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未経験業界への挑戦!新米マインドセット

数日前、昨年2022年10月に中小企業診断士2次試験を受験された方の合格発表が行われました。

合格された方、おめでとうございます! これから口述試験、実務補修や実務従事、診断協会や研究会の研究などイベントごとが急に増えますが、ぜひ楽しんでください。

私も合格後1年が経ち、合格発表時には本当に右も左もわからなかった状態から始めて、未経験の業界(診断士界)でのキャリアの築き方が見えてきました。

今回の記事は、診断士とは無縁のところから診断士としてのキャリアを築きたい方、または知り合いも仕事のつてもないのに独立した(したい)方向けに「新米マインドセット」をお伝えします。

「わかりません」が使えるのは新米期だけ

新米のマインドセット。それは、「この業界、初めてなのでいろいろ勉強させてください」と積極的に行動することです。

診断士に限らず先輩方は、若手や新人から「教えてください」と言われると気持ちよく話してくれる方が多いです。先輩の話から思ってもいない方向性や可能性が広がることもあります。

その可能性を広げるためにも、新米期は「わかりません」を武器に、教えてもらうに徹することで様々な学びが得られます。新入社員なら「わかりません」が許されるように、診断士の新米期は「わかりません」を使っても許されます。

正確には、知ったかぶりをするよりも、いくつになっても「わかりません」と言える勇気も必要ですが、「わかりません」の内容によっては次から仕事がこなくなります。

興味やご縁をきっかけに様々な人を紹介してもらえる時期でもあり、自分自身も「何事もやってみよう」と受け入れる気持ちができている成長の黄金期でもあります。

  • 同じ分野の先輩専門家に会って話を聞く

  • めちゃくちゃ稼いでいる人に近づいて話を聞けないか考えて実行する

  • 改めてその分野でどうなりたいのかを考えてみる

  • 若手の時に積んでおくべき最もハードな仕事は何かを調べる

など、新米期だからこそできることはたくさんあります。

でも、新米期の過ごし方がどれだけ大切かを意識せずにあっという間に1年、2年と過ごしてしまっている人もいます。最初から「私はこっちに進むから」と決めている人に対しては、別の道を教えてくれる人はいないし、それは自分の選択肢を狭めていることにもなります。

新米期の過ごし方でどんな違いが出ていくのかを具体例を交えて、ご紹介します。

診断士に関わらず、キャリアを変えて間もない方、変えたい方にも何を意識すれば良いか、ヒントを見つけてもらえると思います。

新米期の過ごし方で明暗が分かれた3人

入り口でだいたい決まるよね……。

3人の方をご紹介します。

  1. 「いつか独立」をいつまでも夢見るAさん

  2. 知人と組んでいたBさん

  3. 新米期にめちゃくちゃ伸びたCさん

「いつか独立」をいつまでも夢見るAさん

診断士に合格したら「実務補習」という、先輩診断士の下で実際に企業に訪問をして診断して計画書を書いて経営者の前で発表する実務工程があります。

この実務補習(または「実務従事」という別の方法もある)を3回終わらせて、やっと診断士として登録することができます。


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