「風来救助隊」の職員3名が座標偽装 利用客の通報で発覚

12月4日、八神楽の森の民間救助団体「風来救助隊」の職員3名による座標偽装が発覚した。

八神楽警察の説明によると、利用客の一人であった風来人が職員の立ち位置に疑問を覚えてカウンターの前に呼び出したところ、本来あるべきグラフィック部分に当たり判定がなかった事から警察に通報し、調査が開始された。

「この位置から話しかけられるのはおかしいのでは?」と疑問を持つ風来人
不思議な力でカウンターの前に移動させられる助ちゃん氏
写真の通り、実際の判定とグラフィックに大きなずれがある

調査の結果、実際にはカウンターと同じ座標にいるにもかかわらず、グラフィックだけを後方にずらしてカウンターの奥で受付をしているように装っていたことが判明した。

調査の結果をもとにして作られた、グラフィックを正しく直した場合のイメージ図

団体側は当初、容疑を否定していたが、職員と利用客のやり取りが監視カメラに映っていたことを警察に報告されると、観念した様子で容疑を認めた。

監視カメラの映像

この件に関して地域住民からは、

「八神楽の森全体への信頼にかかわる」
「もう不安で救助は頼めない」
「フェイ問だけ部屋拡張しないと部屋の出口が認識されないの何とかしろ」

などと厳しい声があがっている。

風来救助隊の代表・助ちゃん氏は取材に対し、「本当に申し訳ないことをした。今一度管理体制を見直し、再発防止に努めたい」とコメントしている。

今や救助を依頼する人もほとんどいなくなり、その存在意義が失われつつある風来救助隊。
風来人の〝救助〟よりも先に、組織の〝窮状〟を何とかした方がいいのではないだろうか――。


この記事は「シレン トルネコ投稿祭 Advent Calendar 2024」に投稿するために書きました。