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10珠のパールで仕立てたペンダント 〜母娘3世代 お揃いのジュエリーへ〜

専門学校の同級生に会ったときのこと◡̈⃝︎⋆︎*

学生時代にはいつも一緒に遊んでいて、宝石の採掘に行ったり、旅行に行ったり♪
学祭のジュエリーファッションショーには2年連続で出場した大の仲良しです。

お互いにジュエリーの世界から離れてしまっていたけれど、
一緒に学び、青春時代を共にした友人との時間は、当時の思い出話や近況報告などで話が尽きません。笑

わたしがリメイクをした話をすると、自分の持っているものもお願いしたいと、後日パールやオパールなど一式が送られてきました。
何事も取り掛かりが遅いわたしは、しばらく時間が経ってしまいましたが、取り急ぎ、パールネックレスの糸替えを先に仕立てて送り返しました。


そして残ったものの中にあった10珠のパール。
友人がジュエリーメーカーに勤めていた頃に、仕事で伺った先でいただいたものだそう。

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こちらをどう使おうか迷っていると、
お母さんと自分と娘の3世代で使うペンダントができたらいいな、というリクエストがありました。


ということで、まずは雰囲気を選んでもらうために3種のデザイン案を描いて好みを確認。
3人みんなで見て、どれが良いか一緒に選んでくれたと聞いて嬉しかったです(*´˘`*)

そのうちの一つから、最終デザインを仕上げていきました。


10珠のパールは、一つ一つの色や大きさが異なります。

お洋服やシーンに合わせて3人で交換しながら楽しんでもらえるように、
白系、ブルー系、ベビーパール系の3種類に分けて仕立てることにしました。



デザインが決定したら原型の製作に入ります。
今回も前社に協力していただき、職人さんへ依頼。

3つのペンダントをお揃いで作るので、原型を作った後にゴム型を取ります。
(こうすることで複製が可能となります。)

デザイン画 → WAX原型 → シルバー原型(調整) → ゴム型取り
→ WAX取り(デザインに合わせて修正) → 鋳造 → 磨き・石留・仕上げ

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デザイン画の段階でバランスが悪いところを書き直し、原型の段階でさらに微調整をしていきます。

実際に下げたときのバランスや傾き、座り(コロコロしないか)などをみて何度も修正してくださいました。(*´ー`*人)

そうこうして、ようやく仕上がって来たものを見るときは毎回とてもドキドキします♡


学生当時からご両親を大切に思っている友人の姿を見ていたので、ペンダントにちょっと細工を。
正面からは見えないパールの珠座を、苺の花をイメージしたカタチにしました。

苺の花言葉=「尊敬と愛、幸福な家庭」


これからも家族仲良く幸せに過ごしている様子を思い浮かべながらデザインしました✩︎⡱


お預かりからとっても時間が経ってしまったにも関わらず、気長に待っていてくれた友人には本当に感謝です。


後から聞いた話では、今年の9月で娘ちゃんのハーフ成人式なのだそう✨

そのお祝いの記念にと聞いて、間に合ってよかったという安堵と、そんな大切な節目にちょっぴりでも関わることができてとっても嬉しかったです✩︎⡱

こうしてまた一つ、誰かの思い出の1ページに関わることができて幸せです(*^^*)
ありがとうございました!!

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