので、よかったです(笑)。

☆クイックボール
バトルVIPパスと選択の枠だと思います。自分は両方使ってみて、使いやすい方を選んでいます。バトルVIPパスは確かに強いのですが、最初の番にしか使えない点が思っていたよりも不自由でした。後攻1ターン目に手札が芳しくなくグズハラから嵐の山脈をプレイしてポケモンを出した場合に、相手の番にスタジアムを張り替えられて、コケコVが出せない場面が何度かあったため、クイックボールにしています。

☆あなぬけのひも
前日までポケモンいれかえ2枚目にしていましたが、ミュウVmaxのダイナバリア、白馬スイクン終盤の白馬押し付けに対する解決札になり得ると考えて1枚変更しました。実際にシティリーグでは、あなぬけのひもで勝ちを拾ったシーンが何度かあったので採用してよかったなと思いました。ダイナバリアの返しにひも+ボスは流石に脳が震えました。

☆にじいろのはね
唯一の環境メタカードです。と言ってもこのカードはピカゼク専用のお守りで、hpを260にすることでお守りと同様にミュウVmaxにはタブレット2枚要求、白馬のダイランス耐えを実現してくれます。一応余ったお守りをVmaxに貼ることでマオスイの回復を強く使えるようにもなります。また、ベンチのピカゼクをクワガノンのエレキブラスターから守ってくれます。クワガノン側が戦い方を知っていれば、正直に言うとほとんど対策になっていないのですが(一人回しの時はほとんどがクワガノンが勝っていました)、大会の緊張感の中、相手の頭がバグることも期待しての採用です(笑)。

☆ツールスクラッパー
ツールジャマーと選択の枠だと思います。一昔前は両方採用しているのが一般的でしたが、枠がきつくなり、最近は片方のみの採用が多いと思います。ジャマーはグズハラで持って来られるので強いとは思います。貼りたいポケモンは圧倒的にコケコVmaxですが、相手のお守りを無効にしたいときなどにピカゼクやパルスワンに貼りたい場合もあり、ピカゼクにはhpを上げる道具をつけたいので両立が難しいと思い、自分はスクラッパーを採用しています。どちらも強みがあるのでこればっかりは正解はわかりません。

当日のマッチアップと結果
11月6日にバトルロジック広島で開催されたシティリーグS4に参加してきました。参加者は60人だったらしいです。
〈予選〉
 R1:白馬スイクン ○
 R2:ムゲンダイナ ○
 R3:三神ファイヤーザシアン ○
 R4:黒馬マホイップMM ×
 R5:ミュウVmax ○
 結果:4-1で5位通過
〈決勝トーナメント〉
 4決:三神ファイヤーザシアン(再戦) ○
 準決:ミュウVmax ○
 決勝:黒馬マホイップMM(再戦) ×
 最終結果:2位

レギュレーション変更が2ヶ月後に確定し、残りわずかな期間でしたが、最後にCレギュレーションのカードがたくさん入ったデッキで満足な結果が残せてとても嬉しく思います。

全くの余談ですが、今回のシティに参加するにあたり、願掛けをしようと思い、最近ハマっているホロライブ所属のVtuber兎田ぺこらに全振りして挑みました(プレイヤー名を110y、デッキ名をこんぺこアーモンド、スリーブをぺこら)。好きなキャラのスリーブにすることで対戦中の幸福指数が上がって集中できました(予選上位卓やトナメでは場違い感はありましたが…)。ぺこらありがとう!

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最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました。気分転換に少し時間があったので初めてのnoteを執筆しました。誰かの参考になれば幸いです。

Cレギュレーションのカードが使えるのも残りわずかだと思いますので、思い出のカードを輝かせてあげましょう。ピカゼクありがとう。自分はSRのイラストが好きです。
(このデッキのサポートは基本Cレギュレーション…。)

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質問、誤字、ご指摘等ありましたらTwitterのDMまでよろしくお願いします。

以上、ヤスタカ(@ya_su_ta_ka_927)でした。










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