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音楽談義🌟バッハ

音楽室にベートーベンやバッハの肖像ポスターが貼ってある。歴史的に音楽の父だとが音楽の母だとか巨匠だとかキーワードがどんどんインプットされてくる。作曲家本人のイメージに近い顔の表情なのであろう。

音楽の源流をたどるとバッハに辿り着くのだろうが、どうも自分の中でどのように曲や作曲家としての人間バッハに向き合えばいいのかと、ふと考え込んでしまった。

西洋音楽、邦楽、アジアやアフリカの音楽。

ボーダレスの音楽が行きかう今、自分の好みにフィットするものにどのように辿り着くことができるのだろう。たまたま出逢ったものが心地よいというきっかけで、また推しのアーティストに魅かれるというきっかけで、自分の立ち位置が決まってくるのか。

バッハの真価とは何か。自分の好みと世の評価は双方とも知っておくと何かと安心できる。

こういう時に便利なのがAIによる過去の膨大な情報量からエッセンスを手繰り寄せてくれる手法だ。安直に検索キーワードでたぐり寄せてみる。

「バッハ」「真価」をキーワードにかけてみた。

バロック音楽の巨匠であるヨハン・セバスティアン・バッハは、複雑な対位法と深い宗教的表現、技巧的な演奏技法を融合させた作品で高く評価されています。後世の作曲家たちに多大な影響を与え、西洋音楽の発展に重要な役割を果たしました。
バッハは「音楽の父」とも呼ばれますが、生前はそれほど高く評価はされていませんでした。バッハの死からおよそ1世紀後の19世紀のドイツで、ドイツ人であることに誇りを持たなければならないという主張が出てきたことで再評価されました。

Google AIによる概要

とにかく膨大な作品の数々が残されている作曲家だ。再評価のきっかけが「ドイツ人であることに誇りを持たなければならないという主張」だったそうだ。

作品の数々が後世への最大な遺物として伝え残されるきっかけとなって、それが広がって世代や国境、民族のボーダーを超えて人類の「人類が誇りを持たなければならない」基底を支えるものとして、今、ここに君臨している。

日本のプロ、アマ問わずバッハの音楽が演奏される機会はどのくらいあるのだろうか。

所属している上田アンサンブル・オーケストラの来年4月の定期演奏会のプログラムにバッハが選ばれている。(注1)

どのような曲がどこで、どのように演奏されても、また記録された音源がどこで誰によって聞かれているのか。いかにしても、演奏され続けることが唯一の曲の生命線である。

誰にでも琴線に触れる音楽であるからこそ今話題にできる。だからこそ演奏し続けることが自分たちにできる等身大のことでもある。朝に太陽が昇ったら起きるように、あたりまえに気取らずに演奏する。ストリートピアノがあればそこで立ち止まって上手くても下手であろうと奏でる。

そして奏でられる世の中でありたい。

(注1)
上田アンサンブル・オーケストラ

https://youtu.be/ULZETdTLibM?si=3YCbbC65VXHUn-jX