R01 教務通信 第7号

令和2年3月23日 発行

雨降って地固まる

なんでもプラスに変える力

 雨の日の結婚式における定番のあいさつと言えば「本日はあいにくのお天気ですが、雨降って地固まると申しますように…」というのが思い浮かびますが、結婚式に限らずどんなときにもこの気持ちは大切だと思います。

 何も問題が起こらない人生なんてありえないので、人が生きていく上ではいろいろな失敗をしたり、トラブルやハプニングに巻き込まれたりします。これを不運や不幸ととらえずに、これからまだまだ生きていくために必要な土台を作る機会なのだと考えたいものです。

 学校では様々な場面で、問題があれば指導を行います。学習面や生活面など、改善が必要なときに特別な指導を行っています。これを生徒の中には罰を与えられているととらえる人もいますが、学校は罰を与える場所ではなく、教育を行う場所なのでこれを一つのきっかけとして、最大の教育を行っています。

 今年度も、いろいろな出来事がありました。上手くいくこともあれば、頑張ったけれど結果につながらなかったこともありました。それでもそれら全ての経験が、明日へとつながっているのだと感じています。日々成長を続けたいものです。

失敗を恐れずに進め

 来年度に向けて、1年を振り返り、新しい目標を設定する時期です。今の久美浜高校を見渡した時に、まさに「雨降って地固まる作戦」とでも名前を付けて、どんな出来事も成長のチャンスととらえて挑戦を続けたいと思っています。
 
 初めてやることは、大体失敗します。慣れてくると油断が生まれて失敗します。ずっと続けているとマンネリ化して失敗します。だからこそ、失敗するたびにどうすればいいのかを考えて、もう一度挑戦するのだと思います。一番怖いことは失敗した時に何も考えなくなることなのです。
 
 来年度から、久美浜高校と丹後緑風高校が併設された環境がスタートします。久美浜高校の課題もいろいろあります。丹後緑風高校の期待と不安もあります。それら全てを受け止めて、明日への一歩を踏み出さなければなりません。一人一人が何をすべきなのか、考えることをやめずに進みましょう。
 
 本校での学びや体験、そして高校時代だからこそ悩んで考えて前に進んだ経験を自分の踏み固められた土台として、未来に向かって飛び立って欲しいと願っています。


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