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認知特性を知り成長を速める 岩瀬コラム09

認知特性とは?


・記憶するのが苦手
・本を読んでも理解できない
・セミナーに行っても身につかない
・頭の中で考えが整理できない


みなさんは日頃入ってくる情報をどのように整理しているでしょうか?


情報過多と言われるこの時代、情報を整理する能力が高い方が有利なことは間違いありません。


以前の私は情報を整理するのが苦手で、学んだことがあまりにも記憶されておらず苦労していました。


しかし、情報の整理の仕方は人それぞれ特性があることを知り、自分に合った方法を理解したことで飛躍的に向上しました。

情報の整理が苦手な人は、以前の私と同じように自分の特性と合わない方法を選択しているかもしれません。


そのような方は、この記事を読んで、どのようなタイプがあるか知り、自分自身がどういう方法が得意なのか理解しましょう。


まず、情報は目や耳など主に五感からキャッチされます。

入ってきた情報を記憶したり、脳内で理解したり表現する能力を「認知特性」と言います。


認知特性は大きく以下の3つのタイプに分けられます。
「視覚タイプ」
「聴覚タイプ」
「身体感覚タイプ」

自分がどのタイプの人間で、どのような情報処理をすれば理解しやすいか。

逆にどういう方法が向いていないか知れば、情報処理能力を飛躍的に向上させられます。


以下にそれぞれのタイプの特徴を示します。



視覚タイプ


視覚タイプは目から入ってくる情報を整理するのが得意です。


このタイプはとにかく「見やすさ」を重視します。


例えば、
・線や色を使って重要なポイントやカテゴリーを区別する
・図形やグラフにまとめる
・要点をまとめる


など、視覚化することで情報が整理されやすいです。


インプットは本よりも動画やセミナーなど視覚的に伝わるもの、


思考の整理はマインドマップのようにまとめていくと良いでしょう。



聴覚タイプ


聴覚タイプは、耳から入ってく情報の処理が得意です。

このタイプは「音」を重視します。

例えば、
・本を音読する
・音声データに録音して聴く
・替え歌にして覚える
・人と話す

など、音声化することで情報が整理されていきます。


今はスマートフォンにも音声メモなどの機能も付いているので活用するのがおすすめです。


自分の声は自分が1番聴いているので独り言を言う、人と話すなども有効です。


このタイプの方は、人と話している最中に「あー」と思考が整理されることもあるのではないでしょうか?



身体感覚タイプ


身体感覚タイプは視覚、聴覚以外の感覚からの情報を整理するのが得意です。


このタイプは「体感」することが大切です。


例えば、
・その会場の雰囲気や熱気を感じる
・自分自身が経験する
・身体を動かす


など、実際に自分が感じたこと、体験したことで整理されていきます。


視覚タイプや聴覚タイプと比べると、このタイプは腑に落ちるまで少し時間がかかるかもしれません。


じっくり考えるというのが特徴的です。



自分を知ることが自分の能力を発揮する


認知特性は人それぞれ異なります。


自分自身がどのタイプなのか、自身のこれまでの経験を振り返り考えてみましょう。


ちなみに私は聴覚タイプです。


それに気付いていなかった頃の私は、自分の考えをまとめる時など頭の中でじっくり考えていたのですが、なかなか整理できませんでした。


しかし、これまでの自分を振り返ると話していると思考が整理される経験が多いと気づきました。
(耳が大きいという身体的特徴も相関性があります。)


また、図に書いてまとめたり、要点を書き出す作業から入ると上手くいかないことが多かったです。


それに気付いてからは、考えをまとまる時はまず独り言を言って口に出してみたり、他の人に言語化することで思考を整理するスピードが上がりました。

つまり、以前の私は聴覚タイプなのに身体感覚タイプの方法を選択していたので思考を整理するのに苦労していたのです。


今では音声に記録を残す作業や独り言を言う作業を心掛けています。


ただ、聴覚タイプだからといって、まったく他のタイプの方法を実践していないわけはありません。


聴覚タイプをベースにして他の方法を混ぜ合わせるように取り組んでいます。


そうすることでアウトプットする頻度が飛躍的に向上したのを実感しています。


みなさんも是非、自分のタイプを見極め、自分に合った情報処理能力を身につけ、実践していきましょう。

お読みいただきありがとうございました。


岩瀬勝覚
理学療法士
JARTA認定スポーツトレーナー


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