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本気でサッカーをやっている私が大学進学を選んだわけ【後編】

前回の記事を読んで下さった方、ありがとうございます!

お子さんを持つ親御さんや、サッカーキッズの指導者の方からの反響が大きく、ビックリしています。とても嬉しかったです!

今回は前回の続き、なぜ慶應義塾大学を選んだのかをお話ししたいと思います。

一つに絞られず色々やりたい

前回の最後にお話をしましたが、私が大学でやりたいと思ったことは、大きく分けて以下の4つでした。

・自分のパフォーマンスupをしたい
・日本女子サッカー界に貢献したい
・英語だけでなく色々な言語を学びたい
・新しいことにチャレンジをしたい

「一つに絞られず色々やりたい!」

こんなことが出来る大学はあるのかなと不安になっていた頃...
父が塾員(慶應大卒)ということもあり、「慶應義塾大学SFCはどう?」とお勧めをしてくれました。

正直、最初言われたときは「え、自分が慶應?行けるの?」と思いましたね(笑)

しかし、「慶應SFC」は自分がやりたいことが出来る大学でしたし、レベルの高い学生がたくさんいる刺激の多い環境に身を置くのは楽しそうだなと思いました。

それで「行けるの?」から、「行きたい!」へ気持ちが変わりました。

なぜ慶應で学びたいのか

まず、自分が中学、高校の6年間でサッカーも勉強も頑張ってきて経験したことは何なのかを振り返りました。

・サッカーで忙しいことを言い訳にせず勉強も頑張った
・日本一という経験だけでなく、アジアで優勝、また世界大会出場の経験がある

大きく分けてこの2つ。

この2つの出来事の中でも、特に自分なりに印象に残っているのが、6年間で2回出場をした「アジア大会」での経験でした。

当時、テレビや新聞などのニュースでは日本やアジア、海外の国と国などについて、後ろ向きな内容のニュースをよく目にしていました。

それを見て、やんわりとした恐怖感だとか、ポジティブではない印象があったので、ちょっといつもとは違った緊張感で大会に臨んだのを覚えています。

しかし、アジア大会に参加してみて、中国・韓国チームと同じ宿舎で、グラウンドや食事会場で多くの時間を過ごしたときに感じたのは全く違う感情でした。

「もっと仲良くなりたい!」

14歳の時に出会った同い年の韓国代表のチャンチャン。
もう出会ってから8年が経ちますが、連絡を取り合い、今でも仲良しです!

2017年12月のE-1選手権

今年の8月のアジア競技大会

自分が感じたこのギャップは、女子サッカー特有なのかな?
女子サッカーで、日中韓に対するイメージを変えることは出来ないかな?

これを成し遂げるには、スポーツの事を学ぶだけでは足りない。
歴史も文化も言語も、色々学ばなければいけません。

だから、この慶應SFCで学びたい!と、小論文に熱い思いを書きました(笑)

合格までの道のり

受験では2,000字の小論文を書かなければいけなかったのですが、当時のメニーナの監督、学校の国語の先生、父、色々な方にアドバイスをもらいに行って、何度も何度も書き直しました。

その甲斐あって、無事一次試験に合格。その一週間後に最終試験の面接。
大学の教員3人に対して私1人で、30分の面接を行いました。

入試の面接って、「志望動機」や「ここの大学のここが良い」などを喋るイメージかと思いますが、一切喋りませんでした(笑)

今でも覚えているのが...
「運動と体育って何が違うと思う?」

今まで考えたこと無かったのに、なぜかすぐに答えていました。

今考えると、試合後にインタビューを受ける機会が多かったからこそ、いきなりの質問に対して答えるという耐性がついていたのかもしれません。

もし運動と体育の違いを聞かれたら、みなさんは何と答えますか?(笑)

面接から二日後。午前10:00。家のパソコンで合格の字を見ました。

なんとなく受かる気がしていたんですよねー(笑)
それでも初めは自分が慶應に受かるなんて思っていなかったので、嬉しすぎてジャンプして叫びました。

誰にでも可能性はある

なぜサッカーと勉強を両立させなければいけないのか。
その答えを言うとすると、私はしなくても良いと思います。あなたがその選択をするのであれば、それで良いと思います。

でも、私がなぜ両立させるのかというと、それは「自分の可能性を広げるため」です。

可能性という原則は、私たちは常に成長することができ、潜在する能力を発見し、発揮し、さらに多くの才能を開発できるという原則である。

「完訳 7つの習慣 -人格主義の回復-」スティーブン・R・コヴィー より引用

私が読んでいる「7つの習慣」にも書かれています。

今、中学や高校でサッカーをしながら勉強との両立を悩んでいる子たちに伝えたいのは、自分の可能性を信じ、それを広げていくためにも、しっかりと勉強も一生懸命頑張って欲しいということです。

自分の可能性を広げる子がたくさん出てきたらと考えると、明るい未来が見えてきますね(笑)

では、今日はこの辺で。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(^^)

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