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クリエイターキングダム アーカイブ視聴まとめ-感想/鷹野雅弘×上司タイガー 選ばれるクリエイターになるための戦い方

鷹野さん主催のイベントに呼んでもらったのをきっかけに、仲良しになった上司タイガーと鷹野さん。
タイガーは、オフの部分で、上司タイガーが「いちクリエイターとしての立ち振る舞いや心構えを日々勉強させていただいている」そう。

普段Adobeの技術寄りのセミナーに出ていられる鷹野さんの、いろいろ知りたいな、ということで今回イベントにご出演となったそう!!

鷹野雅弘さん自己紹介

DTPとWEBの制作会社を経営。自らも手を動かしてるデザイナー。
大ヒット技術書「10倍ラクするイラストレーター仕事術」の著者。(愛読してます)

ここでカセグーンの流れで赤裸々にどれくらい印税もらってるかまで…。
私2冊買ったので(改定前と改定後のです)これくらい鷹野さんに渡ったのですね…と思いましたw

ちなみに「10倍~」を、出版した時に全国47都道府県ツアーを敢行!※自腹
セミナーを全国でやるプロモーション。(すごい)
そして、書いて、レイアウトして、編集して、出版社がやったのは印刷して本を配本しただけ…(やばい)
この人が書いたなら買おうかな、と思ってもらえるよう自分をブランディングしたそうです。
(でも鷹野さんが一番好きなAdobeアプリはInDesign…)

他にAdobe MAXのUSでカンファレンスをやったり、日本のAdobe MAXにも毎年出演。
あとAdobeにガンガン、ファンキー仕様(所謂バグ)であることを言う、Adobe Community Evangelist。※日本では9人しかいない
ちなみにアメリカのカンファレンスでも「ファンキー仕様(Funky Attitude)」は通じたそうw

他にも全国各地でAdobeソフトの効率的な使い方のセミナーをたくさんやられてて、私も仕事を始めた当初から何度も鷹野さんのセミナーに参加させていただいておりますし、何よりも鷹野さんのサイトに大変大変お世話になっております…!!!!!!!!

ちなみに、鷹野さんはデザインエリートっぽいけど、実は経済学部中退。
16歳くらいから仕事はしてて、音楽をやっていたので楽器屋さんでバイトしたり100個くらい仕事してたと…
ご自身は自分のことをデザイナーではないと思ってるとのこと!


戦い方 01 デザイン論:デザインはこうやって考えろ!

上司タイガーは、
デザインは相手に合わせる。
デザインは問題解決なので、相手に合わせて、相手の満足するものを考える。相手に寄り添う。

鷹野さんは、
その寄り添う先を考える。先回りして考えてやるのが大事。
将棋みたいなもの(相手の何手か先を読む)
どうしても、クライアント対自分になりがちがけど、成果物を見た人の気持ち、ユーザーとしての気持ちを考えるようにしている。
そして、それを(クライアントに)言って、納得してもらえる。

鷹野さん、実は自分のことをデザイン畑の人間だと思っていない。
正直ギターのコード進行の方が詳しいしな…と思うこともあるし、そんなにデザインを愛してはいない。
デザインが好きな人は、好きすぎてダメになる。
自分の作るのが好きだから凹んでしまう。
作るのがゴールじゃなくて、作ったものが届くのがゴール。

1個しかクライアントに出さないのはちょっとダメかも。2個だして、自分の手の内を見せるのが大事。
これこそまさに先回りして考えてやるのが大事。

例えば…

社屋近景を入れて、というオーダーが来た場合、電線とかを消さなければいけない。
その場合、消した見本と消さない見本をみせて、どっちにしますか?消した方は有料ですけど、と言うようにしている。そうすると大抵有料で、となる!

こういうのをいくつか用意しておく(デザインの松竹梅みたいなものをもっておくのがよい)

支給されたロゴがjpgで来た場合、ないですーって言われた場合、ロゴをトレースしておく!そしてお客さんに恩を売る!そうすると次仕事がくる!データも全然あげちゃう(結局他の人もやってるかもだし…)

こういうことの積み重ねで信頼を築いてお仕事につなげるわけですね…!!


戦い方 02 ポリシー:こういう所にこだわれ!意識しろ!

鷹野さん
超ユーザー目線!使う人の立場に立ったものにする。
いかに簡潔に情報を得られるか、というのがデザインの正しい手法的な感じ。
「楽する」を「ラクする」と記述するのは、一瞬読むのに頭で変換するから。その手間を省いてる。
スピードもかなり意識してて、ショートカットをめちゃくちゃ多様している。


戦い方 03 仕事論:良い仕事はこうやってやれ!

鷹野さんが良い と思う仕事は
「お客様に『あなたに頼んでよかった」とと言ってもらった仕事」。
とにかく作った先にいるエンドユーザーに負担をかけないことがおもてなし!いい仕事ってお客さん(そこにエンドユーザーも含まれてると思います)に感謝されること。そして、最近のデザインの仕事は結果を求められることが多いけど、結果はどうであれ、あなたと仕事をやってよかった、と結果が見えそうと言われるといいな。

ドラゴン様より
「かなりエンドユーザーのことを考えてる、と言ってたけど、作ったもののユーザーの声を追っていくことはないのか?」
鷹野さんは、憑依型なので、自分が満足できればOKって思ってる、とのこと。

「駆け出しの頃は、なかなか単価があがらない。けどどうしたらいいのか?」
同じことを10万円分の仕事です、と言われてやるのと倍の金額と言われてやるのは心構えが違う。
先に本気を出すと、あとでついてくるようになってるらしいので、10万円の仕事をやるときにそれよりも多い金額の仕事をやるようにしておく。
本当は00万円で出すけど、値引きをして10万円ですよ、と見積もりをやる(やればよかった…)

※基礎をちゃんとできた上でやるのがよいので要注意※

そういいつつも鷹野さんも割に合わなくて泣きながらやった仕事もあるそう…(泣)


戦い方 04 理想・憧れ:こういうクリエイターになれ!

鷹野さんの憧れていたクリエイターはバート・バカラックと小西康陽とプリンス!いい曲を書く人だけを尊敬してるとのこと!

同業者はよくわかんないんですよね~と、言いつつ後日尊敬してるクリエイターをTwitterで紹介してくださいました!


音楽をやってる人からみると、歌詞カードとかジャケットとかおまけみたいなもの。自分を魅せる演出のひとつ。
高校生の頃から歌詞カード作ったり、女子校の休みに合わせてライブを組んだり(マーケティング)していたので日常というか、演出のひとつみたいなもの。


戦い方 05 気づかい:こういうところに気を使え!

鷹野さんは年下にも敬語!
…というより、鷹野さんは自分が一番下の気持ち。鷹野さんは28-31才くらいで気持ちが止まっている。自分が年上という感覚があまりない。

ドラゴン様曰く、変な感じじゃなくて、素直にそういうのが喜んでくれるかな、ということを思って行動に移せる人。(わかるー!)28-31才は、先輩としても、後輩としても気持ちがわかるちょうど良い年齢。

上司タイガーとバーで飲んだ時も、バーカウンターでノーパソ広げて操作して教えてくれた。(やさしいー)


この人嫌だなーと思ったらどうする?
人の好き嫌いむっちゃあるけど、嫌な人とあえて仕事をしてみてる。でもそうすると、別にイヤでもないかなと思うことがある。自分ちっちゃかったなって思う。
とある人は、ちょっと苦手だったけど喋ったらとてもよくて、ファンになった!


戦い方 06 インプット・アウトプット:こうして知識を身につけろ!

単純に一日何回か、SNSをみて、気になったらそれを発信する。
いろいろこのネタとこのネタで書きたいっていうモヤモヤや、仕事をしてるともっとこれスマートなやり方ないの!?と思うことがあるので、それを時間がある時に調べてやってみる。

逆のネタ帳、課題のネタ帳(わからないリスト)を作るようにしている。
これがわからない!やり方がわからない!などなど…、それを話したり発信している。
わからないことを自分の中に入れておくのが大事。

上司タイガー曰く、鷹野さんは、あまりそれを寝かさず、スピード感をもって調べている印象。
セミナーなどであったら、1週間あったらなんだっけ?になるけど、数日後なら熱いうちに受け取ってもらうのがよい。
(鷹野さん自身飽き性ですよね?(byドラゴン様))

アウトプットはブログ。
わかったようなつもりでも、文章にするとわかってないことがわかる。
それが鷹野さんにとって、身につきやすい。アーカイブしておく。
鷹野さん自身の思考のトレースができるように、ブログを書いている。

戦い方 07 SNSはこうやって使え!

鷹野さんはfbメイン。そしてあまり興味がない。生きてるよっていう発信のためのツール。

戦い方 08 スケジュール管理:仕事はこうやって進めろ!

鷹野さんは、Googleカレンダーに予定に書き込む。しかも公開してる!
セミナーの依頼などの場合、公開してるから見てーと言える。
余計なやり取りが生じなくてラク、ってことですね。

Googleカレンダーだけでなく、紙でも管理している。
手帳でなく、紙にも。
グリットに1週間の日付と曜日を書いて、細かい予定と、ペンディングリストを書いておく。

他にもアプリのTo Doリストなども併用。


戦い方 09 時短術:こうやってショートカットしろ!

仕事じゃなくても、普段の生活でもショートカットを意識している鷹野さん。
ずっといかに寝ないか、という研究をしている。
要は、寝るのは内臓を休めるため。寝ないために食べない。(!?!?)
1日1食(夕食のみ)。なんで3食食べるのか理解ができない。
(でも、パンを食べたり焼くのは好き。米からパンを焼くパン焼き機を最近購入してハマってるそう)

誘われたら行くけど、1人の時はそうでもない。


戦い方 10 ツール術:最新のツールはこうやって使え!

ここで、鷹野さんのIllustratorのTIPS紹介!!

これがいつも私が見ている鷹野さんのセッションで、急になんか安心感というかなんというか…。

紹介してくれたTIPSは以下。

・イラレでオブジェクトで合体したい場合、シェイプ形成ツールを使う

・丸が二つかさなってるものを交わらせたい場合。オブジェクト分割ツールを使うけど、シェイプ形成ツールを使うと、ドラッグ2回で分割できる!
(実際次の日こういうオブジェクトを作ることがあり早速秒速でできました…やばい)

・写真だけ選択した状態で⌘7するだけでマスクができる!

・地図をつくるtips

・いくつかレイヤー分けしたものにクリッピングマスクをかけたい場合の便利な方法

・ビットマップ画像をイラレでトレースする方法

・ドキュメントプロファイルの解説
自分なりのドキュメントプロファイルを作っておくと、自分なりのプロファイルがつくれる!
最初開いた状態で、自分がよく使うオブジェクトや、グラフィックスタイルをが登録できる。


これがすごく鮮やかでなおかつわかりやすくて流石だなという気持ちに…。
実際次の日に早速役に立ちました!!


感想

上司タイガーが、ただの鷹野さんのファンでとてもよかったです(笑)
私にとっても、鷹野さんは、オーバーな話ではなく、命の恩人みたいな方。
職場で初めてInDesignを導入し、職場で誰も使ってなくて、なぜか私が覚えてみんなに教えるってなったあの日も…そして、やりたいことができなくて泣きそうになりながら検索した先にあった鷹野さんのブログに何度も助けていただきました…!!!

普段どうやってこれだけの量のブログや、使い方を見つけるのだろうか…と長年の疑問が解消できたセッションでした。
好奇心が旺盛なのと、飽き性なことをわかった上で(これも自分のことをよく知ってるからできること)、自分のためにやってきたことがこうして実を結んでいるのですね…。

いつもこれ面倒と思っても、力技でやって後で、すっかり忘れてて、またその事象に対峙する…みたいなことの繰り返しなので、課題のネタ帳(わからないリスト)は、いつもすぐgitのコマンドをコピペできるよう立ち上げてるStickiesに書いたり、なんとなくこれみんな疑問に思ってそうかも??と思ったものは、Twitterに自分でハッシュタグを作って投稿したり、わからないことを思い出す工夫をしてます!

そして、アウトプットをブログでしている、というお話と、ブログは、自分の思考をトレースできるように書く、というのも響きました…。
この一連の感想といいつつ、ほぼまとめのようなnoteを書くきっかけになったのはこの言葉でした。
自分が頭に書き留めた順番だったり、自分が響いた言葉をどんどん書き出してったほうが、自分が後で読んだ時、観たときのことを思い出せるのでは??と思い、いまの形式になりました。

自分の手の内を見せるのが大事、ということも響きました…。
言われたことだけやったほうが面倒ではないのですが、やっぱり見せておいたほうが、後々物事がうまく進むかも、とふと思いました。
そしてそれを恩として売っておくのはめちゃくちゃ大事ですね!

見積もりの方法は、これを観る前日に出した見積もりをそうやればよかった…と後悔しました………。今回だけですよ、と話はしたのですが…物証として残すべきでした………。

そして上司タイガーも言ってましたが、とにかく鷹野さんの言葉の丁寧さ、対応のフランクさに終始感動なセッションでした…!!
Twitterにも思わず投稿しちゃいましたが、これとか。

本当に、フランクなんだけど、接する人たちにめちゃくちゃ丁寧で適した言葉遣い…。見習いたいです!!!
こういう大人になりたいなと思いました(割と私も大人な年齢ではありますが…)

あと私も、なんとなく28-30才くらいで時が止まった感じで、常に仕事では年下のつもりです。
いまの職場は全員私より年下ではありますが、いまメインでやってるWEB業界歴では先輩の人も多いですし、私の知らないことをたくさん知ってるし、みんな尊敬できる人たちばかりです。なので、自然と敬語だし、なるべく丁寧にいきたいなと思っているのですが、そのせいで他の人と距離が縮まらないのかも…と悩んでいたこともありました。

でも、鷹野さんの振る舞いをみて、丁寧でありながら話す感じがフランクな感じがわたしにはない…と気づいて、必要以上にへりくだる感じが私はあったかも…と思ったので、少しずつ心がけていこうと思いました!!

あと勝手にずっと鷹野さんは、見た目がデザイナーと言うよりミュージシャン(※作詞作曲編曲や、プロデュース側)っぽいなー。すごいagehaspringsにいそうだなーと思ってたので、音楽やってた、バート・バカラック、小西康陽さん好きなのは納得でした!笑


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