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障壁を越え繋ぐ力

さて、今回は今年度3年目の教員生活を迎えている私が、前年度までの二年間で感じていた事とそれを踏まえた現在の話をしていきたい。

 私はこれまでの二年間、様々な事情から学校に通うことが難しい生徒達を受け持っていた。面談を何度もリスケジュールしてようやっと本人と話をすることができるというケースも珍しくなかった。

生徒との間にはあらゆる隔たりがあったのだ。心の距離に身体の距離、時間的な隔たりがあったりもする。


 いかに生徒との隔たりを越えていこうか。そんなことを考えていたある日、「ICTにはこの隔たりを越える力があるのではないか?」こう思った。

情報化が進み、様々なICTツールが溢れる現在、その気になれば地球の裏側にいるブラジル人とだってやり取りができる。チャットやビデオ通話、資料の共有、世界中の人がビジネスパートナーや友人になり得るのだ。

かく言う私も、拙い英語とGoogle翻訳の力を借りながら、ケニアに住むランナーとコミュニケーションを試みたりしている。※私には母親から受け継いだケニア人の血が半分流れているが、英語は話すことが出来ない。

私は「ならば生徒との隔たりを越えるために、ICTツールは大いに役に立つ筈、現在使っているアプリケーションの使い方の再検討や新たに使えるツールは無いか」こんなことを考えていた二年目の学年末、望まぬ形でその時は来た。
 

 コロナウイルスの大流行による緊急事態宣言の発令、Zoomを使った遠隔授業の開始。生徒が学校に登校できない状況下でzoomをはじめとしたICTツールは隔たりを越え、大きく活躍した。

生徒を安全に待機させ、学習の大幅な遅れを防ぐことが出来たのは大きな成果だろう。

 今年度、一学年を受け持つことになった私はクラスでの繋がりを強化する為にも大いにICTツールを役立てたいと考えている。入学式も実施できず、クラスメイトとは一度も直接集まることが出来ていない状況下だが、zoom上での面談や授業でのグループワークでも様々な事が見えてくる。

適正を見て、既に学級委員も選出し、委員会決めの進行などを行ってもらった。資料作成にあたりパワーポイントも殆ど使ったことのなかった生徒が一生懸命使い方を学び、資料を作り上げた。そこには先入観など一切なかった。

また、クラス親睦会も一生懸命企画してくれた。zoom場でのレクも何度もシュミレーションし、お互い意見を出し合っていた。

そんな頑張りもあり、放課後にも関わらず沢山の生徒が親睦会に参加してくれた。「登校したら友達はできるか?」面談ではそう心配する生徒も少なくなかったが、会も成功し、生徒同士の心の隔たりも随分縮まったのではないだろうか?

関根

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高校で情報科を担当しています。 目標は日本最速の教員ランナー 専門は5000m~フルマラソン

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クラーク国際では、日々ICTを駆使した学びの提供を模索しています。 どのように利用すれば、「学びが深まるのか」「双方向の学びとなるのか」を生徒のみんながオーナーシップを持って学びに向かえるように努力をしています。未完成だからこそ見えてくること。そんなことを書き綴っていければと思います。

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